熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。送料込み5000円。
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作品 文章 写真 販売品

柚子

2010-12-19 07:11:22 | 文章

12月19日(日)、晴れ。

寒い日々が続いています。
昨日も太陽が出たので暖かくなるかと期待していましたが、一日中寒風収まらずでした。

もうすぐ冬至ですね。
冬至と言えば、「柚子風呂」。
実は先日、郡山にコーヒー豆を買いに行ったとき貰った「柚子」で、早速「柚子風呂」を楽しんでいます。
残り少なくなりましたが、あと何日かは楽しめそうです。

 

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竜王戦は6局で終わってしまいました。
テレビでリアルタイムでタイトル戦の放送が見られるのは、今度は4月でしょうか。
先日、ある方からの電話の中で「また、駒台の向きが90度違っていましたね」との指摘がありました。

放送に映った駒台は、「楓」の杢。
素晴らしい杢の一本足で、確か20年近く前に木村さんのご長男が作られた逸品です。
その駒台の向きが違っている事を嘆いた指摘でした。

テレビの画像では、杢の模様が盤と平衡の竪方向で、盤と同じ方向なので、これで良いと即断したように思われます。
「木」を良く知っている方はご存じでしょうが、「年輪(木目)」と、「杢(木の柄)」とは全く別物であって、通常「杢」は「年輪」に対して直角近く方向がズレて生じる美しい模様です。
駒の「虎斑」模様もその一種で、木目の方向でなく横方向のちょっと斜めに、出ているのはご承知のとおりです。
今回は、2つの違いをあまり深く考えずに、きつく出ている「杢の方向」にのみ注目して、駒台を置いてしまったのではないでしょうか。

そんな些細なことと、気にならない人も多いかもしれませんが、見る人によっては大変気になることではあります。
因みに、電話の主は、素晴らしい駒箱や駒台を作られている方です。

 

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駒の写真集

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