五十の手習い足払い

五十歳を過ぎて始めたブログももう何年目?
山梨に住む新しモノ好きのオヤジが自分の趣味や日々の暮らしをつづります。

奇想の王国 だまし絵展

2009年06月23日 | 日々のつれづれに
月曜日、家内と二人で渋谷・Bunkamuraザ・ミュージアムで開催されている
「奇想の王国 だまし絵展」に行ってきました。

ウィークデーなので閑散としているだろうと思っていたらさにあらず。
老若問わず、けっこう大勢の客が詰めかけていましたよ。
これで土日だったらと思うと...。
見に行くんならウィークデーを強く勧めます。

この手のものは館内撮影禁止なので詳しい内容は下記のページをご覧ください。

 奇想の王国 だまし絵展

だまし絵というとすぐに思い浮かぶのがエッシャー。

確かにエッシャーの有名な作品もありましたが、
強く印象に残ったのは「アメリカン・トロンプルイユ」と呼ばれる、
19世紀のアメリカの画家たちが描いただまし絵。

壁にテープで貼られた状差しに無造作に挟まれた手紙や写真。
その折り目や汚れまでもが壁ごと精密に描かれています。

割れたガラスや、狩りの獲物の鳥たちやライフル。

だまし絵といいうよりは「超」が付くくらいの写実画。
思わず手を伸ばそうとしてしまうほどのできばえです。

また、歌川国芳や広重など浮世絵画家たちが描いた日本のだまし絵も面白い。
現代美術としてのだまし絵は、もはやオブジェの領域に入って、
その多様性を増しています。

だまし絵展は8月16日まで。お早めに。

コメント (2)
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