五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

主役交代

2012年12月31日 | 新米組長
辰から巳へ。

我が家の干支飾りは一瞬にして完了。
本当にものぐさな人向けのもの、もう何年も愛用しています。

午後10時から元日の午前2時まで、八乙女神社(氏神様の神社)で初詣客の応対をします。
全部で百数十名の参拝客ですが、お神酒とみかん(けっこう美味しいみかん、だろうと思います)でもてなします。

午後から神社の飾り付けをしました。
役員だけでなく、無尽の仲間も来て手伝ってくれたので、7箇所の注連飾りの取り付けもあっという間に終わりました。
仲間に感謝。

山梨県下は今夜強風の予報。
吹きさらしの神社には10アンペアの電気しか引けないので、ファンヒーター一台と電球数個で一杯になってしまいます。
できるだけ厚着をして、携帯カイロを身体中に付けて4時間がんばります。

「紅白」も「ガキの使い」も見ない年越しはおそらく初めてのことかと思います。
まあ、これはこれで良い経験かな。
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正月飾り

2012年12月30日 | 日々のつれづれに
「一夜飾りはするものではない」
今日から休みの次男に手伝わせて正月飾りの支度をしました。

一番大変だったのはやはり神棚。

注連飾りを全部外し社(やしろ)を下げてほこりを払い、お酒・塩・榊などを新しいものに取り替えます。
達磨さんもいくつか置いてあるのでそれらもきれいにしてあげます。
中央にお供えを置くと正月っぽくなります。
注連飾りの代わりには12体の人形(ひとがた)を貼り付けた棒を差し渡していつもとは違う光景が(三が日を過ぎると注連縄に戻すのです)。



床の間、玄関をはじめ家の数箇所に小さなお供えを供えます。
皆同じでは面白くないので、玄関には長男が持ってきたキティちゃんのお供えを供えることにしました。
少しハナヤカになるかなあ、と。



最後の写真は家内の生け花。
お正月風に活けてみたんだとのことですが。
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あと3日

2012年12月29日 | 日々のつれづれに
今年もあと3日。

昨日から降った雪で朝は付近が真っ白。
雪道に気をつけるように言って次男を送り出しましたが、幹線道路はあまり積もってはおらず(塩カルをまいたおかげ?)無事に会社までたどりつけたそうです。

私たちは年末年始の買い物で雪解けの道をあちらこちらへと走りました。
一人暮らしをしている長女からは30日に電車で帰るという連絡が入りましたが、長男からは何の返事もありません。
メールを送った家内は返事がないのですっかり腹を立ててしまいました。

「息子だって自分の都合があるんだから返事が来ないからと言って文句を言ってもしょうがないよ」

そういって私がメールをしてみましたが、それにも返事は無し。
いったいどうなっているのやら。
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シャシーNo.104

2012年12月28日 | ミニカー
以前にポルシェ956Lの「SPIRIT OF AMERICA」のブログを書いたときに少し触れましたが、ヨーストというレーシングチームに9回の優勝をもたらした“幸運の女神”と呼ばれているクルマのミニカー、それが今回取り上げるシャシーNO.104(以後#104)です。

しかし(初めに言っておきますが)残念ながらル・マン24時間レースでは優勝できなかったクルマでもあるのです。

この#104、初めてのル・マン挑戦は1983年でした(私事ですが長男の生まれた年、もう29年も前の話ですねぇ)。
色はご覧のマールボロ・カラー、今では再販が難しいタバコロゴの付いたレースカーでした。

結果は予選5位、総合6位入賞(優勝はロスマンズ・ポルシェ)。
ドライバーはボブ・ウォレク、ステファン・ヨハンソン、クラウス・ルドヴィクの3名。

このミニカーは中野の中古ショップで見つけました。
モデルはカルツォ製。

マールボロ・レッドはほとんど真っ赤なのですが、実際のレースカーはテレビで映し出されたときにその色に見えるように「ピンクがかった蛍光オレンジ」色に塗られているのだそうです。
このモデルはその事実に忠実に作られているということが言えるのかもしれません。

