ゆきんこブログ

月刊ガソリンスタンド誌
『変化と試練が、人と企業を強くする』
連載中!

収益の基軸となる最新の灯油ビジネス

2011年11月15日 09時27分01秒 | Weblog

今年の灯油商戦がスタートしていますが、価格面でも比較的順調な動きのようです。
ここ数年で、店頭価格と配送価格の区別が明確化していることなども大きな要因となっています。

最近では、ホームセンターなども配送灯油を取り扱っていますが、
ほとんどの場合既存業者との提携による代行配送に依存しているケースが多いようです。

「店頭灯油」と「配送灯油」の価格差ですが、7円/L~10円/L以上の格差が多くなっているようです。
配送コストが転嫁できることで、灯油ビジネスは大きく変化しているといえます。

従って直近の課題としては、『拡販手法』と並行して、「配送業務のコストダウン」という課題が急浮上しています。

受注体制なども
CTIを装備した本格的なコールセンターの開設や携帯電話による24時間対応のWEB受注体制など、
最先端のITシステムを駆使することで、大幅な省力化が可能となっており、
仕切り格差を上回る「業務コスト格差」を実現しています。

ガソリンスタンド業界の灯油配送を起点とする『宅配ビジネス』の可能性にも大きな注目が集まっています。
地域性や企業特性を生かした新たなビジネスモデルの模索はすでに予想以上のスピード進行しており、
「ホームエネルギービジネス」部門は、石油から次世代に向けての展開まで視野に入れての大きな過渡期に入ったともいえるでしょう。

最近の灯油ビジネスは、従来のガソリンスタンド業界の大手企業による改めての本格参入の動きが出ているのが大きな特徴です。
たとえば、フリート系の超大手ディラーによる本格的な広域WAN構築による灯油ビジネスの再構築などがあげられます。

さらに、元売系販社による灯油ビジネスの本格的な広域展開などもスタートしており、
これまで、SSに付随するビジネスであった「灯油配送」が、季節のメイン商品としての位置づけともなってきました。
大手商社系ディラーも同様の動きがスタートしています。

現場における配送作業などの省力化もかなり進行しており、
ハンディPOSの無線化による、ローリー遠隔操作などの技術も開発が完了。
当社でも、来シーズンに向けて、ローリーメーカーとの提携システムのフィールドテストを完了し、実務稼働をスタート。
今までのようなローリーとのケーブル接続よりも劇的に楽な給油作業が実現しています。
詳細な機能内容については、まだ公開できませんが、ご期待ください。

最近では、シーズン途中の灯油システム立ち上げ作業なども発生しており、
おかげさまで、忙しい年になっています。


「人間力」が問われる時代です。

2011年11月14日 10時34分13秒 | Weblog

色々な意味で、経営者も社員も
『人間力』が問われる時代です。

大王製紙の元会長。
オリンパスの経営陣。
読売グループと巨人軍のドタバタの醜態。

高い位置にある政治家や凄い企業だと思っていても、予測できないようなアクシデントや「想定外」の事が発生するものですね。

一般的な中小零細企業では、少ない人数で業務をおこなうわけですから、
スタッフ個々に掛る業務能力や負担も大きいわけです。
ですから、
『出来る、出来ない。』と 、『やる、やらない』を絶対に明確化しておく必要がありますね。

組織や業務が大きくなると、細かいところに目が届かず、
想定外のとんでもない事が起こる可能性もあるわけです。

当社も企業としての業務内容が大きく変化しており、スタッフの業務スキル向上が求められています。
人材育成が大きな課題となって浮上してきます。
石油流通システムの開発、営業に関する業務は専門的な部分もありますから人材育成に時間がかかりますね。

学歴だとか、過去のキャリアだけに依存していては間に合いません。
まさに『人間力』 が問われる時代に入ったと気を引き締めて事に当たらなければと考えています。

クライアント企業をみていても、
仮に大手企業であっても同様な事が課題となっているような気がします。

「人間力」なんて、あいまいにも聞こえますが、
本当に難しい時代だと感じます。 


勝ち残るガソリンスタンド企業とは

2011年11月13日 03時35分38秒 | Weblog

最近、感じている事なのですが、
ガソリンスタンド運営企業では、経営者の意識レベルや感性にも大きな格差が発生しているように感じています。

従来の石油業界の形骸化された流通体系や、情報処理システムに安心して身を任せているリテール経営者もまだまだ多いようですが、
時代の変化を嗅覚で感じながら、新たな方向性を模索し、すでに「次の手」に着手している経営者の方も増えています。

