五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

猛暑の京都で - 嵐山 -

2006年08月09日 | 日々のつれづれに
京都で新社会人生活を始めた長男の様子を見るために、一家4人でクルマに乗り京都に向かいました。

東京から山梨まで125キロ、さらに京都まで390キロ。いやあ、京都は遠いです。
実は5日の土曜日に嵐山で父母会の同窓会があり、それに参加がてらの京都行きでした。
長男の住む場所へ荷物を降ろすと同窓会の行われる嵐山に向かいました。会場は渡月橋の先にあるホテル「嵐亭」、明治30年代に建てられた古い建物です。

京都は猛暑の中、渡月橋のあたりでは川べりで涼む人が数多く見受けられましたが、日中は何をしても無駄、木陰でカキ氷でも食べているしかないような暑さでした。

桂川の鵜飼「嵐亭」の一角、「延命閣」という部屋で会席料理をいただいて(そちらの方の知識がないものですから、何を食べたのかまったく覚えていません)しばしの歓談をした後、目の前の川原から船に乗って鵜飼を見物しました。
見物の船の周りを鵜匠の乗った船が回っていきます。鵜匠の手元には4,5羽の鵜たちが紐で繋がれていて、時折水中に潜っては焚き火の明かりに誘われて集まってくる魚を飲み込んでいます。
魚を飲み込んだ鵜はすばやく船の上に引き上げられ、あっという間に魚を吐き出さされ、また川の中へと投じられます。

おもしろうて やがて悲しき 鵜舟かな(芭蕉)

この句は長良川での鵜飼の風景を詠んだものだそうですが、鵜飼のショーが終わったあとの船べりに並んでいる鵜達を見ると思わず「ご苦労さん」と声をかけてしまいたくなるような気がしました。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする