ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

7人の「サムライ」 + 1

2011年06月18日 06時38分10秒 | Weblog
今月の当社の業務スケジュールはかなりハードです。

私は、北海道、北陸でプレゼンテーション。
構築スタッフは北東北の被災地、八戸で「クラウド」による灯油配送センターの立ち上げ構築。
九州地区では、大手ディーラーによるEDI(WEB受発注システム)の構築、
そして営業スタッフと私は都内の数社で構築の事前打ち合わせ、

まさに、北海道から、南は沖縄、石垣島まで当社のユーザーは拡大しており、
サポート体制はすでに全国各地をカバーしています。

大手は、石油元売販社企業、大手商社、石油スーパーディラーから、1店舗ディラーまで、
上場企業のお客様も増えており、非常に客層が拡大しています。

これだけの業務を事務所で控える私の家内も含め、たった7名でこなしています。

それでも最近では、大手企業の元執行役員、若いプログラマーが入社して補強されているわけです。
まさに、チームワークが大切ですから情報の共有化は欠かせません。

社内で全員が顔を合わせての打ち合わせは、月一回か二回程度でフル稼働です。
業務管理はほとんど、汎用のASPグループウェアによるスケジュール管理と自社で制作した開発と、営業管理専用のグループウェアをフル稼働しています。

経理部門は税理士とWEBを活用して運用しており、決算申告も「電子申告」。
幸い、若手のITに強い経理事務所スタッフと連携しながら会計システムを運用しており、非常にシンプルです。

私とSOHO形式で作業をおこなうベテラン開発スタッフは、永い付き合いですから頭の中は常に表裏一体。

今回、軽井沢へ会社機能を全て移転出来たのは、色々な条件を克服し、
IT環境をフルに活用することで可能となったわけです。

少ない人数で、全国各地の多くのユーザー様をサポートしながら、常に新たな開発を進め、
自分たちで企画制作したコンテンツを自信を持って販売していく・・・

まだまだ、我々の仕事は「戦の途中」です。

この戦いは、きっと、死ぬまで続く事になるのでしょう。

変化するホームエネルギー、そして当面の『灯油販売戦略』

2011年06月17日 05時17分04秒 | Weblog
今年は例年よりも早めに灯油販売戦略に取り組む企業が増えています。
電力供給に対する不安とホームエネルギーとしての灯油に復権の兆しが見えているからだと思います。

「ソーラー」、「バイオマス」、「ガスタービン」、さらには日本近海に多く埋蔵量が見込まれる「メタンハイドレート」など
今後は次世代エネルギーへの時代に向けて動き出すことになる日本のエネルギー戦略。

しかし、当面ホームエネルギーの中心はやはり「灯油」と云う事になります。
「灯油」は次世代エネルギーへの「つなぎ」として、改めて見直されることになりそうです。

灯油の機器類も、再び、昔の「灯油コンロ」のような電力を使用しないものが注目されています。
確かに、ファンヒーター方式では停電時に使用できないわけですから当然です。

現に、
今回のような大災害発生時の「停電」には、廃材の木材などが被災地における当面のエネルギー資源となっていますね。
災害発生時における基本的なホームエネルギーはやはり当面は「灯油」、「LPG」、「LNG」を中心とする「化石燃料」となるはずです。

ところで、
大災害が関東エリアなどで発生したら、コンクリートや鉄骨だらけの大都会などでは、
燃やす事が可能な「廃材」さえもないはずですから、
首都圏などの郊外などに安全な「灯油・炭・薪」などの「貯蔵施設」を準備しておく必要もありそうです。

最近、『雪ん子』導入を検討している企業のほとんどは、
すでに積極的に灯油販売に取り組んできた企業が多いですね。

最初から『顧客管理データベース』の構築、『合理的な配送体制構築』、『売上データ処理の合理化』
さらには、灯油配送を起点とする新たな『宅配ビジネス』の企画など導入目的が明確化しています。

とくに、WEBによる「受注体制構築」、「配送管理」などの機能を活用した
「灯油以外の商品」への広汎な運用展開も増えてきました。

灯油配送管理システム『雪ん子』がさらに進化して、
その多様な機能を活用しようとする新たな試みと要望が増えてきた事は、
なにより、システムが定着して石油業界からの注目度が向上している証ですから嬉しい事です。

人のやらない事をやる! 人の出来ない事をやる!