翌1984年、#104は同じカーナンバー8でヨースト・チームからル・マンに出場します。
ドライバーはステファン・ヨハンソン、ジャン-ルイ・シュレッサー、マウリシオ・デ・ナバエス。
カラーは有名なニューマン・カラーです。



ワークス・チームが不在のこの年、本命とも目されていましたが予選3位、決勝は170周目にオーバーヒートでリタイヤ(優勝は同じチームのヨースト・ポルシェ)。

このモデルは最近オークションで手に入れました。
届いたばかりでまだ封がしたままなので、そのままの形で撮影しました。
hpi Racing製でリアのカウルを外してエンジンなどが見えるようになっています。
そのためにケースが大きくなっていて他のミニカーと並べるときに苦労します。

1985年は前年とほとんど同じニューマン・カラーをまとって出場しますが、途中アクシデントのためリタイヤしてしまいました。
リタイヤしたクルマでもあり、また同じカラーということもあってこのときの#104は持っていません。
というより発売されているのかもわかりませんが...。

そして1986年は以前にも取り上げた「SPIRIT OF AMERICA」です。
ドライバーはジョージ・フォルマー、ジョン・モートン、ケンパー・ミュラーの3人のアメリカ人。



予選は11位、決勝はトップから13周遅れの総合3位でした。
「SPIRIT OF AMERICA」のブログについては こちら を。

このモデルもオークションで手に入れたもので、ミニチャンプス製の限定版です。
このように同じシャシーのモデルを集めるなんてことはめったにあるものではありません。
有名なポルシェ956であることがなせるワザなのかもしれませんね。

※今回紹介したミニカーはすべて1/43スケールです。
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カウントダウン

2012年12月27日 | 日々のつれづれに
27日。
今年もあと残すところ5日。

年末年始の買い物やたまっていた支払いなどであっという間に夕方になりました。
「カウントダウン」という言葉がやけに実感される時期ですね。

今夜は年明けの小正月に行われる「どんど焼き」の打ち合わせに出かけてきます。
私は当日、組長として近所の子供たちと家々を回って歩く「悪魔祓い」という行事に付き合うことになっているので、その詳しいやり方を聞いてくることにしています。
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年賀状

2012年12月26日 | 日々のつれづれに
虚礼廃止、呼ばれながらなかなかなくならない年賀状。
今年も書きました。

今年は親類や友人に喪中の家が多かったので昨年より枚数を減らしたのですが、やはり足りなくて今日郵便局で30枚追加で購入しました。
まだまだ在庫はたくさんあるみたいでしたね。

年末に出さなければならない見積もりの仕事があって、あまり手をかけてもいられないので今年は大幅な手抜き。
正月にはがきを受け取った人が去年のものと比べなければいいなあと思いつつ。

それでも全員に手書きの文章を添えることだけは守りました。
せめてこのくらいはしなければ。

相手の顔を思い浮かべながら、いくつかのパターンの中から文言を組み合わせて...と。

明日投函してきます。
元日に届くかなあ。

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縮小する通信機器市場

2012年12月25日 | 日々のつれづれに
通信機器市場、12年度をピークに減少の予測(読売新聞) - goo ニュース

スマホやタブレットの売り上げがこれだけ伸びていて、パソコンもそこそこ売れている状況なのに、来年は売り上げが減少するという予測。

その原因が人口減少に伴って世帯数や企業数の減少によるものだっていうんですから本当なのでしょうか?
すでに12年度も個人消費は減っているそうなので、企業数の減少が来年は顕著になるということなんですね。

わからないもんだなあ。
私の周りだけなのでしょうかねえ。
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釣った魚には

2012年12月24日 | 日々のつれづれに
「高く、高く、高く、...ない。」

という棒高跳び、高飛び込み、バスケットボールのCMを見たことがあると思います。
NTT東日本の新割引プラン「思いっきり割り」のCMです。
※見たことがない方は こちら