これまで、元売の施策に忠実であった優良といわれる特約店であっても、
そろそろ、オリジナリティーを発揮しなければいけないと感じていらっしゃるようです。

しかし、この業界は意外と有効な情報源が少なくて、限定されています。
これまでのような系列による縦系列の情報や業界内だけの情報ではなかなか思うに任せないという事なのでしよう。

確かに、WEB環境を駆使したビジネスの模索などを模索している企業では、
従来の『電算室』的な発想では技術的な対応が難しいケースも多いといえます。

大手特約店などでも、最近は情報システム部門を解散したり、売却するという事もありますね、

一方では、基幹業務統合系システム(ERP)の構築を推進して、クラウドを前提とする業務合理化に取り組んでいる企業も増えてきました。
システムだけ見ても、本当に格差が拡大しているわけですが、それらの変化を全く感じていない経営者も多いというわけです。

販売店レベルでは、いまだに「仕切り情報」が一番大切な経営情報だと位置づけている経営者の方も多いわけです。

私などは、自分がシステム屋だと割り切れば、別にそんな事にこだわる必要はないとも思うのですが、
時には、枠を踏み越えてのアドバイスなどもさせていただきます。
しかし、十人十色と云いますか、受け取り方も様々で本当に難しい業界だと再認識させられます。

それでも、
これだけキャリアを積めば、伸びる企業と淘汰される企業の格差くらいは判るようになってきました。


博多のビジネスクォリティー、

2011年11月09日 10時56分45秒 | Weblog

二日間ほど北九州へ行ってきました。九州は比較的経営規模が大きい石油企業が多いところです。

九州地区でも宅配ビジネスの展開を模索している企業が増えており、SSビジネスの再活性化の傾向が見られます。

システムが老朽化しているケースも多いため、時代に合わせたリプレイスの動きが多いようで、「クラウド化」を前提としたシステム再構築が進みつつあります。

有力企業がシステム独立性を維持しながら、新たな時代を模索しています。

全国各地の大手ディラーが、SS店頭ビジネスから脱却した新たなビジネスモデルの開発を模索していますが、最近では、WEBを活用するケースが増えており、あと数年するとかなり先進的なITビジネスに生まれ変わる予感もしています。

「ガソリンスタンド」というビジネスは、色々な意味で時代の節目を迎えていると感じますね、企業としての「独自性」も強まりつつあるようです。

ところで、博多の老舗料亭「稚加栄」で食事をしてきましたが、あの生簀は凄いですね。次回は家内も縺れていきたいものです。

外食産業の経験者としては、ホールの中居さんの動き、料理内容、店の創り、全て新鮮に映りました。

さすが、博多の老舗は凄いです。勉強になりました。

http://www.chikae.co.jp/

さて、美味いものを食べたので、今日は運動しましよう。


新しいガソリンスタンドのカタチ

2011年11月09日 02時58分11秒 | Weblog

昨日のブログに新しいSSの写真を掲載したのですが、不慣れなものでイメージが良く判らないというご指摘を頂きましたので、 

なにしろ、全体の敷地が広過ぎで一枚の写真ではとても入りきれません。

後ほど、写真を正式にとらせていただきますが、

真ん中に見える道路は、なんと一般道路からこの施設への入店専用道路なのです。

一般道路からこの道路に入ると中古車センターと正面の商談ルームがあります。

右側に見えるエネオスのセルフSSは、一般道路と施設内道路の真ん中にあるわけで、両方から入店出来ます。

このセルフSSの右側の同一施設内にさらに大きな「中古車展示ブース」があります。

入口左側の中古車は全て「レクサス」だけが並ぶ中古車センターです。

正面が商談ルームですが、内装はディラーのショールームなどよりもオシャレで豪華です。

ショールーム内には、GTRと高級スポーツカーも並んでいました。

この道路を通って行くと、ショールームの次に、さらに大きな「中古車展示ブース」で、専用道路から国道に出られるようになっています。

中古車販売業者の立場からみたら、SSビジネスは来店頻度が高いという事から

いつも、燃料を入れて頂いているお客様に中古車を販売しようというコンセプトなのでしょうね。

今後は、こんな施設でカーライフビジネスが展開されることになるのかもしれません。

こんなビジネスモデルが、コストコやベイシアグループのパワーセンター近くに新設されているわけですが、

アメリカの商業施設がそのまま、日本にやってきたような錯覚にとらわれます。

視察ご希望り方がございましたら、お申し付けください。


最新のビジネスモデルが競う、SS激戦地

2011年11月07日 11時36分33秒 | Weblog

全国各地に色々な大型商業施設が出来ていますが、
今年開通した北関東自動車道路の前橋インタ―付近に出店した『コストコ前橋』を見学してきました。
ベイシアグループのパワーセンターとコストコが併設して競っている超大型ショッピングセンターなのですが凄いですね、

