コシアキトンボ(腰空蜻蛉)は子供の頃によく見たトンボです。
野で見ることはないのですが,
小さな池に行くとよく見られました。
池の上をけっこうなスピードで飛びまわり,
なかなか虫捕り網でも捕れなかったことを思い出します。
今も変わらず,池を飛び回っていたコシアキトンボ,
眺めていると池の植物にとまりました。
全身黒の胴体に白の腹巻を巻いたような
姿のコシアキトンボ(腰空蜻蛉)です。
木立に囲まれた溜め池などを飛び回っていることが多く,
その薄暗い中では腹巻の部分が
白く浮き出て見えるのでこの名です。
腰無し,腰抜けのほうが表現としては適確に思えますが,
これらの言葉,別な意味もあるので,腰空になったと思われます。
小さな川のほとりの石に休むトンボ,
オニヤンマによく似ていますが,
こんなところにとまるのはサナエトンボです。
オニヤンマは二つの複眼が接触しており,
サナエトンボ科のトンボは複眼が離れているのが見分け方のようです。
サナエトンボ科のトンボも種類がたくさんあるようです。
どれも同じように見えて,私には識別ができませんが,
ヤマサナエでしょうか,コサナエでしょうか?
池蜻蛉とまることなく周回す