ひとみさんのおうちごはん 「よろしゅうおあがり」

自然の恵みをいただいて、こころとからだが心地いい暮らし

春に出逢いました。

2012年02月09日 | 日々のこと

 

昨日、とてもかわいい「春」に出逢いました。

若いお友だち、Sさんのアレンジメント。

お花屋さんにお勤めの彼女が、お仕事でなく楽しみで作った、春がいっぱい詰まったカタチ。

花器はバレンタイン用のものですって。

華やかでかわいらしくて、でも楚々としていて、まさに彼女を見ているよう。

作品ってその人そのものが出るものだと思うけど、お花もそうなのですね。

贈り物だったけど私も見せていただけてよかったです。

ありがとうございました。

思わずパチリ。生き生きした様子までうまく撮れなかったけど、少し春のおすそわけ。

 

 

お稽古の帰り道。最寄駅で降りたあと、恐怖の(!?)百段階段を登りきって振り返ると、夕焼けが見えました。

  

パノラマで撮れたらいいのに、と思うくらい、ここから右の方にずっとずっと夕焼けが広がっていました。着物で携帯構えて・・・犬の散歩の人に怪訝そうに見られたけど、気にしない気にしない・・・(^^;)

晴れた昼間だと、ここは富士山のてっぺんが見える場所。

もう夕方の17時だというのに明るくなりました。

 

春はそこここに来ていますね。

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桂窯 檜垣青子先生の茶陶展に行ってきました

2012年02月08日 | 日々のこと

 

突然、果てしなく古いできごとを書き出す私ですが、今回もまた遡っています。

大切に書きたいこと、心に深く刻みつけられた日のことは丁寧に書きたいと思って、そのまま延々と書けないまま過ぎている、そんなことがたくさんあります。でも、やはりことばで残しておきたい、そう思うことのひとつです。

しばし、お付き合いくださいませ。

 

 

昨年12月のこと、横浜高島屋7階美術画廊にて開催されていた、京都・桂窯 檜垣青子先生の茶陶展にお伺いしてきました。

先生に初めてお会いしたのはもう7年以上も前のこと。

桂窯は私の実家のあったところのすぐ近く。たまたま私の両親の代から懇意にさせていただいている方をよくご存知とのことで、そういうご縁も重なり、関東での茶陶展には毎回伺わせていただいたりして、勉強させていただいています。

きれいだとか好きとか嫌いとかくらいの感覚でしかまだわからない未熟な私ですが、ほぼ毎年足を運ばせていただいていると、「これは新しい色づかいだなあ」とか「今年は少し小ぶりなものが多い気がするなあ」とか、私なりの楽しみ方をさせていただいています。

強さ、やわらかさなど様々な表情の茶陶の数々。思わずかわいい!と口に出したくなるようなもの・・・など、ずっと拝見していたくなる楽しい茶陶展で、私はいつも何度もぐるぐる回ってひとつひとつをじっくり拝見させていただきます。

 

 

今回最終日に伺ったら、たまたま混んでいない時間だったようで、先生とゆっくりお話をさせていただくことができました。

この茶陶展のためにお作りになったという「青子」の焼印の入った薯よ饅頭のふかしたてと先生のお茶碗でお茶をいただいて、楽しいお話のひととき。気がつけば小1時間も経っていて。この上ないぜいたくで幸せな時間でした。

 

 

作品の素晴らしさは私は語ることばを持ちませんが、会場に掲示されていた先生のお言葉に強く惹かれ、何度も読み返して立ち尽くしていました。「ここにあるわよ」とおっしゃって、いただいた図版のごあいさつの中の文章を、ここでご紹介させていただきます。

 

ひと塊の土に念じます「上手く見せなくていい 器用じゃなくていい 

そっと掌になじむ品のいいお茶碗になってね」と

 

本当はこのあとも感じ入る文章が続きます。

難しいことはわかりませんが、先生のお茶碗は本当に掌にすっぽりとおさまりなじみ、たくさんの思いが伝わってくる気がします。

 

