言葉の深い意味
オリンピックが始まり、悲願成就との言葉をよく耳にする。11日の男子卓球個人戦においても国の悲願のメダル獲得が決まったと報じられている。
14日に地域の追悼法要が催された。読経の後、法話にてことばの「悲願」は仏教用語だとお寺の住職が話題にされた。皆を救うことが如来様の悲願と。
家に帰って、ネットで調べると、慈悲を説明して、「慈(いつく)しみ」とは相手の幸福を望む心、与楽。「悲(あわ)れみ」とは苦しみを除いてあげたいと思う心、抜苦、とある。これによると、悲願とは苦しみを除いてあげたいとの願いと理解できる。
オリンピックの例では、努力する苦から解放してあげたいと感じるほどの、メダル獲得の国の願い、となる。仏教用語は長い年月を経て、日常用語となって生活の中へ溶け込んでいる。調べることで、改めてそれを知り同時に、一文字が深い意味を持つ例でもあった。
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