熊澤良尊の将棋駒三昧

生涯2冊目の本「駒と歩む」。ペンクラブ大賞受賞。
送料込み5000円。
残部僅少ながら、注文受付中。

目次

作品 文章 写真 販売品

蒔絵筆

2019-06-20 19:52:37 | 文章

6月20日(木)、晴れ。

所用で大阪へ。10時過ぎに出立。それまでは、出来上がった駒を磨いたり、手紙を書いたりでした。帰宅は17時。少し遅くなりました。帰宅後は、やはり駒づくり、コツコツとです。

映像は蒔絵筆。昨日は少し慌てました。朝、仕事机に座って気が付きました。その前に使った筆の穂先の漆をそのままにしていたのです。およそ半日、穂先に漆が付いたまま放置。そのため穂先の漆が固まりかけていたのです。慌てましたねえ。穂先が固まってしまっては、筆がパアの台無し、使えなくなってしまえます。おまけにその筆は、絶好調のものでした。本当に慌てました。

すぐに、固まった穂先をテレピン油に浸しましたねえ。テレピン油で、固まった漆をほぐそうというわけです。まだ固まり切っていないときは、これでほぐせます。しかし、固まってしまった部分はすぐにはほぐれません。丁度、今の時期は漆が早く固まる季節なんですね。だから慌てました。部分的に、すでに固まっているところがあったのです。固まったところは、時間をかけてほぐすに限ります。テレピン油につけては、少しずつ、指先でほぐすのですが、穂先の細い毛の一本一本にテンションが掛からないように、ゆっくりとほぐす。これを10回かもう少しくり返しました。

そうすると、固まって毛に巻き付いた漆の塊が、取れてゆきました。今回は、事なきを得ました。完全に、元通りになりました。こんなチョンボを、1年か2年に一回やらかすのです。

ということで、映像は蒔絵筆が10本余り。

右半分が使用中。左半分が大阪角岡製の未使用品。小生にとって、貴重品なのです。

 

 

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駒の写真集

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