2021/04/14
今日は朝から雨だったので、図書館から借りた本を読むことにしました。
酒井順子さんの『ガラスの50代』(講談社 2020年11月)
この中で面白いと思ったのは、「ドキドキしない、ときめかないのは老化ではないか」ということが書かれていて、
「50代であっても盛んに胸をドキドキさせている人・・・それは韓流やジャニーズといったアイドルのファン達。アイドルに対してキャーキャー言うことができる資質というのは、生れたときからその有無が決まっているようで、あいにく私はその資質を持っていない。」(p.71)
と、書いてあったんです。
そのとき、私は、自分がキャーキャー言うことができる資質だ、と思ったのですよ。
考えてみると、小学生の頃から、漫画の主人公やテレビドラマの主人公をカッコイイと思い、当時はキャーキャー言いこそしませんでしたが、憧れたり好きな人はいっぱいいました。今もその資質は続いています。
ゆづ友さんなどは、みんなキャーキャー言える素質の人たちでしょうね。
「生まれたときから決まっている」というのは初耳でしたが、そうかもなあ~と思うのです。同年代の女性でも、全然キャーキャー言わない人、興味を示さない人もいますからね。
キャーキャーは生まれつきなのかと考えたのですが、これはきっと「新規探索性」に近いものではないかと思うのです。
キャーキャー言う人たちは、あんがい新しモノ好きなような気がするのです。新しいものに抵抗がない。酒井さんいうところの「進取の気性に富んでいる」のではないかと。
ヒトには実際そういう遺伝子はあるようです。
そう思って読んでいたら、酒井さん自身は「IT化の波に乗り遅れた。ワープロからパソコンに変えたのもだいぶ遅かった」と書いていらしたので、キャーキャーと新しモノ好きは関連があるのではという意を強くしたのです。
(根拠はありませんので、単なる勘違いかもしれません・笑)
ともかくとして、思うのですよ。いつも新しいものを面白がったり、受け入れるのに抵抗がないというのは、毎日が退屈しないし、ときめいて楽しいのです。
〈追記〉
息子から「僕、新しもの好きだけど、まったくキャーキャーしない資質」だというメールがありました(笑)。
遺伝か環境か、はたまた男女差か、好みの対象の違いか・・・