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精神科医の治療目的とハッピーライフの目的(ゴール)の違い

2007年10月22日 | 心理療法ハッピーライフ
精神科医の治療目的とハッピーライフの目的(ゴール)の違い


2007年10月22日(月)
心理療法ハッピーライフ、矢野裕洋


今日は、心理療法ハッピーライフの矢野裕洋です(笑)。


ブログの読者の人から、
「今、一番注目をしているのは、マスコミ関係の方から、いつ、どんな、連絡があるのだろうか!」
という事です。
と言われました。
まだ、マスコミ関係の人からの問い合わせはありません。
首を長くしてお待ちしていますね(笑)。


今日は、精神科医の治療目的とハッピーライフの目的(ゴール)の違いを書きますね(笑)。
(ハッピーライフの心理療法は治療行為ではありませんので上記の書き方をしました。ハッピーライフは病院のような所ではなく予備校のような所です。)


現在進行形で通われているクライアントさんが、この精神科医のゴールとハッピーライフゴールの違いが中々分かって頂けませんので、今日の題材に致しました。
この話を本人に読んで頂き分かって頂く為、皆さんにもより理解を深めて頂く為に書きますね(笑)。


この方を仮にAさんとしましょう。
Aさんは会社を(医師の言い方を使うと)精神疾患の為に休職中です。
経済的、性格的に早く復職をしたがっています。

前回、Aさんはもう会社に戻れると言うのです。
しかし、私から見たら、まだまだです。
対人恐怖症は、何が怖いかを見に行く事で、多少は改善したと思われますが、対等意識等がまだまだありません。
しかし、もう会社に戻れると言い切るのです。

これは、精神科医の治療目的なのです。
(Aさんは精神科に通院中です。)

精神科医は精神疾患の患者に会社を数ヶ月単位で休む事を重要だと勧めます。

では、精神科医は投薬治療とこの長い休職によって何を期待しているのでしょうか?

精神科医はハッピーライフのような原因に焦点を当てる心理療法と違って結果に焦点を当てます。

答えは、以前の会社に通っていた状態に戻る事を期待しているのです。

もっと詳しく書けば、このような方は、『無理をしながら会社に通っていました。』

精神医療は性格の改善などをする所ではありませんから、元の状態とは、以前の『無理をしながら会社に通っていた状態』なのです。

私は、Aさんに
「以前の無理をすれば通える状態にはなっていると思う。しかし、私の経験等からの予測すると数週間から数ヶ月は無理すれば会社に通えると思えるが、過去の不登校、複数回の休職と同じように、数週間から数ヶ月無理を続けると無理が利かなくなり、再び休職をすると思います。」

「ハッピーライフの目的は、結果と原因の原因に焦点を当てて、『無理しないで会社に通える状態を目的』にしています。」


というお話をしたら、前回は納得されましたが、新しい事をしているという意識が弱い事と早く会社に復帰したいという焦りからでしょうが、
人は怖くないという事を納得して自分の考え方にしないで、
人は怖くないだろう位の納得をしたので、
これを自分を誤魔化す(ごまかす)材料や開き直りなど根本解決ではなくその場しのぎに使っている事を今回指摘しましたら、

『自分は人は怖くないという事は十分納得している!』
と言うのです。

「では、今すぐに会社に戻っても無理しないでやって行けますね。」
と言うと黙ってしまいました。

後はAさん次第です。
Aさんの人生です。
私は請われれば十分な説明はしますが、Aさんの人生の決断をするのも責任を取るのも全てAさん自身ですから。
コメント
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