ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

石油流通ビジネスの本流

2010年01月12日 15時44分44秒 | Weblog
「ガソリンスタンド運営」が経営の中心となっている企業にとってはお耳障りな話題かもしれませんが・・

全国各地の大手特約店などにおいて「直売部門」システム構築の動きが急増中です。

すでにご承知の通り、前期における「中間卸売流通」による収益効果で、改めて「直売システム」を見直す企業が増えているようです。

卸売直売や業転では「市況の下げ時」にタイムラグで大きな収益が生まれます。
その影響で、直売部門は3~5ヶ月間で一年分の収益が確保できたという企業も多いようです。

リテールの「ガソリンスタンド」レベルのビジネスと、ボリュームが大きい上流の流通では業者の市況意識と収益額が大きく異なります。

数百キロ程度のSS店頭販売業者の場合、
原油価格動向などを先読みしながら数か月先の販売市況予測を論じてみてもあまり意味がないような気がします。
そんなことより、現在の売価と自らの企業の「仕入れスタンス」を認識することが大切なのです。

元売の「直販玉」による業転仕入に関する市況情報などは、
ある程度のボリュームをもった業者であれば、黙っていても流れてくるはずですが、
販売ボリュームが少なければ自分で情報取得に動かなければなりません。
方法は色々あります。

それが石油流通ビジネスの現実なのですが、
系列企業として、一歩踏み込めばよく判ることです。
たとえば、
知ってはいても、系列担当者などに「教えて頂く」姿勢をもつこと、
地元の安い居酒屋にでも誘って一緒に飲みながらでも
意外と有効な情報を取得できることがあります。

ハッキリ申し上げて、これからは「情報の質」にこだわるべきです。
「情報取得」にはそれなりの経費も掛るはずですが、
はたして、お金を払う価値があるのか、

一般業者の方が「仕入れルート」の情報取得がポイントと感じておられるように
情報取得のポイントを、どこに見据えるか、再度考えなおす必要がありそうです。

誰でも知りうる「掲示板情報」の匿名書き込み情報などを系列担当者などに絶対に振り回すことのなきよう要注意です。

自分の立場が安くなり、担当者に舐められます。
知ったかぶりよりも、知らないふりをして、教えて頂く姿勢が大切です。

しばらくは、系列元売や商社などの仕入先と対立しないで自分の仕入れを有利に導くことがポイントです。

いつでも「まんじゅう」のアンコだけ食べたがるわがままな販売先と思われないように、仕入先を大切にしましょう・・

小金をもっている、田舎者の経営者ほど威張りたがるものです。
世の中には、自分よりお金持ちも、頭の良い方もたくさんいらっしゃる事を忘れずに、
聴き上手に徹しましょう。
そしたら・・・・・・・・?

あなたの会社が、倒産しそうになったとき助けてくれるのは「仕入先」なのです。
顧客は決して助けてくれませんから・・

某大手商社のご担当者の方とシステム構築に関する打ち合わせをしていた時の、
茶飲み話です。

ビジネス情報、新年交換会

2010年01月12日 05時30分01秒 | Weblog
高崎といえば、新幹線で東京駅まで一時間以内で通勤です。
それでも群馬県といえば積雪が多いように思われている方も多いようです。
ところが、今シーズンになってから一度も雪が降っておらず、空気が乾燥していまして寝ていて喉が渇きます。
「上州の空っ風」で空気はまさに乾燥しています。

今朝は、冷え込んでいます。
この辺から灯油が急に動きそうな気配になってきました。
とにかく、私が石油ビジネスをしている頃の経験では、北関東エリアでは1月末頃から急にボリュームが増える傾向があります。
正月ころまではシーズン初回の納入で行きますが、小林山のだるま市のころから冷え込んで、注文が急増する傾向があるわけです。
今日あたりから灯油ビジネスがまっ盛りになりそうです。頑張りましょう。

先週末は、旧友と新年会。
自動車部品関連の下請け企業を経営していた友達の工場は開店休業状態で、
社員である弟さんや息子さんの仕事がなくて悩んでいましたが、なんと「焼き肉」レストランを開業しましての「お披露目」というわけです。

ホテル経営で有名な友達は、中国、上海へ進出するという。

不動産屋の友達は、中古物件の流通が増えていてリフォームビジネスに活路を見出しています。

弁護士の友人は、息子さんが公認会計士になって外資系の監査法人で修行中。
二男も司法試験に合格して都内の別の事務所で弁護士修行中。
それでも彼の事務所ではなんと五人もの新人弁護士が修行中。
最近は、弁護士が増えてきて司法試験に合格しても簡単には食べられないという事です。
米国などでは、交通事故が起きると警察よりも弁護士のほうが早く現場に行くという笑い話もあるらしい。

とにかく、バイタリティーのある人間ばかりですから、
お互いの話に迫力があります。

一般的経営者の皆さんよりも思考回路がバリアフリー状態ですから勉強になります。
彼らと話していると、新しいビジネスモデルが次から次へとでてきます。

石油ビジネスも少し頭の中を柔軟にして、改めて違った視点で自分の商売を見直す必要がありますね。

高校生時代からの遊び仲間で、みんな喧嘩に明け暮れた硬派のワルでした。
それでも、今では地域をリードしている立派な経営者ばかりです。

セミナー料金を払ってもいいような新年会なのです。