ベンベエの詩的つぶやき

世の中をちょっと斜めに見て・・・

猫のやきもち

2008-12-23 10:42:56 | 日記・エッセイ・コラム

以前からポールと小ぜり合いを繰り返していた
チイが5日ほど姿を見せない。

庭に血痕が残っていたので
よほど烈しくポールにやられたのだろう。
ポールもかつては父親に追い出された経験があるので
その辺りの辛さは分っているだろうに・・・・
それでも弟チイに対して同じことを繰り返している。

種の保存の為、直系の息子や弟が群れを追い出されるという
野生の掟が、ノラ社会にもあるのかもしれない。

この二匹はとくに甘えん坊で
女房が外に出ると足元に擦り寄ってくる。
一方を叱ったり、あるいは庇ったりすると
二匹の関係を余計に悪くさせるので
黙って見守るしかない。

チイは今いる屋敷猫の中で唯一、
僕の指に噛みついた猫なので
とくに親近感がある。
傷ついてどこかの草むらにうずくまっているのだろう。

なにも食べなくとも10日ぐらいは平気だと、獣医は言うが
このところ夜の寒さが厳しくなっている。

随分と日が経ってから、ふらっと戻ってくる猫もいるので
きょうも庭の様子に気をつけている。

12月23日、天皇誕生日。
75歳を迎えられたが、
日本中が歓喜にわいた美智子さまとの結婚式の
ご様子が、つい数年前のようにも思われる。

幾人かに今日は何の祝祭日かを訊ねたところ
さあ?と 首を傾げる応えもあって
天皇の存在感が希薄になっているような気がする。

     
ランドセルの背中押しやる冬夕焼け