ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

雪国からの帰還。灯油ビジネスの真髄をみました。

2010年01月16日 06時00分36秒 | Weblog
一昨日、昨日と新潟、富山、石川と大雪のど真ん中を雪中営業行軍してきました。
RV社での移動でしたが、とにかく凄い雪でした。
とくに、豪雪地帯である妙高と中郷の雪は別格ですね、
トラックなどのスタックで雪中渋滞だらけで本当にまいりました。

それで高崎に帰ってきたら、雪など全然見えずに晴れていて、
静電気バリバリの乾燥状態です。

北陸の、灯油需給も微妙ですね、金沢周辺は海が荒れて陸揚げできず玉不足気味、
石川県の業者は富山あたりまで足を延ばして倉取りが多いようです。
やはり、自社ローリーなどでの流通対応が圧倒的な機動力を発揮しているようです。

最近感ずることですが、
経営者の考え方はまさに色々だと感じています。
相変わらず地域安値を嘆く方や仕入調達や流通の話題に集中する方、
まあ、配送コストが確実に転嫁できる環境が整備されていますから
地域市況を嘆くのは、どこでも今一歩の弱気企業のようです。
かつて元売りなどに特化対応を求めるための泣きの値引き依存型手法が思い出されます。

一方では、玉不足を背景にして競合他社に差をつけるべく頑張っている企業もあります。
需給状況の変化にフレキシブルに対応できるのが底力であるとも感じました。
大雪やアクシデント発生時などには流通対応が最優先ですから、
流通対応の機動力により圧倒的な経営格差をつけるのが、勝ち組企業の経営力。

やはり、自社による流通対応が必須です。
倉取り用大型ローリーや貯蔵施設などの設備が圧倒的な力を発揮しています。

灯油ビジネスが、石油流通ビジネスの生命線であることを改めて再確認しています。
来週からは、関西、四国への遠征ですから雪はないでしょう。