野生化したブドウ?
駅近くの崖下の道横に並ぶように何本かの蔓草が
ブドウのような風情で花を咲かせていました(7/21)。
調べてみるとエビヅル(蝦蔓)と呼ばれる,
ヤマブドウやノブドウと同じく,
日本に古くからある自生のブドウのようです。
栽培されているブドウは外来種であり,
これらの自生ブドウ,栽培ブドウが野生化したのではありません。
エビヅルが雌雄異株であることを知りませんでしたので,,
結果的にレンズを向けたのは雄花だけでした。
エビヅルの木,何本かあったのですが,
雄花のほうが蘂も長く,見栄えがよかったと思われます。
当初,実と思った小さな青い粒は実ではなく,蕾のようです。
10月ごろになると雌株に
直径5mmほどの実が黒く熟してきます。
ノブドウは食べられませんが,
ヤマブドウとこのエビヅルは食べられるようです。
ヤマブドウは山地に見られ,
ノブドウ,エビヅルは人里にも普通に見られるとのことです。
そんなことを知り,注意して歩いていると,
雌花をいつもの散歩道にも見つけました(7/29)。
花もありますが,すでに直径5mmに膨らんだ青い実が確認できます。
通勤道の某大使館の門横の植え込みを覆うように生えていた蔓草,
一瞬,ヤブガラシかと思いましたが葉が違います。
これもエビヅル,実はできていませんが雌株のようです。
エビヅルの葉は縁にまばらな鋸歯があり,
普通3裂で,その切れ込みが浅いものと深いものがあると書かれています。
この葉,深い切れ込みのエビヅルに当てはまります。
大都会東京の渋谷にも自生の葡萄の仲間が
雑草として生え出るようです。
毎日,暑い日が続きます。
今日はまだ日は盛りですが,早めの帰宅の路につき,
オリンピックを見ることにしましょう。
冷風を導き電車駅に入る