全国各地にジャスコなどの大型店舗が開設していますが、一味違う施設です。
かつて、多くの日本人が視察に行った米国の所業施設が日本来襲。

4000円程度の会費を支払って会員にならにければ入店できないという仕組みのスーパーマーケット。
うちの家内もすでに入会したようですが、聞いてみたら当社の社員もほとんどが会員だという事です。

まず驚いたのは、月曜日だというのにあの広い駐車場が一杯で止める場所を探してしまいました。

あれは店舗というよりも、広い倉庫ですね。
アメリカの大型店舗が日本にやってきたという感じです。

家電、食料品、酒類、などは販売するロットが違います。
お客が押しているショッピングカートはリヤカーのようで
食品などは普通のスーパーとはお客様の購入する量が全然違います。
なんと、スーパーマーケットでタイヤまで売っています。
昨日は、車種限定でバカ安価格で売っていましたが、入れ替え工賃からバランス料まで込みとは恐れ入りました。

ベイシアグループのエリアには「J-QUEST」のSSが併設、
グループのカー用品店「オートアールズ」には格安車検センターまで併設です。
一応整備士免許を持っている私が見ても、ディラー以上の最新機器を揃えた凄い施設です。

あれだけ先進的な複合店舗が勢ぞろいしていると、シナジー効果は抜群で日本ではないような感じです。

ところで、
近くに、素晴らしいエネオス系のセルフSSが新設でオープンしていました。
中古車センターに併設のガソリンスタンドなのですが、
『ガソリンも、売っています。』といった感じの施設です。
思わず、給油してしまいました。
店頭スタッフに話を聞きましたら、他のSSとは来店客層が違うという事です。

車両販売の接客用セールスルームは洒落た高級レストランのようです。
展示車両もレクサス、GTRを中心として凄い台数です。
広域からの集客を前提としているようです。

shop[1].jpg広い敷地の中に道路をつけて、給油所部門と車両販売が区分されており、塀は全くありません。

自宅から、30分程度の場所にこんな施設が出来ていたいたなんて。。。。

私も、全国各地の素晴らしいSSを観てきましたがこれほどのものは初めてです。
失礼いたしました。
次回は、取材許可を頂いて、カメラを持って出掛けましょう。

ガソリンスタンドという業態は、次世代に向けて大きく変化していますね、
激戦の北関東エリアは、常に新しいビジネスモデルが試行される地域なのです。

価格競争ばかりに目が行っている石油リテール業界ですが、
これからは、従来の石油ビジネスから視点を変えた異業種による参入も想定する必要がありそうです。
ジョイフル○○○の安売り価格なんて、時代遅れで話題にもなりません。

北関東自動車道路の前橋インタ―付近のビジネス展開は凄いです。

次回は、取材許可を頂いて写真も撮ってきます。


注目の灯油商戦から何かが始まります。

2011年11月07日 10時08分59秒 | Weblog
石油業界は不景気で、縮小しているという意見が多いようですが、
業界の動向としては、さほど悪くはないという見解を持つ経営者の方もいらっしゃいます。

リテールにおける淘汰の速度が速いため、地方などではかなり残存者収益も出て来るのではないかという意見です。
その意味では、「今年の灯油商戦」は注目ですね。

確かに、最近では「灯油ビジネス」から派生する宅配分野などに関してはかなり可能性を感じている企業も多いようです。
今まで言い尽くされた感もありますが、確かに「SS店頭ビジネス」に関しては手詰まり感が出ています。

灯油が復権しつつあることは、石油ストーブなどの売り上げを見ても明らかです。
今後、継続して伸びていくとは考えにくいにしても、課題としては「次」に向けてどんなビジネスにつなげていくかという事が今シーズンの最大ポイントとなっているようです。

最近、元売り販社系SSの店頭でも石油ストーブを販売しているところが増えていますが、
昔は、灯油機器類を販売するガソリンスタンドなんて少しも珍しいものではありませんでしたから、私などは当然のことだと考えるわけですが、
最近では、SSで石油機器類を販売することを奇異に感じている方もいるようで、時代の変化を感じます。