2011年06月16日 02時31分13秒 | Weblog
私が、石油ビジネスに関するソリューション開発と販売を始めてから約20年以上が経過しました。

想えば、石油関連ソリューション開発は自分自身が経営していたビジネスそのものの延長線上にあったわけですが、
いつの間にやら、『本業』となっています。

地方の一介のガソリンスタンドの経営者が始めた趣味にも近いシステム開発が、
今では、ユーザー様も増えて「サポートセンター」まで設置して本格的なITビジネスに変貌しているわけです。

開発着手のきっかけは、自分の会社で運用するためでしたが、
ここまで来るには、開発経費と時間ががかかり過ぎて大きな代償を払う事にもなりました。
支払った犠牲と時間が大き過ぎたと感ずる事さえあります。

石油ビジネスだけでなく、
不動産開発から外食産業まで色々な仕事を犠牲にしてまで継続してきたこの仕事ですが
しかし、いつの間にやら大きく育っています。

人のやらない事をやる。そして、『人の出来ない事をやる』
『好きこそ、モノの上手なれ』と申します。
『石の上にも三年』とも申しますが、その7倍以上の忍耐と執念がしみ込んだ当社のシステムです。

類似製品が出てきたときには、
自らこのビジネスに可能性を感じて、自信を持った事もありました。

ビジネスで「ピンチをチャンスに変える」には『創造力』と『忍耐』が命ですね。

誰もやらない事を成し遂げるにはリスクを伴いますから、失敗を恐れていては何もできません。

しかし、誰でも恐れている『失敗』を体験したり、乗り越えることで
他の追従を許さないビジネス展開をはかる事が可能となるわけです。

北海道からフェリーで新潟へ、そして北陸へ移動する時間と経費が惜しくて、
なんと、助手のA君と運転を交代しながら16時間で津軽海峡を越えて軽井沢まで帰ってきました。
昔取った杵柄、『ラリーチームやまびこ』の日本制覇の心意気が生きています。
「イニシャルD」を知っていますか?

やっと作った二日間。
余裕ができた時間に仕事をして、あと一日はゴルフでもと云うわけです。

業界誌の毎月の原稿から、新聞のコラムを書く、提案書を作成、新たなビジネスモデルの企画、
さらにはドキュメント類の制作まで、
そして、こうして毎日ブログまで書いているわけですから、
普通の人間の三倍くらいの猛烈な業務スケジュールで生きています。

昔の会社が破綻して、自己破産して、離婚して、たった一人で、この仕事を始めた時には
出先でシステム開発をしながら、北海道から、沖縄、石垣島までシステムを販売していたわけですから
「あの頃」を考えたら、それでも現在は「天国」のようなものです。
昔は、十勝平野のど真ん中で星を眺めながら、ライトバンの中で寝ていた事もありました。

振り返れば、全く壮絶な人生体験をしながら生きているわけです。
人の出来ない努力するという事は、どんな事なのか・・・
たとえば、私のブログ書き込みの時間を見れば理解できるはずです。

