涛沸湖の水は澄んでる。冬場の所為もあるかもしれない、それに水深も浅いと思われる。ちょっと深くても白鳥の長い首を延ばすと底の何かを啄む事が出来る様だ。
彼女等の動きを見ているとちょっとしたダンスに見える。
先ずはシングルダンス。湖面に向かってまっすぐ進み、其処で見つけた何かを啄んでるのだろうが…風もなく鏡の様な湖面に映る虚像の白鳥にそっとキッスの様な優雅な仕草だ。
ペアの白鳥が仲良く湖面を進む…じっと湖底を見ている様だ。間もなくすると水面下に頭を突っ込んだ!
ペアダンスの始まりです。先ずは同時の転倒技、お尻だけの白鳥も中々いいですね。一方が顔をあげる、また水面下に頭を突っ込むと、今度は他方が顔を上げる。…ちょっとコミカルなペアダンス。
陽が落ち来ると鳥達は自然と奥の方へまとまり始める。飛んできたものも奥の開いたスペースに着水する。こうなると一気に暗くなる。
夕焼けを情景を求めて我々も移動する事に!
(続く)