やはり、ガソリンスタンドビジネスの『原点』を考えると灯油ビジネスは当たり前の商売なのですが、
いつの間にか、中心はカーライフビジネスとなっています。

今後、さらに自動車の燃費効率が向上してくるわけですから、ガソリンの売り上げに依存しているわけにはいかないでしょう。
車検ビジネスなどでディーラー企業などと競うのか、難しい局面となりそうです。

先日、某地方ディーラーの幹部の方と話していたら、
カーディーラーから見ると、定期的な来店が見込める「ガソリンスタンド」という業態は自動車販売に関しては魅力あるビジネスなんだそうです。

ガソリンの販売量が減少しても、自動車販売の関連ビジネスの切り口としての燃料販売に可能性があるとしたら、
今後は、新車を販売しているディーラーのショールームとガソリンスタンドが一緒にあるというような店舗ができるのかもしれませんね。

灯油などのホームエネルギー部門などでは、
お風呂や暖房機器類などのリフォームビジネスのショールームなどがいいかもしれません。
水回りなどの細かいトラブルにも対応するサービスなどは大きな可能性を秘めていると思います。

現に、北陸の中堅特約店ではリフォーム部門が大きく飛躍しており、
「雪ん子」のCTI機能を駆使したコールセンターや、携帯電話からのWEB受注にもリフォーム関連のマスタリストを設定して、
専用ハンディーPOSによる売り上げ処理を実行しています。

住宅関連サービスは利益率が高いので、一般提携クレジット処理なども活用されています。
「雪ん子」はすでに一般クレジット処理にも対応しています。

「必要は発明の母」というわけで、
灯油ビジネスから派生する新たなビジネスモデルにも対応する機能が追加されているわけです。

最近の石油業界を見ていると、
次世代に向けていろいろな模索が力強くスタートしています。

「雪ん子」を使用しているユーザー企業がSSを閉鎖したのはこれまで、たった2社だけです。
灯油ビジネスを起点とするビジネスモデル展開はいよいよ今年あたりから具体化しています。

『パーキンソンの法則』。。。?

2011年11月04日 09時48分56秒 | Weblog
たまには、異業種交流ということで、昨日はゴルフに誘われまして
親友の弁護士、超ハイテク企業の研究者、特許管理に詳しい大企業の担当者と4名でプレーしてきました。

世の中には、まだまだ自分の知らないことがたくさんあるわけで大変勉強になりますね。

タイの洪水でいろいろな業種に影響が出ているようです。
業種によっては国内における大震災よりも多大な影響を受けている企業もあるという事です。

地球環境が変化してこれからも予測できないことが発生する可能性もあるようです。

昨日は、ゴルフをしながら
『パーキンソンの法則』という難しい法則を勉強してきました。
私は、最初は病気のことかと思いましたら全然違う事のようです。
私のビジネスにとっても大変勉強になりました。

その概要をインターネットで検索して復習しているわけですが、
なるほど・・・、と思いますので、少しだけご紹介しておきましょう。

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「事業仕分けはムダ」「JALの再建はムリ」という大前研一さんのネット記事の中に、「パーキンソンの法則」が紹介されていた。

パーキンソン(Cyril Northcote Parkinson)は20世紀イギリスの歴史・政治学者。企業・政府などの組織に関する「法則」を提唱した。その「法則」とは、次のようなものだ。

パーキンソンの第一法則:
「仕事量は与えられた時間を使い切るまで膨張する」

原文「Work expands so as to fill the time available for its completion.」


同様の法則として、
「間接業務は目的とは関係なく人の数に比例して増える」


パーキンソンの第二法則:
「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」


パーキンソンの第三法則:
「拡大は複雑化を意味し、組織を腐敗させる」


パーキンソンの凡俗法則:
「組織は些細な物事に対して、不釣り合いなほど重点を置く」
(例えば、「どうでもいい話ほど議論が盛り上がること」など)

これらの法則はもともと、官僚組織の肥大化や大企業の非効率化などを風刺するものとして述べられた。しかし、日常のいろいろな場面に当てはめて楽しむことができるだろう。

例えば、「プログラムはメモリをすべて使い切るように膨張する」「ファイルは、ハードディスク容量の空きがなくなるまで増加する」などだ。
Windows Vistaは、パーキンソンの第一法則を例証するために作られたものだったのだろう。

上司や目上の人から長々と説教されている時には、「パーキンソンの凡俗法則」を思い起こそう。おそらく、この法則の逆も成り立っている。
「議論が盛り上がるような話ほど、どうでもいい話なのだ」。