『なせば為る!!』
石油業界の皆様、減販だ、儲からない。売れないと悩む前に、
工夫と努力で新たなエネルギービジネスの時代を切り拓くために行動しましょう。

誰でも、出来る努力ではダメですね、
『出来る堪忍だれもする。出来ぬ堪忍、するが堪忍』
と云うわけで、今夜も徹夜で頑張っています。

本日も、夜が明けて朝の六時には能登半島まで日帰り出張と云うわけで
私のシステムを求める人がいる限り、日本列島をひとまたぎ。

私は波乱万丈の人生ドラマを今日も一生懸命に生きています。

どうなる『電力使用制限』、オフィスを移転して思う事、

2011年06月15日 05時30分36秒 | Weblog
今年の夏に予想されている「電力使用制限」と云うものが実際にどんなものなのか、気になります。

国民生活はもちろんですが、
各種産業界やビジネス環境にもどんな影響を及ぼすことになるのか・・・・
「計画停電」とは、どのように異なるのか・・・・

もし、本当に真夏に使用制限による停電が発生したら、
ここ数年。
40度を超えて熱中症による死者まで出ている地域ではどんな事になるのでしよう・・

そして、
先日のたった数時間の「計画停電」でさえも苦労した企業の「サーバー管理」などではどんな作業が必要となるのか・・
これは、完全に「人為的」な第三次災害ともいえる、とんでもない状況が発生する可能性もあります。

大災害発生後、三か月が経過して一応の平静さを取り戻しているようにも思える首都圏ですが、
実は、まだまだ危機が去ったわけではないようです。

先日、当社に一部上場のIT企業の役員さんがサポートセンター移転の表敬訪問と視察を兼ねて来訪しました。
大手企業や、大規模なデータセンターなどを保有する企業に対しては、
すでに1700社以上に「電力使用制限令」が発令されているという事で、現在対応に追われているという事です。
我々のような零細企業は単なる「節電」で済みそうですが、大企業ではかなの厳しい状況が発生しつつあるようです。

『電力使用制限』はペナルティが大きいようです。
指定された節電が実現できなければ時間当たり、100万円のペナルティを支払い事になるようですから、
大きな課題を突き付けられているわけです。

問題は、システム保守だけでなく、オフィスなどの「暑さ対策」でも発生する可能性がありますね。
労働環境が悪化して、仕事どころではなくなるかもしれません。

私の会社では昨年の真夏に40度を超えた日にエアコンが故障して「地獄」を体験しました。
北関東エリアの真夏の温度はここ数年とんでもない気温を記録しています。
「熱中症対策」なども考慮しておく必要がありそうです。

短パンとポロシャツ姿の「スーパークールビズ」の服装を見て、笑っている場合ではなくなりそうですね。

最近の石油流通業界における流通管理システムは、
省力化を実現するためWEB環境を活用しているケースが増えています。
流通の上流から、リテールまで幅が広く、中小企業ではアナログ対応もありますが、
大手の流通の上流ではシステム化が進行しています。

石油流通システムはまさに「ライフライン」を支える「生命線」なのですが、
実は、最近の過激な販売競争により全国各地でガソリンスタンドが閉鎖してその数が減少しており、
システムに投資する余裕もない企業が増えているという現実があります。

もちろん、石油業界としてのみずからの責任もありますが、
灯油などの「ホームエネルギー」を中心に、
改めて安定供給体制を見直す必要があると考えています。

「灯油」は電気のように電線を使用して送られるエネルギーではありませんね、
「配送」という業務を伴ってご利用いただけるわけです。
ですから、受注、配送、のシステム化が急がれているともいえます。
誰でも、いつでも安心して利用できるホームエネルギーとして再認識されるよう頑張りましょう!