 

 いただいた図版です。

 

 

帰り際、入口のところの写真を撮らせていただこうとしていたら、「一緒に撮りましょう」と言ってくださり、係の方にお願いしてくださいました。

 

(先生にはブログ掲載のご許可をいただいています)

 

 

いつお会いしても美しく、やさしく素敵な檜垣青子先生。この日は最終日ということで洋装でしたが、お着物姿もいつも本当に素敵で、女性としても憧れます。

本当に素敵な時間でした。

 

 

私は一昨年、両親の遺してくれた実家を悩んだ末手放し、それで得たささやかなお金を使って先生のお茶碗を求めさせていただきました。

両親と暮らした土地で生まれたお茶碗、両親からのご縁でつながっていた先生の手から生まれたお茶碗。お金はそのうちなくなってしまうかもしれないけれど、両親と過ごした日々を何か形で残しておきたい気がしたのです。

そのお茶碗を私はまだ使えずにいます。自分にはまだもったいないと思うのです。

この日伺ってみて、今年のお正月には・・・と思って帰ってきましたが、そのお茶碗はまだ箱の中で眠っています。先生のお心尽くしの仕覆、それから桐箱にかけられた風呂敷に包まれて。

いつの日か、先生のお茶碗で豊かな時間を過ごそうと思えるその日まで、この日過ごした素敵なひとときを胸に、女性としても人としても精進していきたいと思います。

ありがとうございました。

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茶鍋カフェ kagurazaka saryo

2012年02月07日 | 日々のこと

今週は月曜日から都内に出る予定がずっと続きます。でも、昨日は朝から調子がよくなくて、寝坊はするし、頭が重くて。午前中寝てから、急いで家事を済ませて出かけました。

 

待ち合わせは渋谷。何度行ってもよくわからないし、人も多いけど、待ち合わせのお相手もおんなじようで結局ハチ公前で待ち合わせ。

まあ、とにかく会えてよかった!!

お互いお昼を食べてなかったので、食事もできて話もできて少し作業もできるところ・・・そんなうまいとこわからないなあ・・・と言いながら、雨がかからずに移動できるとこ・・・と、なんとなくマークシティに向かいました。うーん、なんというアバウトな。

 

「アフタヌーンティー・ティールームにしようか・・・。」 マークシティ店はカフェテリアのようにカウンターの気軽なスペースがあり、いろんな楽しみ方ができる。でも、あいにく満席だなあ。

・・・、と目に止まったのが「茶鍋カフェ」。そうそう、前から行ってみたかった。よし、ここにしませんか!?

 

 

ここは神楽坂茶寮のカフェ。何といってもマークシティの中だから、気軽に入れる雰囲気がよい。そして、ガラス越しに中を見てみると、結構書類を広げたり、本を読んだり、書きものをしたりしている人がいる。

うん、ここならいい感じ。

 

 

頭痛がまだ収まらなくて、からだもまだ重いままだったから、やさしい味のものが食べたい。・・・と頼んだのが「鶏と湯葉の茶鍋」。

うどんとごはんが選べるけど、今日は迷わずごはん。雑炊みたいな感じだよね、きっと。これはあったまる。

 

あっさりしたおだしに、角切りにした大根、ごぼうなどの根菜類、ゆずを刻んだものも入っていて、とってもおいしい。

お鍋は熱いから、添えてあるこんな器に取っていただきます。

 

 

 

テーブルに備え付けの薬味が楽しい。

 生姜パウダーとかもあります。

 

友だちは白湯スープにつくねの入ったものを頼んでいました。こちらもおいしそう。でも、今日の私にはあっさりおだしがちょうどいい。

食べ終わる頃にはなんとなく元気がでて、いつの間にか頭痛も収まっていました。ん、おなかが減ってただけ?

