熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
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天災と人災

2011-03-12 17:55:15 | 文章
福島の原子力発電1号が爆発したらしい。炉心かどうかは不明。
後の情報では、シェルターの外壁が破壊されたとのことらしい。

その瞬間の映像は、白煙がモクモクと吹きあがって、外壁が吹っ飛んで、骨組みがむき出しになっている。
退避が遅れた住民が被ばくしたという情報もある。

避難地域が10キロから20キロに拡大されたそうだが、果たしてそれで安全か。
決して安全ではないと思う。不安だ。
政府も専門家も、本当のことは言っていないと思うべき。
信用してはいないというこいと。
だから、出来る限り遠くへ、もっと遠くへ避難すべきなのだ。

これは人災。
勿論、きっかけは大地震と大津波だが、今回の爆発事故は人間のおごりと、専門家の無責任さ、そして智恵の無さが原因。
そのことを指摘しなければならない。

原子炉は完ぺきに制御できなければ、爆発する。
人間の浅智恵や不確かな技では、常に完ぺきに制御することは出来ないと考えるべきなのである。

それを人間様がコントロール出来ると、原子力発電所を作った。
それが間違いの第一。
目先の経済的利益第一の考え方である。
人類の滅亡にも繋がるということを考えな無くてはいけない。

作った場所も最悪。
そもそも地震が頻発する日本には、設置が許されるところは無い。
一歩譲って、絶海の孤島ならまだしも、人々が生活するところに造った。
これが第二の間違い。

第三の間違いは、設計ミス。
例えば今回の停電。
停電することは考えていた(当たり前)らしい。
しかし、13台あったバックアップ発電機は、いずれも波をかぶって使いものにならなかった。
海べりの平場に造ったからである。
電気が無ければ、モーターは動かない。
それは致命的だから、万一の水難を考えて高台に設置することをしなかったのか。
その当たり前のことを、設計者も責任者も誰もしなかった。

動かない時のことを考慮して、最悪の時は人力で動かせるようにしておく。
これが、危機管理の考え方。

まだまだ言いたいことはいっぱいあります。
とにかく、今は一刻も早く、放射能から出来る限り遠ざかることしかありません。
当地の場合は、福井県の高浜・大飯・敦賀の原発群が前々から気になっているのです。

ーーーー
今、「炉心の爆発ではない」との発表がありました。
不幸中の幸い。だからと言って、気を抜いてはいけない。

「放射能量は、爆発前より各段に下がった」と言っているが、本当にそうだろうか。
つまり、測定場所はどうだったかということ。

爆発前は密閉された屋内の測定値であり、爆発後は外気に曝された空域での測定結果なのである。
それを一緒に論じては間違い。
専門家ならそのことはわかっている。
官房長官はどうか。
ビフォア・アフターの数値だけを、もっともらしく聞いただけではないのか。
漏れ出している放射能量は、減ったとは言い切れない。
だから、一刻も早く海水で冷やし切ってしまわねばならない。










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壊滅的

2011-03-12 05:34:01 | 文章
3月12日(土)、曇り。

夜が明けて、壊滅的な姿。
驚愕。
ブログどころではありません。
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