6月24日(月)、晴れがち。
先日から、手のひらサイズ、極小の雛駒。半年以上の棚上げでしたが、気合を入れて再開。文字は小生の肉筆書き駒。その映像。香車がやけに大きく映っていますが、それはアングルのせいなのです。 裏文字は黒漆と朱漆の2組。今月末の完成を目指しています。
6月24日(月)、曇り。
本日は「伝・後水尾帝宸筆駒」のこと。「伝」とは、本当のことは分からないがそのような伝承がある、という意味です。その伝承は、将棋所大橋家での伝承です。この駒は昭和15年に、伝わった大橋家から木村名人に譲渡された中の一組で、世に言う「錦旗の駒」の本歌でもありました。
昭和59年、木村名人の存命中、大橋家から受け継いだこの駒について、3男で、博物館副館長でもある義徳さんを通じて「この駒の伝承が正しいかどうか、確かめてほしい」との要請があり、茅ケ崎の名人宅へ出向きました。なんでも、当時、オープン予定だった将棋博物館に、寄贈するにあたって、はっきりさせておきたいということでした。
結果、小生の結論は、次のようなもので、それを将棋世界・5月号「博物館だより⑤」にて発表させていただきました。結論は、水無瀬兼成卿の筆跡そのものだったのです。
駒の映像は見やすいものを、今晩にでもアップしますが、まず、記事をアップしておきます。
駒の写真集
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