 

 

せっかくだから、デザートセットもいただきましょう、と、注文を。

「温州みかんの豆乳レアチーズタルト」 

豆乳レアチーズが思ったより軽くて食べやすく、やさしいお味。キャラメリゼしてあったアーモンドが美味。

それから、マグカップがとてもかわいい♪

 

 

 デカッ!!

友だちが頼んだ「季節のシフォンケーキ」。ゆずでした。こんなに大きいのが出てくるとは思わず・・・。でも、完食してたねー。

 

 

いつの間にか頭痛も体のだるさもどこかに消え、気がつけば帰る予定の時間を押していて、慌てて帰りました。思わぬほっこりした時間とお味を楽しめて、仕事も完了、楽しい気分で帰途につきました。

今度は本店の「神楽坂茶寮」に行ってみたいなと思います。

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2月の「ひとみさんのおうちごはん」のお知らせ

2012年02月07日 | ひとみさんのおうちごはん(ママスハウス)

おはようございます。雨ですね。

昨日もお知らせしましたが、今年最初の「ひとみさんのおうちごはん」ママスハウス)は、2月23日(木)です。

今回は、2月の行事の節分にあやかり、昨年に引き続き「お豆」をテーマに開催いたします。

 

お豆好きだけど、戻すのが面倒だからあんまり使わない、お豆って日々のおうちごはんならどんな料理に使えばいいの?、赤ちゃんに食べさせてもいいの?・・・などという方、結構いらっしゃるのではないでしょうか。

でも、日本で採れる身近なお豆たちって、和風にも洋風にもおやつにもいろいろ使えるんですよ。

今回のクラスでは、お豆の簡単な煮方、お豆を使った料理いろいろのご紹介の他、いろいろお豆のご紹介やお話をさせていただきます。

昨年は大豆に限定した話だったと思いますが、今回が私が大好きな金時豆も、それから・・・力まなくても、楽しくおいしく食べられる、お豆と仲良くなる方法も伝授?

試食はあれこれ作ってしまうかも・・・。もちろん、季節の食材の話、冬から春に向かう季節の食の話、花粉症対策、離乳食レシピなどもご紹介させていただきます。

 

 

実は、ママスハウスのページでスケジュールをアップしてもらってからすぐに予約も入っているそうで、とってもうれしいです。

ご参加希望の方、お早めにご予約くださいね。お申し込みはママスハウスまで。

 

 

詳細はこちら  ↓

************************************************

ひとみさんのおうちごはん ~からだとこころがほっとする暮らし~

日時:2月23日(木) 10:30~12:00(受付10:15~)

予約制(定員10組)

場所:ママスハウス(センター北駅すぐ)

参加料:2000円

持ち物:特にありません。赤ちゃんに必要なものは各自でご用意ください。

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今年は大忙し。

2012年02月06日 | 日々のこと

今日の横浜は雨が降って、また寒い一日でした。からっからの今年の冬。おしめりはうれしいはずなのに、降ると「あー、雨だ~」・・・。

でも、今日は少し楽しいことも。新しく買った傘が使えたから。

アフタヌーンティーで、バーゲン価格。1,050円!!

白地にパープルのグラデーションのストライプ。ふちに濃いパープルで細かいレースの縁どりが。持ち手はぼこぼこっとした木で、日傘っぽいイメージ、と言ったらわかりますでしょうか。写真撮ってないから、ぜひ想像してくださいませ。

いつも使っていたのが金具が取れたので買い替えのつもりだったけど、うーん、捨てられないんだよなー。

 

 

さて、1月は仕事もお休みでのんびり過ごしていたら、2月になってバタバタと打ち合わせやら何やら入ってきました。気を引き締めて毎日送らないと、逃げていってしまう2月です。

自分への戒め(!!)もかねて、決まっている予定を書いておきたいと思います。

 

2月20日(月) ママスハウス産前産後の集い

  23日(木) ママスハウスひとみさんのおうちごはん

3月12日(月) ママスハウス産前産後の集い

4月1日(日) 玉川学園はなびら市 

  7日(土) 国分寺くるみギャラリー 

  20日(金)つづき・ひとの「わ」ランチ

 

