信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

(財)農業公社特産品製造部の繭玉づくり&宇留賀区農業懇談会

2017年01月12日 | 生坂村の懇談会
 12日(木)に今年も(財)農業公社特産品製造部の皆さんが、小正月行事の繭玉飾りを作ってくださいました。彩り鮮やかな繭玉をこしらえ、村内の小中学校や役場など20数箇所の公共施設に配っていただきました。
 米粉を蒸して、紫・緑・桃・黄色などの色粉で染めた生地を作り、繭玉の他に当村特産の椎茸、柿、花、野菜や酉年に相応しいニワトリやひよこなども形取って作っていただきました。
 それを、村内で採取した柳の枝と一緒に届け、それぞれに飾り付けを楽しんでいただきました。
役場では、繭玉を柳の枝に付けて繭玉飾りにしていただき、私が代表して頂戴し、記念撮影の後、役場のホールに飾らせていただきました。



 この取組は20年以上になり、各家庭で作らなくなったことを、子ども達にも伝えたいと続けていただいています。
今年も生坂村の五穀豊穣と商売繁盛につながるように頑張らなければと思いました。(財)農業公社特産品製造部の皆さんありがとうございました。

 午後7時からは、会生活改善センターで宇留賀区の農業懇談会を開催しました。まず私から挨拶をさせていただいた後、説明や懇談をされるJA松本ハイランドの理事、農地整備課の方々、農業改良普及センターの方、農業委員会長、地元農業委員、農業公社理事長・事務局、振興課長・係長が自己紹介をし、地区担当職員が記録を取るために同席して行われました。



 我々からの説明要旨は、人・農地プラン、改正農業委員会について、当村振興課係長から説明をしました。
県営中山間総合整備事業については、松本地方事務所農地整備課の方から、宇留賀地区の事業内容と今後の進め方等を説明していただきました。
 地域営農組織については、集落営農の定義と必要性、メリット、形態等について、農業改良普及センターの中村さんから説明をしていただきました。



 人・農地プランでは、「宇留賀区は、高齢化の進んでいる地区で空き家及び不在地主が増加しています。最近、その空き家に村外から入居される方が増えていますので、入居された方と地域住民の協働による営農方法の仕組みづくりを進めていく。」となっていますが、 村外にいる協力的な方々が来られ、農業をされていることも明記するべきだとご意見をいただきました。
 活性化施設についてのご意見では、農産物の集出荷の方法についての質問には、組合の立ち上げのお願い、栽培農作物の調整、特色のある農作物等について協議をしている状況を説明しました。
 何処の直売所も似ているから、生坂村オリジナルのものを何か一つ作り上げることや、指導をいただき出荷できる農家を育てることなど、何かスタートすべきであるというご提案には、のらのら青空塾で昨年から取り組まれています、ボカシを使って酵素を作っての無農薬、有機栽培による農産物のブランド化を目指すなどで進めたいとお答えをさせていただきました。
 出荷していただける方は、村全体で61名ですが、宇留賀区で何人いるかという分析が必要であり、そのことを把握して地元で応援していきたいことや、村の直売所だから盛り上げようという気概が大事であること、運営内容を具体的に示すことで出荷してくれる人が増えることなどのご意見もいただきました。



 県営中山間総合整備事業の用水路の漏水問題では、土嚢による現状の対処と測量と設計から工事に進めていただきたいと早急の対応を要望されました。
 野生獣被害の防護柵の対策では、地形的に山あいですので、防護柵の張り方や里山整備の難しさ等のご意見を頂戴しました。
 当区は移住者が多い地区ですので、新しく居住された方々と協力し合って、農業振興・農地保全等に取り組んでいただきたいと感じました。出席された皆さん、遠路説明にお越しいただいた県の関係者の皆さん、お疲れのところ有意義なご意見、ご提案、ご説明をいただきありがとうございました。

▽ 今朝は雲っていて北アルプスが見えなかった草尾方面の風景です。




 今日生坂村では、保育園で体験保育、中学校で生徒会委員会、児童館で正月あそび、独居高齢者栄養講座等が行われました。