CMとしては面白いのですが、面白くないのは私のような既存ユーザ。
だってぜんぜん恩恵を受けませんから。
この新料金の適用者は新規契約の顧客だけなのです。

新規の顧客を獲得したいというこの料金プラン。
既存顧客の流出を促進してしまう“もろ刃の剣”になってしまうのではないかと思いますが。

...2年縛りの契約まであと6ヶ月。
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神社の清掃

2012年12月23日 | 新米組長
朝10時に神社に集まったのは7名。
全部で14戸の班だからもう少し多くても良かったかと思います。

とにかく庭の枯葉をホウキや熊手で集める作業開始。
私を含む数人は本殿と拝殿の中の枯葉を集める仕事に。

これがとても大変。
前日に降った雪がまだ解けていない。
というより、落ち葉が吹き寄せられたところに雪が積もったままのところがあって(大概は日陰)、寒いのを我慢して作業しました。

水分をたっぷりと含んだ落ち葉は重く、ゴミ袋に何杯も入れると運ぶのにも大変な労力が必要になります。
予想は大体一時間程度と踏んでいたのですが、人数が少ないせいもあり結局二時間かかってしまい、とても作業風景を写真に撮るどころではありませんでした。

でもおかげでとてもきれいになりました。
作業が終わった後、家から持ってきた熱いコーヒーを配りお茶菓子と共に飲んでからお開きになりました。
参加してくださった方々に感謝です。

次はいよいよ31日の午後。
宮司さんに来ていただいて、本殿や拝殿の前などに注連縄を張り、本番の初詣に備えることになります。

当日は役員3名だけの予定ですが、今日参加してくれた方々に「31日もぜひ来てね」と言っておいたので何人かは来てくれるかなあ、と淡い期待をかけています。
何せ寒そうだから、一人でも多いほうが心強いですから。
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思わぬ積雪

2012年12月22日 | 日々のつれづれに
冬至。

予報では多少降るかも、といわれていた雪ですが、朝起きたら北側の畑や駐車場が真っ白になっていたのには驚きました。
もっとも起きた時点ではすでに雨に変わっており、さらに昼過ぎからは陽も顔を出したためほとんどの雪は姿を消しましたが、それでも消え残った雪が明日まで残りそうです。

ちょっぴり早いホワイトクリスマスになるところでした。

 ※厳密には、積雪を残したまま迎えるクリスマスの日、というのが定義らしいですね。

長女のところに送る荷物を宅配業者に送るために出かけました。

配送センター備え付けの端末に持っている顧客カードのバーコードをかざせば、自宅の住所情報だけでなく13ヶ月以内に送った記録も保存されているので、そこから選べば邯鄲に送り状を印刷することができて、それを窓口に運ぶだけ。
実に簡単に手続きは終わりました。

午前中に持っていったので東京ならその日のうちに届けることができるそうなのですが、仕事の関係で日曜日にしか受け取れないので日時指定をしてきました。
いやいや便利な世の中になったものです。

ちなみに自宅からでもこの荷物の配達状況を追うことができます(配達完了をメールで知らせてもらうこともできるようですが、さすがに長女からの連絡の方が早い、はず)。

買い物を終え家に着いた頃には雨も上がってました。
明日は「八乙女神明宮」の年始に向けた掃除の予定。
あまり寒いところでの作業はしたくはないのですがどうでしょうか。

積雪に苦しむ地方の報道を見ていると本当に大変だなあと思います。
山梨は空気は冷たいですが雪はさほどに降らないことの方が多いので、その分は恵まれていると思います。

今夜は「ゆず湯」に浸かって温まって寝よう。
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ネット選挙

2012年12月21日 | 日々のつれづれに
安倍総裁:参院選までにはネット選挙解禁

現在は公職選挙法が禁じているインターネットを使った選挙活動を来夏の参院選までに解禁すべきだとの考えを安倍総裁が示しました。

お隣の韓国ではスマホのアプリで選挙活動をやっているそうですので、ネット選挙というのも時代のすう勢なのでしょう。
選挙の公正を期すだとか、秩序を守るなどの理由で反対する人がいますが、立会演説会からテレビでの政見放送に変わったようにインターネットを使った選挙になっていくのは必然なのだと思います。