 

書いてみると、たいしたことないなあ・・・(^^;)。

でも、どれもひとつひとつていねいに準備をして、やっと迎えられること。ぼやぼやしていると、何もできていないまま日だけ迫ってきて・・・ということになってしまいます。

特に4月はこの他に料理教室の予定もあり、プライベートでもあれこれと、毎週すでに埋まっています。本当は2月3月の予定がすべて4月にやむを得ない事情でずれ込んでしまって。うーん、倒れるなあ、これは(笑)。

さて、段取りの悪い私がどこまで計画的にやれるか、それはこの2、3月にかかってるなあ。

今週は3つも打ち合わせがあります。がんばらなくっちゃ。

 

4月以降も、ママスハウスのクラスはもちろん、いろいろご縁をいただいたものはやっていこうと考えています。

飛んで10月頃には、イベントのほか、料理の連続講座のお話もいただいていて、また忙しくなりそう。

そうそう、今年中には重い腰を上げて自宅での料理教室も始めるつもりです。こちらも秋くらいの予定です。

すべてブログでお知らせしていきますので、ご興味のある方チェックしてくださいね。

 

 

もともと、ひとりでいたり、ぼおっと何かを考えているのが好きな私ですが、すべて「ごはん」のことで動けて、人とつながっていけるのはとってもうれしいこと。

たくさんの人とこのうれしさ、楽しさを共有できたらもっとうれしいです。

大切にしたいことってなにかなあ・・・って、ここ1年くらいずっと考えています。思いはきっと伝わる、そう信じて、まずは日々のごはんを淡々と作っていこうと思います。

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たくあんを漬けました

2012年02月04日 | お漬物

立春の横浜は、日中あたたかでした。大雪で大変なところもあるのに、急に春が来たと思うおひさまの暖かさでした。

そんな中、今日はたくあんを漬けました。母直伝です。

春にたくあん・・・。もう10年以上漬けていると思いますが、こんなのは初めてです。例年は12月の半ばごろ、干し大根が届きます。でも、今年は出荷が遅れに遅れて、今週届きました。

頼んでいたのは太陽食品。昨日取りに行ってすぐ漬けようと思っていたのに、午後寒くて挫折。外に置いておけば多分傷むこともないかと思い、今日に延ばしたらこの暖かさ。

作業は楽だったけど大根が心配で心配で。でも楽しくできました。

 

立派な樽でしょ。私の結婚式の・・・いえいえ、ちがいます。でも、そう、樽酒のです。京都の亡父が手配してくれたもの。ずっと使っています。

使う前に洗って水を張っておきます。でも、すぐ抜けていきます。たがも外れてます。でも、こうして使えるように準備出来た状態です。

 

 宮崎県・川越さんの有機栽培干し大根。良い状態で届きました。細めでよくしなります。 

 

材料をそろえて準備。糠は太陽食品。鷹の爪は都筑区宮台さんのを秋に買って干しておいたもの。昆布は京昆布田なかさんの日高昆布。全部顔が見えるってやつです(^^)v

 

あ、陳皮ですけど、作っとくの忘れてたんです。慌てて太陽食品で買って、ストーブでひと晩。

 こんなして乾燥させて。

そのあと外に干しました。カラカラになったけど、薬効はあまりないでしょね。仕方ない。

 

糠、塩、その他材料を全部混ぜます。

多いので1/3ずつ。塩分濃度は本には6%、保存をよくしたい時は10%と。私、毎年どんなで作ってたっけ・・・思い出せません。毎年こうして悩みながら・・・。間を取って8%に。いいのかこんなアバウトで。

 

 

 まず下に敷き詰めて。

 

 一段目。

この上に糠をかぶせます。段ごとにね。

 

 二段目。

だんだん本数が増えていくのがお分かりでしょうか。

 

 三段目。

やったー。ぴったりです。こんなにうまく並べられたのは初めてかも。きっと美味しくできそうな予感♪

 

