信州生坂村「山紫水明 食と文化癒しの郷!」

山清路、大城・京ヶ倉等の自然。赤地蔵、百体観音等の伝統。おやき、おにかけ等の食文化を持つ生坂村!

下生野上空からの風景&松本地域森林林業振興会役員研修

2021年10月04日 | 生坂村の風景
 4日(月)は朝からスッキリと抜けるような青空が広がり、穏やかな秋晴れになり、昼間は気温が上がりました。

▽ 毎朝出勤前恒例の撮影は、朝霧が立ち込めていた下生野上空から、雲海や下生野などの風景を撮影しました。


下生野上空からの風景



 私は、朝礼後に麻績村役場まで行き、松本地域森林林業振興会の役員研修に参加させていただきました。今回は新型コロナウイルス感染防止対策を講じて、長野県内の視察を企画してもらいました。
 午前中は、小布施町の岩松院に行きました。岩松院は文明4年(1472年)に開山された曹洞宗の寺で、葛飾北斎や俳人小林一茶、戦国武将・福島正則ゆかりの古寺でもあります。


 これらの縁を示すように、本堂21畳の天井にある、葛飾北斎最晩年の絵「八方睨み大鳳凰図」があります。
 この天井図は、これまで色の修復はされたことがなく、当時の色がそのまま鮮やかに残っているので一見の価値はあると思います。


 境内には福島正則の霊廟、一茶が「やせ蛙まけるな一茶これにあり」という句を詠んだ蛙合戦の池がありました。




 その後、小布施町の街並みをゆっくりと散策しました。小布施は栗の産地としても有名で、栗を使ったスイーツもたくさん売られていました。洋菓子や和菓子、お土産にもできるものなど栗を使ったスイーツがとにかく豊富でした。




 小布施を観光地に押し上げたもう一つの理由は、葛飾北斎が愛した街だということです。葛飾北斎は日本を代表する浮世絵師で、世界で最も名の知れた日本の芸術家です。小布施は北斎が晩年に何度も訪れた街で、その作品を見ると80歳を超えてもなお、より良い絵を描くことに努力を傾けた様子が伝わってきました。




 午後は、信濃町ノマドワークセンターに行き、信濃町の横川町長さんに歓迎のご挨拶をいただいた後、松木総務課長さん達にご説明をいただきました。


 最初に「癒やしの森事業の取組」について説明を伺い、美しく広大な森を抱える信濃町は、森林環境が人に与える癒しの効果について全国に先駆けて調査研究が行われ、「癒しの森」として森林セラピー基地にも認定されました。




 セラビーでは、専門家のメディカルトレーナーとともに森の中を歩き、音や香りや揺らぎを五感で感じつつ森林浴を楽しむなど、森の力を分けてもらうようにして心身をゆっくりリフレッシュさせ、健康を増進させるとのことでした。


 次ぎに、信濃町ノマドワークセンターの概要と運営方法などの説明を伺いました。
 信濃町ノマドワークセンターは、信濃町とNature Serviceが作った、自然の中にある法人向け貸し切り型リモートオフィス施設です。ここには、都会のオフィスと協働するために必要な全ての設備がありました。


 一般的なワークスペースとしてのネット環境だけではなく、ものづくりを行う企業に対応するための作業スペースや3Dプリンターを備えた工作室を設置。また、併設するキャンプ場の広大な敷地を生かして、都会では難しい自走車やドローンのテストフィールドの利用にも対応可能とのことでした。




 先進的な取り組みとして注目される、リゾート地での2拠点化ですが、こうした試みは拠点インフラの整備を自前で用意する必要(ストック型)が主であり、事業者に重い負担となってきました。信濃町ノマドワークセンターは企業に対し、貸切滞在で業務に必要な環境を提供(フロー型)する施設でした。




 信濃町の横川町長さん、松木総務課長さんはじめ職員の皆さんには、詳しくご説明をいただきありがとうございました。当村でもコワーキングスペースの整備を検討しなければなりませんので、タイムリーな良い視察になりました。


 初日最後は、竜王マウンテンパークのSORA terraceに行きました。ここは標高1,770mのロープウェイ山頂駅まで約8分間の空中散歩がお楽しめて、駅舎の隣にあるSORA terraceからは、妙高山をはじめとした北信五岳や北アルプス、遠くには佐渡島が見える一大パノラマが同じ目線で望めました。




 山頂付近では少し紅葉が始まっていて、四季を通して、条件が合えば雲海や夕焼け、夜になれば満点の星空と、時間帯によって様々な空模様が楽しめるとのことでした。




 その他生坂村では、小学校で元気週間(~8日迄)、中学校が振替休日、ずくだせサロンなどが行われました。




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