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なるほど・・・、
無駄な情報の話題にうつつを抜かしているよりは、
物事の本質を見抜かなくてはなりませんね。

常に無駄を省き、スリムな経営体質を維持しながら、
人間が持つ怠慢さに自ら注意しながら、
一生懸命仕事を継続することは本当に難しいことなのだと感ずる次第です。

確かに、経営規模が大きな企業などにもみられる「官僚的経営」に対する皮肉ですね。
サラリーマン感覚なんて言葉も、ありますね、

日本の官僚機構などは、まさに「パーキンソンの法則」にドップリと浸かっていると思います。

自分は、まだまだ食べるために必死で仕事をしています。
この気持ちを継続しなければならないと思うわけです。

ゴルフをしながら、こんな勉強ができる環境を持つ自分は本当に幸せです。
やはり、持つべきものは「良き友」です。

気が付いたら、誰もスコアなんてつけていませんでした。

よき友と、紅葉愛でたる、秋日和

お粗末。。。

秋ですね

2011年11月01日 20時06分43秒 | Weblog
午前中の営業会議に午後からは複数社が来訪してのシステム開発の打ち合わせ。

忙しかったけれども結構充実した一日でした。
結構大きな案件が複数発生していますが、時間がかかりそうです。

今日はこの季節にしては温暖でした。
仕事から解放されて一息ついています。

我々の企業も大きな過渡期を迎えており、これからが勝負の時期になりそうです。
これからの体制とビジネスの方向性について新たな模索がスタートしています。

まるで、ビジネスドラマのように状況も変わります。
こんな時には、流れと変化を楽しむくらいの余裕がほしいものです。

ここで一句、

頬撫でる、孫の手に似た、紅葉(もみじ)かな。

読書の秋、思索の季節です。



想えば、遠くへきたもんだ・・・

2011年11月01日 15時11分43秒 | Weblog
ディスクワークは疲れます。

一仕事終わってから、
月刊ガソリンスタンドの来年からの原稿企画に取り組んでいます。

大災害後、石油業界で進んでいる「クラウド化」とBCPに関する課題がテーマとなりそうです。

すでに、
灯油配送システム「雪ん子」、軽油税納税管理システム「D-TAX」、
そして、石油直売システム「ペトロマスターEX」などはクラウド構築に充分な実績があります。

さらに、EDIによる石油受発注システムなど、
すでに、石油業界は大手企業を中心に「クラウド」の大きな波が動き出しています。

これらの、実例をご紹介ることになるわけですが、
システムとしての機能に関する情報開示ともなりそうなので難しいですね。

軽油税システムなどは、エクセルなどを駆使して自前で工夫している企業もあるわけですが、
現実の流通データからそのまま起生して直接作成できるシステムは「D-TAX」のみだと自負しています。

一昨年の帳票変更のような事態も発生しますから、
個別的な対応では時間がかかりすぎるため、「D-TAX」の評価が高まっています。

開発当初は運用ユーザー数が少ない割にメンテ作業が多く非採算でしたが、
ようやくここにきて、対応パターンも増えて来ました。

特徴業者であれば、ご理解いただけると思いますが、
軽油税納税は毎月の作業ですし、帳票作成はデータも多いため担当者の方はハードな業務を強いられます。
還付金計算などをしてみますと、一人あたり収益ではその企業で一番貢献しているケースもありますね。

しかも、各都道府県の税務担当者によって、
指示や見解が異なるなんてことまであるわけですから、普通のシステム屋ではほとんど対応不能でしょう。

しかし、「軽油税納税管理」は地味な作業で目立たない。
また、ベテランでなければ理解できない、円滑にいかない部分もあります。
課税済み軽油の「流通経路図作成」なんて、若い女性などが販売先に問い合わせられないなんてことまでありますね。

時を経て、我々の「D-TAX」もだいぶ認知されてきました。
現在では、元売り販社や大手商社までご活用いただいています。
すでに、システムとしては磨き抜かれて円熟ともいえる領域に入ったと自負しています。

今後は、構築の期間短縮などに取り組んで、さらなるコストダウンを図ります。、
さらに、「ペトロマスターEX」への拡張開発の要望が増えており、
ようやく今後の展開に期待が持てるようになりました。

これほど、開発とメンテナンスに時間と手が係るソリューションなんて、
大手企業では不可能だとも思うわけです。

それにしても、こんな零細な企業が永年かけてよくここまで完成度を高めたものだと、自分でも思います。

想えば、遠くへ来たもんだ・・・