この上にまた糠を。本当なら、ここで干し葉を敷き詰めます。でも、今年はなかったの。これもきっと初めてのこと。仕方ない。糠を多めに上からかぶせます。

 

 プラの中ぶたをして。

木のだったのですが壊れて変えました。このほうが扱いやすいかも。

 

重石をして完了。重石の重さは大根の・・・すみません。適当です。

このまま日の当たらないところに置いておけば、水が上がってきて、そのうち食べられるようになります。

例年ならお正月に初ものを出して、今ちょうど美味しいさなか。今年はどんなふうに出来上がっていくのかなあ。

 

・・・なんて、作業終了の心地よさの中にいたら・・・ぎゃー。私、間違えた。

たくあん、なぜか11本と思い込んで、1本約300gだから塩は・・・って計算してました。でも、11本?そんなはずはない。だけど記憶は不確かだし、もう一度やり直さないといけないのか、確かめる術は・・・あったー。そうだ、ブログ用に写真撮ってるやん。

・・・と、数えましたよ。

さて、何本でしょう・・・19本でした。多分。

もう一度計算し直して、足す分の塩を糠に混ぜて上からさらにかぶせて、今度こそ本当に完了。さて、おいしくできますように。

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今年の節分は

2012年02月04日 | 日々のこと

 

見て、見て!! これ、なんでしょ。

「鬼のあしあと」ですって。ふふ。

福豆売り場を見ていたら、お豆の山に混じってこんなのが置いてありました。迷わず購入。おいしそうだし。

 

 

今年の節分は、何だか、どこかしらちぐはぐ。

恵方巻きも作って、食べたし、豆まきもしたし、福豆も食べたし。いわしはね、干物しかなかったから・・・。魚売り場のにいちゃんが「生のイワシを食べるのは関西だけです」って言ってたけど、そうなんでしょうか。

なんでもいいんだけど、小さいうるめ丸干しをあえて食べるのがいやで、・・・でも買いました。朝ごはん用だな。いいいわしがあったら梅干煮も作ろうかって思ってたから、なんとなく気持ちがそがれて・・・。

そんなこと言ってては福はこない、とあれこれ食材を買っていそいで帰る。下の息子と巻き寿司を作る約束をしていたから。

彼は「my巻きす」を持ってます。巻くのが好きなのだ。いえ、巻くだけじゃない、料理が好きなんです。

とにかく今日は心強い味方がいるから、楽しく支度ができそうだ。私は用意をして、あとは全部巻いてもらおう。しめしめ。

 

 

ところがです、中学から帰ってきたら咳と鼻水で、どうも風邪っぽい。うーん。それはちょっとキミの手で作らせるわけには・・・。せめてうがい手洗いとマスクね。

と、口うるさくなっていると、なんとなく剣悪に・・・。

 

 

どうにか普通の巻き寿司、かっぱ巻、鉄火巻、あさりのお吸い物などを作りましたが、なんだかスカっとしなくて、写真も全然うまく撮れなくて。だから、今日は巻寿司の話はこれくらいで。

あ、でもそうそう、ひとつ好評だったものがありました。かんぴょう、高野豆腐、干ししいたけ・・・、そう、巻き寿司の具。3つ一緒に甘辛く煮たのだけど、なんとなくノリの悪い晩ごはんのテーブルの端に、余ったのを置いておいたら、つまんで「おいしい・・・」と。

取り合いで、すぐなくなってしまいました。3つ一緒に味の母と濃口醤油とお砂糖、塩で煮ただけなんだけど。まあよかったよかった。

 

 

さて、豆まきです。

この升は、実は私の結婚式の時の樽酒の升。豆で見えないけど、名前と日付が入っていて、年に一度節分の日になると「あーそうだった」と初心を思い出す!?代物。そして、数十分してまたしまわれていく(初心と一緒に・・・ ^^;)・・・のだけど。