今回の大災害による「電力供給不安」で全国各地で「オール電化」などに対する弱体な部分も露呈しています。
なんとか、しなくてはならないというのが当社の使命感となっています。

当社は、
軽井沢へオフィスを移転して、クーラー不要ですから、とりあえず暑さからは回避できそうです。
電力は、中部電力圏内ですが「節電」にも努めましょう。

当社のクールビズは、
社内ではTシャツと半ズボンで行きましょう。

とはいっても、家内などは朝晩まだセーターを着ています。

皮肉にも、
かつて、話題となった「リゾートオフィス」、「バックオフィス」構想がこの大災害で現実のものとなっています。

今年の冬を越えて、来年の夏まで、我々のオフィスは新たなビジネス環境での未来体験と云う事になります。

男の隠れ処

2011年06月14日 15時11分49秒 | Weblog
北海道から帰って、広告宣伝資料を制作中。
企画立案からドキュメント類の企画制作まで、一人でこなすわけですから時間がほしいですね。

その間にブログも書くわけです。
最近、油業報知新聞社の記者さんからコラム原稿の要請もありまして、
不定期で要望にお応することとなっています。

軽井沢へ会社を移転して二週間ですが、
ようやく第二の故郷へ「帰ってきた」という感覚です。
スタッフも、全員が「なぜか落ち着いて仕事ができる」と喜んでいます。

昔懐かしい、顔と再開したり楽しいですね。
万平ホテルのクラシックバーのバーテンダーのOさんも、
久し振りに顔を見て、また楽しい親交が復活しています。
思えば、永い付き合いです、
嬉しい時も、悲しい時も、苦しい時もあのカウンターでOさんを相手に飲んでいたわけです。

雪に埋もれた真冬の誰もいない山荘に一人だけで籠って、
売れるかどうも判らないシステムの設計やフローチャートを書いていた「あの時代」
作業に疲れると、山荘から真冬で誰もいないバーへ行ってOさんと二人だけで話していたものです。
当時、私の別荘は万平の裏山にありました。
私にとっては「男の隠れ処」といったところです。

日本を代表するあれだけのクラシックホテルになると、10年前のボトルも生きています。
あの、ジョンレノンも通ったバーなのです。

最近では、
ジャズ/フュージョン界、ロック界にその名を轟かす日本屈指のギタリスト高中正義氏の
レコードジャケットにも乗っているクラシックバーです。
なんと、バーテンのOさんも一緒に写っています。

著名人のお客様が隠れて飲む場所ですから
あまり、人に知られたくない場所でもあります。

これから、軽井沢へお越しになるお客様とは、
私の人生が詰まったあのバーで、浮世を忘れて一緒に飲みたいものです。


元気が出る「北のカーニバル」、『よさこい。ソーラン』

2011年06月13日 05時48分50秒 | Weblog
先週末から、北海道へ入っています。
札幌の大通り公園では、例年の「よさこいソーラン」が真っ盛りでした。
偶然、私はここ十年でつごう4~5回くらい観ています。

『よさこい、ソーラン』はお祭りではなくて、どちらかと云えば「リオのカーニバル」のようなものなのかもしれません。
すでに、今年で20周年ということですが、
もとは、北海道大学の学生が企画して始めたものが、ここまで大きな一大イベントになったわけです。
北大生の赤ふんどしの踊りはすでに恒例となっており、文化としても定着しており好感が持てます。
今年のテーマは『覚醒』。まるで、文化祭のようでもあります。

江戸時代の『ええじゃないか』のようにも見えます。

宗教性がなくて、全国から若い人のチーム参加が多いようです。
昔の「タケノコ族」のようにも見えますね、

音楽も、踊りも、それぞれ独自性があって面白いですね。
特にチームごとにお揃いの衣装はユニークなデザインで個性的です。

『よさこい、ソーラン』は、すでに札幌の大きな観光イベントに成長しています。
「雪まつり」よりも集客性が高くなるでしようね。(すでに、高いかも知れません・)

時節も6月の初旬ですから、絶妙ですね。
本州の梅雨時期を避けて、観光客も増えるシーズンです。

北海道各地の市町村が出店している「うまいモノ」も楽しめます。
昨日は、十勝の豚丼、トウモロコシ、海産物などで夕食を摂りました。
安くて、美味くて、カロリーオーバー気味です。

