行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

野道の野花

2019-05-24 20:00:34 | 花,植物
5月9日、望遠マクロを片手に多摩丘陵の野道を。
ミヤコグサ、紅白のユウゲショウ、ナワシロイチゴそしてヒレハリソウと
草の花を4種を掲載します。


マメ科ミヤコグサ、
道端などによく見られる野草、
4~6月に黄色い花をつける、
花の形が烏帽子(えぼし)に似ているので烏帽子草の別名があります。


茎や葉に毛があることで区別できるとのことですが、
ミヤコグサと外見上はほとんど同じに見えるものに、
帰化種のセイヨウミヤコグサがあります。
写真上、よく見ると茎や葉に毛が確認できるので多分セイヨウミヤコグサ。
最近、日本ではミヤコグサを探すのが難しくなり、
セイヨウミヤコグサに出会うことの方が多くなっているそうです。


ユウゲショウ、
アカバナ科マツヨイグサ属の多年草です。
明治時代に観賞用として渡来、
日本各地に野生化し、
5月の声を聞く頃から野原、道端に艶っぽい紅色の花を咲かせます。


ユウゲショウがオシロイバナの別称であり、
混乱するので、アカバナユウゲショウと呼ばれることもあります。
そのアカバナユウゲショウに稀に白花が見られます。


バラ科キイチゴ属ナワシロイチゴ。
他のキイチゴに少し遅れて5月の初め、
淡赤紫色の花を咲かせます。
花びらは完全には開かないようです。
苗代の頃に赤い実が熟すため、この名があります。


ヒレハリソウ。
ムラサキ科ヒレハリソウ属のヨーロッパ原産の多年草、
明治時代に導入され、
食用、薬用、家畜の飼料として栽培されていたものが一部野生化しいます。


英名はコンフリー。
昭和40年代にコンフリーの健康食品が大ブームを起こしましたが
コンフリーを含む食品を摂取して肝障害を起こす例が海外で多数報告され、
2004年に厚生省により、食品としての販売が禁止されています。
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