それと、熱田神宮のとかいろいろで、いつも誰がどれを使うか取り合いに。

 

今年のお豆は、ナチュラルハウスで買った、京都豆冨の、二尊院で祈願済みというもの。それと、奥の、都内の某商店街のおかき屋さんの炒りたて。北海道袖振大豆。さて、どっちが美味しかったでしょう。

ピンポン。そりゃあ炒りたてが・・・。

 

豆まきして、お豆を食べ終わる頃、またひとり帰ってきて、なぜかにわかに撮影会。足の飴がえらくウケて。あーだこーだとか言いながら盛り上がる。

 

 袋から出したほうがいいと言われて、もっと並べようとか言いながら・・・。

食べたいだけじゃないの? でも、このべっこう飴、とってもおいしい。つい、今もこの記事を書きながらお口にポイッしてます。

 

せっかくなので・・・とこれも撮影会。

 玄関に飾ってた鬼太鼓香合。

うまく撮れませんでしたが、かわいいのです。

 

何だかごちゃごちゃした節分の一日。でも、最後はにぎやかに笑って盛り上がって終わり、今年一年楽しく過ごせそうな気がします。

さて、今日は立春。

なんとなく日差しがやわらかに感じられて、春の訪れです。

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金繕いのワークショップに行ってきました。

2012年02月02日 | 日々のこと

先日、金繕いのワークショップに行ってきました。

場所は、玉川学園「ギャラリーウエアミー」。講師は、もうこのブログでもおなじみの堀込和佳さん。

 

金繕い。金継ぎ。

茶道具では、それをほどこされたもののほうが価値が高いこともある、そういうささやかな知識しかなかったけれど、この日は普段使いの食器を金繕いできるということで、欠けた器を持って出かけました。

 

 

思い切って車で向かいました。意外と近いと聞いて。うん、混んでなければ40分くらいでいけそうです。行きは少しかかりましたが、帰りはすいすい帰れました。

でも、案の定、車停めてからギャラリーの前をしっかり通り過ぎて。だめだ~。いつもしっかり迷子になってしまいます・・・。

 

 上見たらわかるのにね・・・。

 

 こんな大きな看板まで(汗)。

 

 

さて、和佳先生の指導のもと、作業が進んでいきます。エポキシパテで埋めて、やすりで削って・・・。うーん、楽しい。そういえば、繕いものって好きなんだよなー。靴下の穴縫ったり。かぎ裂き直したり。なんか、共通する喜び・・・♪

やすりで削ったとこまでは順調。つるつるな感じになって、私、ちょっとプロい・・・なんて思ったりして(やすりまでは)。

 

 

そのあとですよ、問題の仕上げ。

この作業に入ったとたん、なんとなく体の力が抜けていくのがわかって・・・。そう、かの昔、苦手だった図画工作、美術の時間を思い出してきたんです。

ことごとく学校の先生の言うようにできなくて、魔の暗闇に吸い込まれていくような感覚・・・。やーん、どうしよ、頭で考えてしまってどうやっていいかわからない・・・。

でも、やさしい和佳先生にお導きいただいて、どうにか仕上がりました。

 

 

どれも思い出深いものばかりだからうれしいです。

辰の湯のみは実家を整理したときに発見したもの。息子が気に入ってもう2年くらい使ってます。

裏に「橘 TACHIKICHI CORP」って入ってるんですけど、きっと、両親がたち吉で陶器を買ったときにもらった粗品じゃないかと思うの。それも干支だから、12年前?24年前?かな。

両親が他界した今となっては謎ですが、でもこうして直ってうれしい。かえってアクセントになりました。

 

手前のは友だちの結婚式の引き出物。われたり欠けたりして残りわずか。大切にしよう。

 

 ご飯茶碗。

これが一番うまくいきました。何も考えないでささっとやったのがよかった気がします。

 

 問題はこれなのだ。

これは私が2年前に作った楽茶碗。ちゃんと京都の先生のところに行って教えてもらって作ったもの。毎年ひとつ作って5個目でやっと気に入ったのができました。写真がよくないけど、赤楽で形もいい感じ。

