城山公園の道端にある小さな水たまり,
たくさんのシオカラトンボが飛び回っていました(8/19)。
中に1匹オニヤンマに似た蜻蛉が混じっています。
そして,その蜻蛉,水溜りの延長上の湿った地面にとまりました。
近づいてみると尻尾を土の中に差し込んでいます。
蜻蛉の産卵は水の中に尻尾をチョンチョンと落とす姿をよくみますが,
これも産卵の姿でしょうか。
あらためてみると複眼が緑色でなくエメラルドブルーです。
調べてみると,ヤブヤンマがこんな場所でこんな風に産卵し,
雄の複眼はブルー,雌は緑色ですが,
老熟すると青色になると書かれています。
これはヤブヤンマ(当然雌)のようです。
このヤブヤンマ,日中はほとんど活動することなく,
薄暗い林の中や藪の木の枝にぶら下がり静止しており,
早朝や夕方に空高く飛び回り活動する
いわゆる黄昏蜻蛉といわれる蜻蛉のようです。
そんなことでなかなか人目にはつきづらく,
あまり知られていない蜻蛉でもあるようです。
ここに,まだこんな美しい蜻蛉がいることに感激です。
黒地に黄緑斑,
こんな色の大型蜻蛉はみんなオニヤンマと思っていましたが
そうでないものがたくさんいるようです。
写真も黒地に黄緑斑の大型蜻蛉,
ヤブヤンマを撮った場所から少し離れた小さな川での今日の写真です。
二つの複眼が離れていて,小さい,これはヤンマの類ではなく,
サナエトンボの類であることは先日書いてみました(8/9)
上記のヤブヤンマと比較してみると,
2つの複眼が小さくそして離れているのがよく分かります。
産卵の青眼やんまや地に尾をさす