ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

適正販売するための努力を

2010年01月11日 07時21分06秒 | Weblog
SSビジネスだけでなく、どんなビジネスでも「仕入」に強い経営者と「売り」に強い経営者がいるわけですが、

石油に関する一部掲示板情報などを見ていると、仕切り価格に関する情報に固執し過ぎている方が多すぎるような気がしています。

「利は元にあり」と言いますから、もちろん仕入価格情報は大切です。
しかし、其々の立場できちんとした商売をしていれば、必要とする情報取得はそれほど難しいことではないはずです。

本来商人としては、いかにして採算価格で販売すべきかの工夫が一番大切のような気がします。

今後の石油業界にとって、適正な「市況構築」は絶対必須な条件となっています。
しかし、私の申し上げているのは、昔のような石油組合を媒体とした「価格協定」のようなものではなく、販売業者其々の創意工夫です。

資本主義経済ですから、当然、基本的な販売競争を無視するわけにはいきません。
しかし、其々の企業が「販売価格戦略」だけに固執せず、もう少しだけ自信をもって分岐点に達する価格設定ができるような「創意・工夫」の努力をすべきだと思います。

ガソリンを安く売って顧客数を集め、「油外収益」で稼ぐという、
この業界独特のプラス循環思考もあるわけですが、実際にはどうなのでしょう?

まあ、「商品格差」のないビジネスですから、永遠の夢かもしれません・・・・

しかし、なんとか其々の販売業者によって自主価格設定ができ「ビジネス手法」構築の手法を考えてみたいものです。

これだけセルフオペレーションが普及してきた現実をみると、かなり難しい課題であることも理解できます。

やはり、「初夢」なのでしょうか・・・・