それだけではなくて、これを作ったのは母が亡くなった翌年。

ずっと悲しくて悲しくていたけれど、作るのに没頭していたらそんな気持ちも忘れられたから、またここから新しく前に進んでいけると思えたそんな日のお茶碗。

でもそのあとまた落ち込んだりしてしまい込んでいたのだけれど、去年のお正月心機一転で出してきて、お茶をいただいて。

なのに、不注意で欠けさせてしまったのだ。

おかげで、その前以上に落ち込みが激しくなって、立ち直れないほどめいってしまったといういわくつき。

 

だから、きれいに仕上げたい・・・その気持ちが邪魔をするのね。うまくできたのに何か違うなあ・・・としつこく見ていて、まだ乾いてないのに触ってしまい・・・。上からやり直して、ますますこれだけなんだかしっくりこない心持ちで終わりました。

 

 

でも、家でお茶を点ててみたら、なんだかおさまった気がします。畳の部屋が暗いのでテーブルで写真を・・・。

 どこかわかんないですよね。

きっと、せっかく金継ぎするならこんな風にしたいって思っちゃうのが敗因なんだろうなあ。そして、それは自分だけのもやもやなんだろうなあ。きっとこれから使っていくと、しっくりいく気がします。

 

 

他の方の作品の写真も撮らせていただきました。ちっちゃくてわからないかもしれないけれど。

 

古いお皿も、見事に割れていたものもきれいに。

 

 

白い器に金が入り、モダン(イマドキ使わないか?)で素敵でした。

 

 

そして、これは作家さん、吉川裕子さんの作品。

取っ手が取れていたカップが元通りになっただけでなく、金繕いによって、ちがうものになって生き生きとしだし、こんな素敵なものに。私は横の一番近いところで作業していたので、その様子を拝見することができ、心の中でとっても感動していました。

 

 

直して使えるようになる、それがうれしくて参加したのですが、新しい命が吹き込まれていって生まれ変わる、そんな感動と楽しさがありました。

ちょうどこの年末に欠けたものをずいぶん処分しちゃって、この日は4つだけでしたが、あまりに楽しかったので、これから欠けるとやった!!金継ぎができる・・・と思ってしまいそうです。

自分でやれるように教えていただいたけど、でもワークショップだからおもしろいんだろうなあ。でもちょこちょこ直すのも楽しいなあ、と新しい世界を教えてもらった一日でした。ありがとうございました。

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第2回「つづき・ひとの『わ』ランチ」 打ち合わせ

2012年02月01日 | ひとの『わ』ランチ

気がつけば今日から2月。あっという間にひと月が終わってしまいました。

そんな2月初日の今日、次回の「つづき・ひとの『わ』ランチ」の打ち合わせに行ってきました。

 

 

次回は2月の予定・・・と、HP等で触れていましたので、いったい何日にやるんだろう?って思って下さっていた方もおられるのではないでしょうか。

実際、1月末あたりからお問い合わせを数件いただきました。

ありがとうございます。

実は、第2回は準備等の関係でもう少し先に延期することになりました。少し暖かくなってから春(4月)の開催を予定しています。

次回は春の食材をたっぷり使った、春を楽しめるランチを作ります。

今は、来ていただいた方に楽しんで笑顔で帰っていただけるようなランチにしよう、まあるい気持ちを届けたいね・・・と思いをふくらませながら動き始めたところです。

これから時々また、進捗状況などこちらでアップしていきます。どうぞお楽しみに。

 

 

今日の打ち合わせは、こんなかわいいレストラン。

押し花レストラン ホワイトガーデン」  

 


かわいいエントランス。5月頃がもっとも美しく、白いお花でいっぱいになるそう。

 

 

お料理もかわいい盛りつけ&素敵な演出。きゃー。うれしい♪

まんまるパンもかわいくてふわふわ。右のはイカスミのパン。

 

