外流しに
新鮮なアスパラが置いてあった。
ニ三人、思い当たるひとに電話をしたが
該当者なし。
アスパラだからいいが
これが饅頭や漬物だったら困る。
置いていったひとの顔が見えないと・・・・
東京に住む詩人から
原稿と一緒にお茶が送られてきた。
茶師最高段位十段が作ったという煎茶。
開封する前から香りが立ってくるような
先入観に我ながら可笑しい。
ひとは肩書きでひとを評価し
世間で一流とされるものに弱い。
自ら選び 自ら決めることに
多くのひとは自信が持てず
ひとの評判や人気に付和雷同し
悪いことには風評被害などという迷惑千万なことに
発展してしまうことも・・・・
ひとから見向きもされないが
ちっとも有名ではないが
「私はこれがいい!」
と、強い個性がときにはほしいものです。
人の世へ噂ひそひそ夜の新樹