あいかわらず、料理の写真と書きたいことがたまっていって、自分しか知らないのに「早く書かなあかん」なんて思いながら過ごしてます。古いものから書けばいいのに、作ったらそっちのほうをすぐ載せてしまうので、お蔵入りしてるものがあって。
ということで、今日はえらくさかのぼって、「おうちカフェ2011」の1日目の夜に作ったものです。
家に帰ってきたらくたくたで、でも、次の日の仕込みと調理もしなくちゃいけない。とはいえ、何かつくらなくちゃ。
おうちカフェの残りもあるけど、それだけじゃなあ。ちょっと毛色が違って、あるもので簡単にできるもの・・・が、これです!!
材料は、冷蔵庫にあったキャベツ大玉の半分くらい。冷凍庫の中の鶏もも肉とゆで大豆。トマトの水煮缶。あとは玉ねぎ。
キャベツはしんをつけたままざくっとくし切り。煮込むので大きいままのほうがいいよ。玉ねぎもくし切りにします。
鶏肉は解凍して、食べやすい大きさに切り、塩こしょう。
大豆は、いつも乾燥大豆をひと袋一度にゆで、1カップずつジップロックに入れて冷凍しています、そのとき煮汁も一緒に冷凍。旨みを逃さないように。捨てたらダメです。それを、流水で解凍。
これを平鍋に敷き詰めます。全部の材料がうまく混ざるように。ぎゅうぎゅう詰めでいいの。火にかけるとがさっとカサが減ります。
トマトは缶詰をあけたらキッチンバサミを入れて、中でちょきちょき。そうするとまな板も汚れません。このときは開けたらよく崩れた水煮だったの。だから、すみません。大きいのだけ指でほぐしちゃった。
このトマトを鍋に投入、塩こしょうして火にかけます。昆布を細かく切ったものと、小さく砕いた干ししいたけも忘れないように。煮込んでいるうちに、海の旨みときのこの旨みがじんわり出てくれます。
このまま待つだけ。だいたい煮えたら、味をみて、お好みで濃口醤油を入れます。
最後は火を止めて保温調理。私はビタクラフトの平たい鍋を使ってます。できたら、こういった無水鍋、土鍋、ル・クルーゼみたいな煮込みにむく鍋が、早くかつむっくり煮えますね。
これででき上がり・・・なんだけど、この日はなんとなくそっけない味というか、すっぱさが際立っていまして・・・。で、ふと思い立って、はちみつを小さじ1杯くらい入れてみました。
実は、この数日前、おうちカフェでご一緒した蜂蜜王国さんがうちにいらして、簡単なお昼を食べたのですが、そのとき、パンに添えたチーズがこしょうとか入って、ちょっとスパイシーだったの。そのときに、「これにはちみつかけるとおいしいよ」って教えてもらいました。普通のチーズだとこれにバルサミコ酢もかけるとおいしいんだって。試してみると、あら不思議、同じチーズでもちがう食べ物に変化して、とてもおいしかったのです。
だから、そうだ、この酸っぱさにはちみつは合うはず・・・。
しばらくして味見をすると、・・・おーおいしい。まろやかさも加わって、味がまとまりました。
盛り付けて、庭のオレガノを取ってきて、ちょこっとのせました。どう、かわいいかな。
煮込む時間までいれると30分くらいかかったけど、調理準備時間10分ほどの簡単料理です。
お好みで、にんにくの薄切りを入れて煮込んでもいいし、ローズマリー、オレガノ、タイムなどハーブを入れても香りがよくておいしいです。
でも、今日はシンプルにつくりました。このほうが疲れた体にはやさしい味が染み込むようにはいっていく気がします。
ぱっと見はイタリアンっぽい・・・かな。でも、調味料は昆布、干ししいたけ、しょうゆがベース。油も使わないヘルシー料理でした♪