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スタバのコーヒーの量が

2012年12月20日 | 日々のつれづれに

スターバックスがコーヒーの量を減らしていた-不満の声も

スターバックスが国内で販売しているドリップコーヒーを今月から減らしていたんだそうです。
同社では「容器いっぱいに注ぐとこぼれやすく、またミルクを入れるスペースがないなどとの指摘に応えたものだ」と説明しています。

でも一部の客からは不満の声が出ているとのこと。

それはそうでしょうね。
本当にそんな不満・指摘に応えるのなら「容器を大きくする」のが顧客満足のやり方ではないでしょうか。

「量の減少は『経費節減』のためではない」という会社の説明も何か空々しく感じてしまうのは私だけ?

本当に顧客のためなら「特に発表しておらず、顧客への告知も計画していない」ではなく、堂々と広報すればいいですものね。

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iPad mini使ってみました。

2012年12月19日 | 私のPC
「iPad mini」が到着してから10日。
この間に使ってみた感想などをランダムに記します。

タブレット端末を持つのは初めてです。
ですから既存のタブレット(iPadなど)との比較はできません。
その点をお含みいただいた上での発言になりますが。

購入したのは以下の通りです。
・iPadmini本体(Wi-Fi、16GBモデル)
・専用スマートカバー
・液晶フィルム
・タッチペン

本体とカバーはApple Storeで注文、フィルムとタッチペンは家電量販店で購入しました。
16GBモデル(最廉価版)にしたのは、将来Retina(高精細度)ディスプレイ・モデルが発表になったときのことを考えて。

さらにモバイル・ルーターとしてイーモバイルの「GL04P」を2年しばりで契約しました。
月額3,880円。

「iPad mini」は主として戸外に持ち出して使います。
以前に百均ショップで購入したあり合わせのソフトケースに入れて持ち運んでいますが今のところそれで問題なし。
本体の厚さ・重さに関してはまったく問題がありません。

液晶部分を保護するスマートカバーを開けば自動的に画像が表示されるしかけになっているので、使い勝手もいいですが「持った感じが少し冷たいかな」という気もします。
まあ、パソコンだとは思えない感覚ではありますが。

画面の解像度は満足のいくレベル。
私の持っているモバイルPC(11.6型ワイド液晶)と比べても遜色のない解像度、というよりもキレイかもしれません。
このサイズで見る動画にそれほどの期待はしていないので、CPUの能力を無駄に使わない方がいいかも、という感じです。
直射日光の当たるところでは若干見づらいですが、これは表面に貼った保護フィルムのせいかもしれません。

タッチペンを使った操作にやっと慣れたところ。
今使っているタイプ(細かな繊維を編んだようなものが先端に付いている)は単純に持ちやすそうだったので選んだのですが、ネットで調べたらさまざまな種類のペンが売られているようで、もっとよく調べてから購入すれば良かったとも思いました。

使っているアプリは元々入っているカレンダー、メモ、カメラに加えてEvernoteとFacebookをダウンロードして使っています。
EvernoteはPCからアップした写真やファイルを見るのに使っています。Excelファイルなどのオフィス系文書も表示してくれるので便利です。
Facebookについてはブラウザ(Safari)での操作だと「いいね!」とかコメント記入がやりづらいので専用アプリにしました。

ゲームアプリはまだ開いてもいません。
ダウンロードの予定も無し。
「Google Map」が使えるようになったとのことなので近々ダウンロードしてみようかと思っています。

