世界に飛躍する「ユニクロ」と、淘汰の波にさらされる「ＪＡＬ型」企業

会社体質が古くて、社員に名門意識が強くて改善意識が薄く、固定費が高い企業をＪＡＬ型企業と呼ぶらしい。
ベテラン社員が多くて時代の大きな変化に順応できない企業体質に陥っている企業が増えています。
確かに日本は国家全体がＪＡＬ化しています。

よく見ると、名門の石油流通企業にも全国各地には「ＪＡＬ型企業」が多いですね。
今年の景気は再び底割れで「二番底」が懸念されています。

「何か」を変えなければ、どんな名門企業でも生き残れない時代なのです。
数年前に言われた、「ガラガラポン」の時代がまさに到来しています。

老舗で名門といわれる企業ほど「改善」という言葉が重くのしかかっているはずです。
「他人（ひと）のふり見て、我がふり直せ」といったところです。

当社は本日から業務を開始します。
一年中忙しく全国各地を飛び回っているスタッフも充分な休養をとったはずです。
厳しい時代に向けて、新たな体制で気持ちを新たにしてスタートします。

我々のような零細企業の強みは、即時改善が可能なことです。
荒海に浮かぶ、小舟のような企業ですから全員が心を一つにして大海に向けての航海に臨みます。

今年からは「営業第一」
新鮮な気持ちで、頭の柔軟性を維持しながら、全力投球したいものです。

ＪＡＬとは逆に、
時代を先取りして世界戦略に臨む「ユニクロ」の柳井社長の言葉が光ります。

――企業として規模が大きくなっていくと、ユニクロのよさを失ってしまう可能性もあるのでは・？

だから、ベンチャービジネスが大切なんです。
ベンチャービジネスということは、大きくなっても中小企業、零細企業、あるいは今から成長していこうという意欲のある人だけの集団にするということです。

社員全員に、「あなたは本当にわれわれと一緒に成長していけますか」と問いかけています。
極論ですけれど、グループ化とかグローバル化を達成するために、
社員は、今日すぐにフランスに行って、そこで店長をやれと言われたら、行かないといけない。
あるいは今日、グループ会社に行って商品の担当者をやれと言われたら、行かなきゃいけない。
それがグローバル化だし、グループ化だし、再ベンチャー化。
すなわち全員経営ということです。

素晴らしいですね・　我々も「ユニクロ」を見習いましょう。

皆さんの企業も「ＪＡＬ型企業」にならないよう、常にベンチャー精神を失わず、「改善」に努めましょう。
どんな企業でも、創業したての零細企業、これからの成長を目指しましょう！

今年が創業スタートの年と思えばよいわけです。
そんなわけで、早く出社します。