ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

ガソリン問題は政情不安の引き金

2008年04月28日 17時19分21秒 | Weblog
石油流通企業はどこでも暫定税率問題の価格対応に大忙しです。
当社のサポートスタッフは大忙しですが、営業部門としては開店休業状態です。

ゴールデンウィークが終わって落ち着かなければとても石油販売企業への営業対応どころではない訳です。

しかし、一気に30円の値上げとは・・・・、
理由はともかく未曾有の価格変動ですから、問題はこの後、消費者動向がどうなるかですね一気に減販の波がくるはずです。

原油価格もさらに上がるようですから来年あたりガソリン200円/㍑なんて事にならなければ良いのですが、
運送業界などでは暫定税率の一時的な撤廃で突発的な神風が吹いた後に今度はさらに大地震のような災害が来たようなものです。

日本という国家はどうも運営していくためのコストが掛かり過ぎているようですね、
なにしろ高級官僚から地方公務員まで国家としての制度やシステムを維持するための経費が掛かり過ぎているようです。
役人が本当に多過ぎて、国家行政の複雑で巧妙な仕組みのコストが国民生活を圧迫しています。不明朗な点が多すぎます。これではまるで国民は役人の奴隷みたいなものです。
最近ではまるで「楢山節考」の映画のように老人まで苦しめているのです。

民間企業ではリストラの後、さらに無駄を省き乾いたぞうきんをさらに絞って経費削減をしている訳ですが、国民の税金の上にドッカリと居座る役人は税金を横領した金で買ったマッサージ機に掛かりながらカラオケやらタダで旅行して豪華な宴会のし放題。困ったものです。

こんな状態をまず解決して節約してもさらに国家財政が不足するなら国民も税金について同調するはずなのですが、現状のままで国民にこれ以上の負担を強いるとしたら、この国は本当に狂っていますね。

こんな国民の不満を解消するのが政治の力だと思うのですが、どうもテレビなどで話している政治家の発言は国民感情の実態とはかけ離れているように感じられます。

こんな事をしていたら、いつか国民の怒りが爆発するのではないでしょうか。
アメリカだってかつてはロスやサンフランシスコで暴動が発生した事もある訳で日本の治安まで不安定になりそうです。

これ以上景気が下降して、国民生活を圧迫すると本当に何が起こるか判りません。

このような状況の中で、5月1日からガソリンが再値上げです。

いま、選挙をしたら自民党はボロ負けするでしょうから、解散はないと思いますがこのままズルズルと行ったらそれはそれで困ったものです。

日本の政治に果たして自浄能力があるのか疑問ですが、政治家を選挙で選んだのは国民なのです。

今回のガソリン値上げは本当に国民の怒りに火がつく導火線となるのかも知れません。
ガソリンですから火がついたら危険ですね。

若い職人さん頑張れ!

2008年04月28日 11時27分35秒 | Weblog
最近お昼には近くの高崎駅の「駅そば」をよく食べに行きます。
「ごぼう天そば」が一番のお気に入りです。
昔の「支那そば」風のラーメンも結構いけます。

現在駅に隣接して巨大なヤマダ電機本社ビルが建設中ですから、お昼には仕事着姿の職人さんで一杯です。
ところで、最近では職人さんは若い人が増えていますね、
フリーターとかで定職を持たない若い人が増えているという事ですが、仕事着を着た若い職人さんがカレーライスとラーメンなどを美味しそうに食べている姿を見ると経済の活気を感じます。

一時は3kなんて言われていた現場仕事ですが、手に職を持った若い人が一生懸命に仕事をしている姿を見るとなぜか救われたような気がしてきます。

SSでもそうですね、活気がある若い人がフィールドで動き回っている姿は好感が持てます。
日本人は現場での労働というものをもう一度見直してみる必要がありそうです。

私も、大学が終わって家業を継いだ20代の頃は作業着を着てSS店頭で油だらけで仕事をしていたものです。
彼女とデイトする時なんて、石鹸で爪の間の汚れを落とすのに苦労したのです。

最近の世情は、一方では人手不足、また一方では正社員になりたい若い人に職がないという矛盾は人間の我儘から来ているように思います。
恰好よくて、楽でお金になることなんてそう簡単にあるものじゃございません。

「稼ぐに追いつく貧乏なし」と言います。
「汗を流す人を大切に」したいものです。

駅を行き来する変な恰好の女子高校生やギターを抱えて歌を歌っている若い人、なかには一生懸命に訳のわからないダンスをしている人もいますが、あんな人間ばかりになったら日本は大変ですね、それをしり目に真面目に一生懸命仕事をしている若い職人さんたちもたくさんいるわけです。
それを見てちょっと安心しています。
まだまだ、日本も捨てたものじゃありません。

事故のないように気をつけて、仕事をしましょう。

値取り環境ができています

2008年04月28日 08時39分09秒 | Weblog
後期高齢者に対する年金保険制度の扱い、
揮発油暫定税率の再復活によるガソリン値上げ。
公務員の天下りと多発する不祥事。
ガス自殺者の増加蔓延。

平和の祭典であるべきオリンピックの聖火まで世界中で大騒ぎ。

毎日報道される殺人事件などにも慣れてしまいそうで怖い世の中の状況ですね、

ゴールデンウィークの真っ只中、5月1日からのガソリン値上げで『160円』という価格が強調されており値取り環境は整ったと思われます。
3月末の損失を取り戻すべく全業者の足並みが5月1日から揃うことを願っています。

3月末から4月初めにかけて政治不在によりガソリンスタンド業者が被った犠牲はメディアでも報道されており、すでに今回の値上げ環境は整っていると思われます。
「弱気の値取り」ではなく強気に行きたいものです。