今年の参加チームは全国から約280チームが参加したようですが、
それでも例年より30チームほど少ないという事です。
やはり、大災害の影響なのでしょう。

それでも、「ガンバロウニッポン!」の掛け声も高く踊りまくる若い人たちを見ていると元気が出てきます。

そういえば、
関東地方などでも、お祭りなどで「よさこい、ソーラン」のようにユニークな衣装で元気良く踊る団体が見られます。
きっと全国に拡がっているのでしようね、

大災害、政治不在で、国民が踊りたしそうな、日本列島です。
国各地で、『ええじゃないか! エエじゃないか!、ええじゃないか!』

汗だくになって、元気よく踊る人々の姿は素晴らしいですね。

さあ、私も元気よく動きだします。

夏場の電力不足対策と避暑地

2011年06月10日 04時46分50秒 | Weblog
電力不足の余波が西日本地域の電力会社まで影響してくるようです。
中部電力エリアへ移転した当社としても今後の動向に注目しています。

当社としては、電力不足イコール暑さ対策と云う意味合いもありますから、
涼しいエリアへ移動したことで、暑さ対策だけは完璧なのですがまだまだ油断できない状況のようです。

なにしろ、群馬県の夏場の猛烈な暑さは報道などでご承知の通り凄いモノがありますから、
エアコンが不要な地域に移動出来た事だけでもありがたいと考えています。

この季節でも、
なんと軽井沢のサポートセンターでは朝は暖房を入れています。
碓井峠を一つ越えただけで、なぜこんなに気候が違うのか不思議です。
そんなわけで、むしろ、問題は冬場の寒冷地対策のような気もしています。
冬場の暖房対策も考えておきましょう。

電力不足が全国に波及することで、経済活動への影響が懸念されているようです。
急遽コージェネレーション設備などを準備している企業もあるようですが、
全ての不足電力を補えるわけではないようですから大変です。

当社でも、さらに今後の対策を考えて一応は簡易型の発電機を準備する事を検討しています。

福島原発の放射能問題もまだまだ長引きそうな感じですね、

軽井沢は首都圏から移動してくる別荘をお持ちの人たちで早くも夏場のように人口が増加しております。
スーパーマーケットなどは全国各地のナンバーの車でごった返しており、
地元の不動産業者をはじめとする業種が活況を呈しています。

皮肉なことに、
日本の経済動向が懸念されるなかでも活況を呈しているエリアもあるという事です。

我々のように職場自体を移転している企業もありますが、
大手企業などでは、保養施設などへ一部機能の移転を実行している企業もあるようです。

実は、軽井沢地区はまだ、光ファイバーの敷設が遅れている地域もありますので、
通信環境の整備も急がれているようです。

不動産関係者などの情報では、
南軽井沢地区などへ光ファイバーがもっと整備されれば、
高速道路や新幹線とのアクセスも良くなることから、
避暑地としてでなく、ITビジネスなど違った形での不動産開発の可能性が高まるはずだという事です。

すなわち、
東京駅から新幹線で一時間ほどの距離に、これだけの自然環境に恵まれた土地があるわけですから、
IT関係企業などの移転によりハイテクタウンが形成されるようになるのかも知れません。

日本最大のアウトレットモール、有名ホテルや全国の名店もあります。
特に、軽井沢のスーパーの品揃えと価格は魅力的です。野菜などは安くて、新鮮なものが多いですね。

今回の災害により、首都機能分散、企業のリスク回避による機能分散などが急がれています。
全国各地には避暑地や生活環境の良い地域がまだまだ存在しているはずです。

政治的に首都機能を移転するという可能性もあるはずですが、
やはり人間ですから、
既に環境が整備されている魅力的なエリアに住みたいという願望は底堅いモノがあるように思います。

サポートスタッフによりますと、全国各地のお客様から、サポート対応の電話中に
軽井沢の「ゆきんこサポートセンター」へ行ってみたいという声が増えてきたということですから
是非、軽井沢へお出かけください。

