行く川の流れ

花・鳥・旅行写真日記

アヤメとイチハツ

2019-05-28 20:00:45 | 花,植物
5月中旬、
今年はアヤメの花をよく見ました。
年をとったせいか、アヤメ、ショウブの類に美しさを覚えます。


アヤメ(文目、菖蒲)。
アヤメ科アヤメ属の多年草です。


山野の草地に自生し、
5月頃に径8cmほどの紫色の花を咲かせます。
外花被片(前面に垂れ下がった花びら)に網目模様があるのが特徴です。


アヤメ(菖蒲)、カキツバタ(杜若)そしてハナショウブ(花菖蒲)、
よく似た花をつけるので見慣れないとなかなか区別が難しい、
いずれもアヤメ属の多年生草本です。


「いずれアヤメかカキツバタ」
いずれも美しく、区別するのが困難なことの例え、
女性の美しさを例えるのによく使われることわざです。


カキツバタやハナショウブが湿地に生えるのに対し、
アヤメは山野の草地、乾いた場所にも自生、群生します。
生息する場所からもカキツバタやハナショウブとは区別が可能なようです。


アヤメではなくイチハツ(一初)です。
やはりアヤメ科アヤメ属の多年草、
古く室町時代に渡来した、中国原産の帰化植物です。
昔は農家の茅葺屋根の棟の上によく植えられていました。


アヤメ属の中ではいち早く咲くのでイチハツとのことですが
実際はシャガより遅く、5月の初旬に咲きます。
花色は藤紫色で外花被片に濃紫色の斑点が散らばるなど、
アヤメとは異なることが分かります。





コメント
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