ミミの避妊手術が遅れて
どこかで産んだような気がしていたが
なんとまあ!
昨日、こどもを連れてきた。
---------よちよち歩きの四匹の仔猫たち
ぬいぐるみのようにあどけない。
カンナが出て行って
ちょっぴり寂しさを感じていたところへの闖入者。
ふしぎなことには
四匹ともカンナにそっくりの柄模様
( こういう現象が猫の世界では度々起きる )
去るものあれば来るものあり
わが家の出入りは人も猫もにぎやか。
ゆうべは物置小屋のダンボールの中で
母子五匹がダルマのように一つの塊りになって寝た。
そこはジージの寝床だが
だれにでも優しい年長組ジージは
母子のために一番安全で温かな寝床を
譲ってやったのだろう。
よく観察していると、癒されること以上に
猫たちからは教えられることも多い。
特にこどもに対する母猫の強い情愛や
グループを守るリーダー(ボス)の優しさと勇気には
胸を打たれることがある。
母猫はエライ!
子育てを誰に教えられることもなく
たった独りで産んで
病気になっても駆け込む病院があるわけではなく
着きっきりで高熱の子の体を舐めてやっている。
ボス猫はエライ!
傷だらけになりながらも
グループを敵から避難させている。
蔵の隅と物置小屋に寝床を用意してもらって
肉屋さんが切り落としのくず肉を
魚屋さんが魚のアラを時々届けてくれて
猫たちはどれも丸々と
おおらかに暮らしている。
これもやはり、衣食足りて-----云々ということだろうか。
風強き日のむかし宿場のとろろ汁