ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

変化するホームエネルギー、そして当面の『灯油販売戦略』

2011年06月17日 05時17分04秒 | Weblog
今年は例年よりも早めに灯油販売戦略に取り組む企業が増えています。
電力供給に対する不安とホームエネルギーとしての灯油に復権の兆しが見えているからだと思います。

「ソーラー」、「バイオマス」、「ガスタービン」、さらには日本近海に多く埋蔵量が見込まれる「メタンハイドレート」など
今後は次世代エネルギーへの時代に向けて動き出すことになる日本のエネルギー戦略。

しかし、当面ホームエネルギーの中心はやはり「灯油」と云う事になります。
「灯油」は次世代エネルギーへの「つなぎ」として、改めて見直されることになりそうです。

灯油の機器類も、再び、昔の「灯油コンロ」のような電力を使用しないものが注目されています。
確かに、ファンヒーター方式では停電時に使用できないわけですから当然です。

現に、
今回のような大災害発生時の「停電」には、廃材の木材などが被災地における当面のエネルギー資源となっていますね。
災害発生時における基本的なホームエネルギーはやはり当面は「灯油」、「LPG」、「LNG」を中心とする「化石燃料」となるはずです。

ところで、
大災害が関東エリアなどで発生したら、コンクリートや鉄骨だらけの大都会などでは、
燃やす事が可能な「廃材」さえもないはずですから、
首都圏などの郊外などに安全な「灯油・炭・薪」などの「貯蔵施設」を準備しておく必要もありそうです。

最近、『雪ん子』導入を検討している企業のほとんどは、
すでに積極的に灯油販売に取り組んできた企業が多いですね。

最初から『顧客管理データベース』の構築、『合理的な配送体制構築』、『売上データ処理の合理化』
さらには、灯油配送を起点とする新たな『宅配ビジネス』の企画など導入目的が明確化しています。

とくに、WEBによる「受注体制構築」、「配送管理」などの機能を活用した
「灯油以外の商品」への広汎な運用展開も増えてきました。

灯油配送管理システム『雪ん子』がさらに進化して、
その多様な機能を活用しようとする新たな試みと要望が増えてきた事は、
なにより、システムが定着して石油業界からの注目度が向上している証ですから嬉しい事です。