 前菜だけでもこれだけ豪華です。

 

 豆乳のポタージュ。

懐かしいようなやさしいお味。

 

 

 牛ホホ肉のビール煮込み。

お肉がやわらかくてほろほろと崩れて。おいしかったです。

 

 

デザートは黒糖寒天の入ったパフェ。3種類から選べます。

ここのフレッシュハーブティーがオススメと聞いて迷わず選びました。スペアミントのハーブティーでした。ほんと。おいしい♪

運んでくださったときはこんな風に、ふた付きのカップにハーブが蒸らされて出てきます。開けた時のいい香り!! 

 

 

全ていただいたあと、ノートを出して話し合い。

2階の奥の席で貸切状態。時間を忘れて話し込んでいたら、なんと、ポットにお湯を入れて持ってきてくださいました。とってもうれしいお気遣い。ありがとうございました。

フレッシュハーブだからか、まだ濃く出て美味しくいただきました。

 

 

心をこめたおもてなし。

まるでここが誰かのおうちでお招きしてもらったかのような素敵なランチをいただきながら、私たちも来ていただいた方に喜んでいただけて、楽しい気持ちで帰っていただけるようなランチにしようと心に誓ったのでした。

さあ、また忙しい毎日が始まります。やるぞ!!

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縮みほうれん草のごま和え

2012年02月01日 | ごはん

先週、「大地を守る会」の宅配で、「縮みほうれん草」が届きました。

冬のこの時期だけのお楽しみの縮みほうれん草。普通のほうれん草とは別物のおいしさ、堂々の存在感。最近はスーパーでも取り扱っているところが多いので、ずいぶんおなじみになった気がしますね。

寒風にさらされて露が当たり、甘味が増していて味の濃い、この「縮みほうれん草」が私は大好きです。

 

 

葉物は特に有機栽培のものは安心です。

 

 

袋から出してみると、

 ほら、肉厚。

色は少々悪いように感じます。でも、でも、これがおいしいんだなあ。

 

丈が短くてぱあっと開いてる、縮みほうれん草。袋の中は4つありました。洗って、ではとりかかりましょう。

 

 

ほうれん草は小分けにしておきます。洗うときに根元をふたつくらいに割ってから扱うとよいです。

沸騰したお湯に、縮みほうれん草を根元から入れます。葉物を茹でるときはこれ絶対。均等に茹でることができます。

モノの10秒ほど経ったらすぐ引き上げます。肉厚なのに、火を通すとすぐ茹で上がります。そして、色もきれいな緑に。

水でさっとあら熱を取り、絞って、食べやすい大きさに切ります。根元はできるだけ下の方で切るだけにして、赤い甘いところをたくさん味わいたいところ。

すり鉢に炒りごまを入れてすり、味の母と濃口醤油を入れて混ぜておきます。私はあまり辛いのが好きでないので、お醤油のほうが少し少なめ。

そこにほうれん草を入れ、和えてできあがり。

 

何も難しくない、普通のほうれん草のごま和えだけど、最近は家で作らない人もいるって聞いたので書いてみました。コンビニでもスーパーでもパックで売ってるからって。

こんなに簡単なのになあ・・・。

 

 

このお鉢がまたとっても便利で。このまま炒りごまを入れたらすりこ木でゴリゴリやって、そこに調味料を入れて、和えて、そのまま食卓に出せます。

ものすごく登場回数の多いお鉢です。あ、大好きなアフタヌーンティーの和食器です(^^)。

 

 

さて、ちょっとお味見を。うーん、甘くてあくもなくてやわらかい。本当においしい。そのへんのスーパーで買うのより、もっともっとおいしい。あ、あかん、ついついつまんでそのままひと袋分全部ひとりで食べてしまいそうです。

あー、今度はお鍋の時に使いたいなあ。普通の豚しゃぶでも縮みほうれん草のおかげでたまらなくおいしい幸せなごちそうになります。

うーん、楽しみ。また注文がありますように。

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