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神経症、原因に焦点を当てる心理療法からの考察

2007年10月20日 | 心理療法ハッピーライフ
神経症、原因に焦点を当てる心理療法からの考察


2007年10月20日(土)
ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。


このブログをご覧の方のお知り合いにマスコミ関係の方がいたらご連絡をお願いしますね(笑)。


今日は、対人緊張、対人恐怖の伴わない神経症に関しての考察です。

結論を先に書きますと、備えられない不安の処理が出来ないで、何処までも備えようとしている為に、逆作用で症状が出ています。

不安 = 怖い

対人緊張、対人恐怖の伴わない神経症の人達は上記のような誤認知をしています。

しかし、不安は、岩波国語辞典によりますと、
『気がかりな心の状態。安心できないさま。』
と書かれています。
不安=怖い、ではないのです。

私の言い方に直すと、

不安 = 大丈夫ですか? 備えていますか?

という心の奥深い所からの問い掛けのような物で、決して、不安=怖い ではないのです。


このブログのバックナンバーに書いていますが、不安は3っに分類できます。

不安 → 必要性の強い不安
   → 必要性の弱い不安 → 備えられる不安
              → 備えられない不安

上記の通り、まずは、必要性の強い不安と必要性の弱い不安に分かれます。
次に必要性の弱い不安が、備えられる不安と備えられない不安に分かれます。
(注、この事をもっと詳しく知りたいと思われる方はこのブログのバックナンバーを読まれて下さい。)

多くの困っていない方(一生、精神科や神経科、心療内科などに行く必要のない人達)は、程度の差はありますが、この備えられない不安に対して、丁度良く備えたらこれ以上備えては逆効果になるという事を知っていますから、丁度良く備えたらそれ以上は備えません。

ですから、逆作用の法則による(完全主義による)、症状が出ないのです。


ちなみに、多くの困っていない人達はこの事を何処で学んだかというと、小学校、中学校、高校くらいの年齢の時に回りの人達から自然に受け入れているのです。

しかし、神経症の人達、昨日書きました対人緊張症の人達、性格由来の鬱病の人達は、上記の年齢の頃の人生勉強が不十分なのです。

人生勉強が不十分になった理由は色々あります。

例えば、人生勉強をしなければいけない年齢の頃に、いじめられていたり大きな悩みがあったりして大人になった人達の多くは、対人緊張症や神経症を持たれています。

想像して頂ければ分かると思いますが、
いじめられていたり大きな悩みがあったら、
勉強どころか今をどう切り抜けるかという大きな問題が目の前に立ちはだかっているのです。
学校の勉強どころではありません。
人生勉強も同じです。


ですから、心理療法ハッピーライフは、出来ていない人生勉強をもう一度習いに来られているような所なのです。

以前、このブログで、私は医師よりも予備校の先生に近いと書きましたが、こういう事なのです。

私は、 
「多くの困っていない人達はこういう風に考えていますよ。」
という事をクライアントさんに教えて、必要な所を受け入れて頂くお手伝いをしているのです。

ですから、医療のような治療では全くありません。

多くの困っていない人達と同程度の人生勉強が出来るようになれば、結果と原因の法則、自然に対人緊張症や神経症、鬱病などが自然消滅して行きます。

大丈夫です(笑)。大丈夫です(笑)。