石油ビジネスのシステム最新情報講座

最近では、こんな私でも最近は原稿依頼が増えています。
本業が忙しくてなかなか対応できませんが、最近は災害と「ＢＣＰ」とか、
「クラウド」に関する話題が増えています。

実際のところ、「クラウド」の専門的な部分などについては自分でも判らない事も多いわけですが、
私としては、クライアントの要望に応じて企画し制作したり、既存の技術と知識の延長線上にあるものですから、
概念的にはほとんどをカバーしており、実は現実的なシステムだと感じています。

皆さんも、別に難しく考える必要はありません。
ＡＳＰ、ＳａａＳ、クラウド、ＢＣＰなどシステム業界やＩＴ関係では、
やたらとアルファベット３文字を使った用語を使用する人達がいるわけですが、
概念的な中味がわかれば、さほど難しい事ではありません。

簡単な事でも、わざわざ難しそうな用語を使って、業界人を装う輩も多いわけです。
ですから、わからなかったら、逆に素直に質問してみる事をお勧めします。

私なんて、
外見的な風貌がとてもＩＴビジネスに関係しているようには見えません（よく言われます）し、
年齢的にもＩＴに関連したビジネスに従事しているとは思われないようで、
若い人が、専門用語を並べ立てて話をしてくるとかなり戸惑う事も多いわけです。

今後、今回の災害を起点として石油業界でも「ＢＣＰ」を前提とする「クラウド化」が急速に普及するはずです。
なんて、云われると、何か難しい事が始まるようにも聞こえますが、

実は、
「ＢＣＰ」とは、［business continuity planning］【経営・企業】事業継続計画
地震、津波などの様々な災害を想定した「事業継続計画」です。
主に、システム的な分野で自分のビジネスを災害発生時でもなるべく損害を最小に留めつつ、
業務の復興を速やかに再構築するためにはどうしたらどのように体制を準備しておくことが必要か、
そして、現実に災害が発生した時に、どんな対応をとるべきなのか、あらかじめその計画を立てておく事。
と、理解しておけば良いわけで、
経営者であれば、誰でも考える「課題」ですから、何も「ＢＣＰ」なんて言わなくても良いわけです。

「クラウド」とは、Ｃｌｏｕｄ Ｃｏｍｐｕｔｉｎｇ
ビジネスの売り上げデータなどを自社サーバーで管理していると、
今回の災害時のように焼失したり、流されたりして、販売管理データなどの貴重な経営資源を全て失う事になりますから、
インターネットを使って、「データセンター」と呼ばれる大きなサーバーを設備した施設にデータ保管しておけば、
「売掛金」などの貴重なデータが損なわれることはありませんから、安心です。

と云う風に、簡単に理解しておくことがポイントです。

「クラウド」を使用すれば、データセンターのサーバーを活用できますから、
自社でサバ―を購入したり、専門的なスタッフによるサーバー管理業務も不要となりますから、
ランニングコストを削減できますし、安心できますね、
ただし、データセンターには、月次で利用料金を支払う事になるわけです。

経営規模が大きい企業は、有利に使用できますね、

しかし、
最近では、データセンターが乱立していますから、「月次利用料金」も大幅に下がる傾向にあり、
一般企業でも「クラウドコンピューティング」を活用する企業が急増している。
と云うわけです。

すでに、当社の「雪ん子」はクラウドによる運用がスタートしています。
軽油税納税管理「Ｄ‐ＴＡＸ」や直売システム「ペトロマスター」なども、既にクラウドに対応しています。

本日は、石油ビジネスのプチ講座でした。