地蔵縁起
私の住んでいる地域では、お盆の時期に「盆法要」と「地蔵縁起」と呼ぶお祭りをする。
自治会がリードするのだが、子供会の子供たちが描き、それを貼り付けた灯篭内にロウソクを置き、火を灯す。灯篭は川の道沿いに、竹竿の端に吊るされて300m程度、配置する。薄暗くなりかけた頃にその作業をする。
他方、集会所には祭壇をつくり、阿弥陀如来の画が飾られる。戦没者と新物故者とを浄土真宗の御坊様に読経を頂いて法要する。
さらに他方、地域にあるお地蔵さまには、禅宗のお坊様に読経を頂く。「地蔵縁起」の意味を調べると。ネットページに、満米上人は地獄を、閻魔大王に案内された際に見た、地蔵菩薩が亡者の身代わりになって責め苦を受けている姿に、礼拝して教えを請う。地蔵菩薩は「苦果を恐れるものは我に縁を結ぶべし。わが姿を一度拝し、わが名を一度唱える者は必ず救われる」と答える。上人は矢田寺に戻り、神仏に祈願して春日大社の神に手助けされて、見たままの地蔵菩薩を造ったと。
これは、お地蔵様を見て、「お地蔵様、お救い下さい」、と唱えると叶うとの意味。このようにして、今年の「盆法要」と「地蔵縁起」は進められた。
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