お待ち申し上げます。

被災地へ出向いて。

2011年06月09日 04時48分18秒 | Weblog
昨日は、新青森まで新幹線でとんぼ返りの日帰り出張。

車窓から見える東北の景色は、時々ブルーシートが掛った家が見える程度で、
田植えも終わって例年とほとんど変わらないように見えました。
やはり、今回の災害は沿岸部での津波の被害が大きかった事がよく判ります。

新型の新幹線も速度を150㌔程度に抑えて運転しており、だいぶ時間が余計にかかります。
いつもは、自動車での移動が多いわけですが、車と新幹線ではだいぶ被災地の雰囲気が違います。

東北地方でも、被災が少なかった企業ではすでに復興に向けての動きが出ています。

それにしても、
昨日は、福島の原子炉では「メルトダウン」から「メルトスル-」という新しい言葉が出てきました。
すでに、原子炉の状況はとんでもないことになっていたという事。
さらに、東電では汚染した水を海に放出するという事も検討しているようです。
新幹線で流れるニュースを見ながら移動するのも複雑な心境です。

福島の原発問題は、本質的な情報が小出しにされているように感じます。
国民がパニックに陥らないように配慮しているような感じもしますが、
事実が判らないという事は、逆にさらに不安感を増幅させることにもなりかねません。
一部には、チェルノブイリよりも酷い状況に陥っているという見解まであるようですから、
この問題は、まだまだ永く続く事になるのかも知れません。

ところで、私ごとですが、
今日は自分の誕生日です
還暦を過ぎたわけですから、誕生日も複雑な心境で迎えることになります。
それでも、家内からプレゼントをもらい少しだけ新鮮な気分になりました。

週末から日曜日を移動日にして、北海道まで車で遠征です。
今日は、久し振りにゆっくりしたいと思います。

久し振りに、夫婦でゴルフでも行ってみましょうか・・・・
「忙中閑あり」といったところです。

灯油配送管理システム『雪ん子』は、販売戦略性機能を大幅強化、

2011年06月08日 04時27分34秒 | Weblog
引っ越し作業で遅れていた営業活動の遅れを取り戻すため、
これから、東北、北海道、九州と全国各地に向けて本格稼働を開始します。

今年は、災害による電力不安を見据えて、
早くも「灯油復権」の動きが出ています。

ここ数年、灯油外販配送に取り組んできた企業では、大幅にに売り上げを伸ばしています。
これは、閉鎖SS企業が増えたことなども大きな要因となっています。

配送過疎地帯も全国各地に多発しており、
地域エリア戦略などに取り組む企業も増えています。
実は、配送過疎地帯に対する対応は、かなりの収益性が見込めるという現実があるようです。

『クラウド』のWAN構築による広域展開も各地でスタートしています。
今後は異業種とのコラボレ-トによる代行配送まで展開されますから、今迄とは異なる動きが出ています。

時代の変化とユーザー様からのご要望に応えるべく灯油配送システム『雪ん子』の機能も変化しています。

特に、WEB環境を活用した新機能と販売戦略性の向上では他の追従を絶対に許さないと自負しています。
バージョンアップと詳細な機能追加に関しては、「ゆきんこサポートセンター」までお問い合わせください。

今後は、灯油配送だけでなく、
石油流通全般に関する配送対応が可能なシステムとして活用いただけます。

私が、最初に灯油配送システムを開発してから、20年以上が経過しました。
その間、幾多の苦難を乗り越えて現在があります。

類似製品も幾つか出てきまして、販売競争の時代もありましたが、
最近では、類似製品からのリプレイスが増えており
ようやくナンバーワンシステムとしての「雪ん子」に対する認知度が高まっていると感じます。

