通行手形
なにげなく交わしている「あいさつ」。とは言え、相手により選択する言葉が変わる。「おはよう」「おはようございます」また、態度や姿勢が変わる。横を通り抜ける時、頭を下げず声は聞こえる程度に「おはよう」。僅かに頭を下げて「おはようございます」
あいさつを受ける方はどんな応対だろうか。自分の作業を継続しながら対話の声程度より僅かに小さいボリュウームで「おはよう」と発声する人。作業を中断し顔を上げて、少し声高に「おはようございます」その後僅かに頭を下げる。
2度目に出会うと目であいさつ。軽く頭を下げる人。どこか微笑んでいるような人。相手に気を遣わせず少し下目にして通る。正面に目で見てはいるのだが少し逸らせている。
仕事を終えて別れるときのあいさつにも特徴がある。「さよなら」「失礼します」「お疲れさまです」集団における立場や役割によってはもちろん選択する言葉が変わる。同僚であっても、その日の発言数の違いによって変わる。多いとどこか堂々とした態度になる。この傾向を利用すると多発言に気を使うことが大切だとも考えられる。
あいさつの仕方またその受け方について、しっかり考えたことのある人に、そのまとめを聴くことは役立ちそうだ。人生を上手に駆け抜ける通行手形になるだろう。
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