本格的に使い始めてから一週間が過ぎました。
一番変わったのはノートPCでメールを見ることが減ったこと。
Gmailを使って自分宛に来るPCメールを見ることができるので、ついつい「iPad mini」を使ってしまいます。
その分、ノートPCは本来の仕事に使うようになった、といえば聞こえはいいですが。

モバイルルーターの「GL04P」は設定も簡単で、これまで使っていたものとは格段の速度の違いを実感しています。
さすがにLTEだけのことはあるな、という感じでしょうか。
場所によって自動的に切り替えてくれるのでわずらわしさがありません。

モバイル・ルーターには契約時の決まりで月額525円のサポートサービスに加入する必要がありますが、設定できてしまえば必要ないので1ヶ月で解約してしまいました(このあたりは携帯電話の契約と一緒ですね)

また色々な場所に「iPad mini」を持っていくことで、あちらこちらにWi-Fiスポットができていることを知りました。
Apple Storeでの購入には「SoftBank Wi-Fi スポット」が2年間分無料で付いて来るので今度利用してみようと思います。
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トヨタとル・マン その2

2012年12月18日 | ミニカー
前回に引き続きトヨタ車のル・マン挑戦について「その2」をお送りします。

1993年。
ル・マンのレギュレーションでいうと「グループC」の最後の年、トヨタは満を持して3台の「TS010」を投入しました。
色はいずれも紅白に塗られた「デンソートヨタ」。
しかし、前年の覇者、地元フランスのプジョーに1位~3位フィニッシュを許し、4位を獲得するのが精一杯でした。

なお、このとき、株式会社サード(前身はその1でもご紹介したシグマオートモーティブ)というチームが「トヨタ93C-V」というクルマで参戦し5位に入賞しています。

1994年。
サードは「トヨタ94C-V」で参戦。残り1時間まで首位を走りながらミッショントラブルで後退し、惜しくも2位に終わりました。
ドライバーはエディ・アーバイン/マウロ・マルティニ/ジェフ・クロスノフ組。
上の写真がそのクルマです。
ちなみに、メーカーはアトラス(イクソ製)。オークションでもなかなか出品されないモデルだったので、手に入れたときには本当にうれしかったのを覚えています。

1995年以降ル・マンはGTカーのレースとなり、スープラなどで参戦を続けますがはかばかしい結果は残せないで終わりました。

そして1998年。
レギュレーションの変更と共にトヨタは新型マシン「トヨタTS020(GT-One)」で再びル・マンに挑みました。
「TS020」はレギュレーション上はGTカーというカテゴリーですがどうみてもプロトタイプ・スポーツカーにしか見えません。
日本国内ではなくドイツのレース用子会社で開発されたレースカーです。

決勝レースでは29号車がゴール2時間前までトップにいましたがミッションを壊してコース上にストップしてしまいまたも優勝を逃す結果に終わりました。
下の写真は総合9位に入った土屋圭市/片山右京/鈴木利男組の27号車です。



正直言って“霜降り牛肉”のようなカラーリングはいかがなものかと思います。
モデルはビテスというポルトガルのメーカーの製品です。

翌1998年。
トヨタは新設されたGTPクラス用に改造された「TS020」をル・マンに持ち込みました。
新しい「TS020」は速く予選の1位と2位を獲得します。
しかし決勝レースではタイヤのバーストとアクシデントにより両車ともリタイヤしてしまい、残る土屋圭市/片山右京/鈴木利男組の3号車にすべてが託されます。

3号車はトップを走るBMWを激しく追い詰めますが残念ながらタイヤがバーストして万事休す。
それでもトップから1周遅れの総合2位を獲得しました。



1999年版の「TS020」はほとんど真っ赤といってもいいカラーリング。
日本人3人の最高位を獲得した3号車は人気が高いモデルです。
モデルはミニチャンプス製。

結局一度も優勝を飾ることはできないままこの年をもってトヨタはル・マンへの挑戦を終了し、2002年から2009年まではF1への挑戦を続けることになりました。

そして今年2012年。
トヨタは13年ぶりに「トヨタTS030ハイブリッド」で再びル・マンに戻ってきました。
決勝レースでは残念ながらリタイヤしてしまったものの、一時は首位に立つなどその高い戦闘力を見せてくれました。
来年以降のトヨタの活躍に期待したいと思います。
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トヨタとル・マン その1