やはり、システムとして本質的な部分での信頼性を頂けるようになるには、
継続的な開発努力、完璧なサポート体制が重要なポイントとなります。

20年以上も前にご購入いただいた『雪ん子』を、
現在でも、最新のOS環境でご活用いただいているわけですから、
ユーザー様との信頼関係もさらに構築され、スタッフとの親密度も深まっています。
これだけ長い付き合いをしてくると、仲間意識まで生まれてきます。

お客様のよろこびが、我がよろこびといったところです。
システムとしての完成度も高まり、熟成度も凄いシステムに成長したと自負しています。

今後も、多くの、「雪ん子」使用ユーザー様と一緒に
日本の灯油配送ビジネスをリードすべく、努力を重ねてまいります。

いよいよ、『雪ん子』による灯油販売戦略と、SSを起点とする新たなビジネスモデルが本格スタートします。

SS店頭の油外収益動向

2011年06月07日 04時37分37秒 | Weblog
減販の声が高まっているSS業界ですが、
最近ではSS店頭販売オペレーションに限界を感じているリテール業者が増えているようです。

どうも、油外商品に有効な「決定打」がないという状況なのでしょう。
昔は、T・B・A・スペシャリティ-、「洗車」などを中心に油外収益確保に取り組んだものですが、
その後は、「保険」、「車検」、「板金」、「中古車販売」、「格安レンタカー」などが盛んです。

最近、SS店頭における自動車関連の「油外販売不振」の原因は、
カーディラーが震災による車両販売不振を補うため、攻勢をかけている事が大きな要因となっているようです。

大手メーカーなどでも11月までは生産ラインが整わないため、
新車販売の本格再開は来年にずれ込むことになるらしい。

ディラーは新車販売が出来ない事から、「中古車」市場に積極的に手を伸ばしています。
さらに「車検」などについては他メーカーの車まで積極的に対応しています。
オイル交換などSS業界にとっては基本的な商材の部分までも積極展開しているわけで、
SS業界にとっても競合による逆風となっているわけです。

私の友人の某メーカー系ディラーの役員の話では、
「販売するものがない。」という厳しい状況を初めて体験しているとのことですから、カーディーラーも必死です。
その中でも『中古車販売』でなんとか息をついているという状況のようで、
まさに、「窮すれば、通じる」という事で彼らにとっても車販外収益確保にやっきとなっているようです。

実際、我々のシステムユーザー様には、
石油部門と、車販ビジネスの正規カ―ディラーを兼ねている地方トップディラー企業が多いわけです。
国産車だけでなく、外国車の正規ディラーも多いわけですから、どこでも同様の声が聞こえています。

全国には『正規カーディラー』と『SS運営』を共に経営している有力なグループ企業は多いですね。
それらの、有力企業では「ホームライフ部門」なども充実しているわけですが、
とりわけ住宅設備業界では、ユニットバスなどをはじめとする住宅設備機材の不足で苦労しているとのことです。

SS業界も災害発生時には一時的に「売るものがない」という体験をしたわけですが、
最近では、再び安売り競争です。

石油の主要油種は安売競争をするほど商品の需給が安定しているともいえますが、
複合的な経営展開をおこなっている、地方有力企業では供給過多の商材と不足している商材が混在しており、
何とも複雑な心境のようです。

相も変わらず、競って安売りする石油業界と、「売るものがない」自動車販売業界、

カーディーラーにとって売るものがなければ、それ以外の収益確保に邁進する。
当たり前のことながら、難しい局面です。

どんな商売でも楽な商売はありません。

SS店頭のフィールドのビジネスから脱却し、
灯油配送ビジネスを起点とする「宅配ビジネス」の展開、さらにはリフォームビジネスなどを積極展開している企業は
ビジネス環境を冷静に分析して対応できる、大手ディラーが多いわけですが、

今年の冬の「灯油配送ビジネス」はそれらの状況を視野に入れ、かなり変化すると思われます。
やはり、ホームエネルギービジネスを基軸としている企業が有利な展開となるはずです。