熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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棋聖戦・菱湖

2010-06-22 05:19:41 | 作品
6月22日(火)、曇り。

今にも雨が降り出しそうな、暗い空。
写真は過日の棋聖戦で使用された「良尊作・菱湖写し」。

この日は、これと昨年秋に作った「古水無瀬」と2組を持参しました。
検分ではこのほかホテル所蔵の「古水無瀬」と、もう一組、将棋連盟所蔵の駒の合計4組が準備され、立会人・有吉九段の差配でホテル所蔵の駒を羽生棋聖が、続いて深浦挑戦者が何枚かの駒を一枚一枚交互に盤に並べてチェック。
続いて、小生持参の「菱湖」、「古水無瀬」。

「どれにしますか」。有吉九段の問いかけに、「では、これで」と羽生棋聖。
「それで結構です」と深浦挑戦者も同意があり、「菱湖」に決まりました。
ということで、結果的に連盟からの駒は駒箱から出され無かったので、どの駒だったのかは分からずじまいでした。

後刻、羽生棋聖に「あの駒を選ばれたポイント」をお聞きしたところ、「盤の色との関係で、色の濃い方を選びました」とのことでありました。
どちらかと言うと白っぽく新作に近い「古水無瀬」とは対照的に、手元にある10組ほどの中から、何年も前に作った色の濃いこの駒をもう一組として持参しました。
少しトラフが入っていてタイトル戦にはどうかとは思ったのですが、眼に触るほどでもないとの判断でした。



コメント (2)
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