2012年12月17日 | ミニカー
それでなくてもついつい長くなってしまうミニカーネタ。今回は話がさらに長くなりそうなので、2回に分けて書きます。
最後までどうかお付き合いを。

トヨタの名前がル・マンの記録に載ったのは1975年。
シグマートモーティブという会社が設計したクルマ(シグマMC75)にトヨタのターボ・エンジンを積んでル・マンに挑戦しました。
ドライバーはトヨタのドライバーでもあった高橋晴邦さんと鮒子田寛さん。
私にとっては懐かしいお二人ですが決勝では残念ながらリタイヤしています。

1980年には、トヨタ車向けのアフターパーツを製造販売しているトムスという会社が、セリカをベースにしたGTカーをエントリーしていますが残念ながらこのときは予選を通過することができずに終わりました。
車名も写真も見つかりません(うーむ、残念)。

その後、1985年には童夢(いずれブログで取り上げるときが来るかもしれません)・トムス・トヨタの三者でチームを組み、2台の「トムス85C」で参戦し、そのうちの1台が見事に総合12位で完走を果たしました。


ワークス・チームとしてのル・マン初挑戦は1987年になります。
チーム名は「トヨタ・チーム・トムス」。
しかし、この年出走した2台のクルマ「トヨタ87C」は2台ともリタイヤしてしまいました。

そして翌1988年。
2台エントリーしたうちの1台、カーナンバー36の「トヨタ88C」が見事に6位入賞を飾りました。
ドライバーはジェフ・リースさん、関谷正徳さん、星野薫さんの3名でした。



このクルマは精密機器メーカーだったミノルタのサポートを受けていた関係で「ミノルタトヨタ」と呼び習わされています。
なかなか素敵なカラーリングだと思います。

もう1台は紳士・婦人服の販売を行っていたタカキュー(英語名taka-Q)のサポートを受けていたため「taka-Qトヨタ」と呼ばれています。
こちらは総合24位の成績でした。



こちらもレースの世界では有名なカラーリングです。
タカキュー・カラーと呼ぶ人もいますが、黄色に白と黒の配色はどう見ても「ニューマン・カラー」ですよね。
小さく“NEWMAN”のロゴも入っているし。
2台の「88C」ともモデルはエブロ製です。

1989年(メルセデスが37年ぶりに優勝した年です)。
挑戦3年目になるミノルタ/タカキューに加え日本電装(DENSO)の3台体制で参加したトヨタ車ですが、エンジントラブルやアクシデントなどで3台とも完走することができませんでした。

1990年。
「ミノルタトヨタ90C-V」が総合6位入賞。
ドライバーはジェフ・リースさん、小河等さん、関谷正徳さん。

※「90C-V」は「88C」に似ていて、集める意欲がまだ起きません。

1991年は不参加(この年「マツダ787B」が日本車として初の総合優勝を飾っています)。


そして1992年。

新たなスポンサーを得てル・マンに参戦した3台のトヨタ車は総合2位、5位、9位と好成績を残しました。
写真は総合2位、初の表彰台に上がった「トヨタTS010」です。
のっぺりしたボディにシンプルなブルーのカラーリング。
ドライバーは関谷正徳さん、ピエール・アンリ・ラファエルさん、ケニー・アチソンさん。
モデルはイクソ製。



ちなみに他の2台の車名は「92C-V」といいます。
「TS010」とは参加カテゴリーが異なるようです。

ついに2位を獲得したトヨタ。
残るは1位の表彰台のみ。

しかし、苦難の歴史は続くのでした。(次回に続く)
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