一人暮らしの台所事情

2018年4月からストレスによる耳鳴り(頭鳴り)を発症。13年間の降圧剤の服用を止めます。

クロワッサン(ペストリー)の仕込み

2013年12月16日 | パン

食物アレルギーが増加している、と聞いてなるほどなぁ、と思った

小麦粉、卵、ソバ、あるいは大豆とか、いろんなものがあるようだ
昔よく読んでた本に書いてあったのを思い出しているのだが、
最初は卵だけにアレルギーが出ていたのがひどくなると、
卵以外に他の食べ物にもアレルギーが出てくるようになったとか…

最後は食べる物がなくなって、というヒドイ例もあるらしい。
お子さんはもちろんですが、
親御さんもまた一緒になって苦しめられることになりますね

何を食べさせたらよいのか、本当にわからなくなってしまいます
ウチの子のように、アトピーの治療でも食べ物は大変でした
できるだけ、添加物の少ない物を選んでましたが、
今思えばかなり無謀なやりかただったといえます

添加物のないものなどないに等しいことです
今もその現状はかわっていません。
添加物のないものを選ぶのは大変なので、少ない物にかえたのです

自分の手で下処理しても完全にできるものではありません
今のパン種とは違いますが、以前は白神酵母もよく使っていました
これも大変においしい酵母ですね

クッキー、パンは小麦粉。今は米粉があるのでそれもいいですね
昔は食べものを探して手に入れるには大変な苦労を強いられました
そうしたことがきっかけで私は味はともかく、つくることを覚えました

今でも家庭料理はうまくありません。作れるのは保存食、発酵食、あるいは
パン、菓子類、調味料も作れるようになりました
子供の為から自分の為に。長男は糠のにおいが苦手のようです

一人暮らしが災いして?コンビニの味が好きなようです
そのせいか、味付けは濃い目が好きかな?
ケーキなんかでっかいのを一人で食ってしまいます
おすそ分け、というのは頭の中にはないらしいです

その辺は個性なのかもしれません。
次男はどちらかというと、チビリチビリと大事に食べるかな?
子供は学校を卒業して社会人になると、食生活も考え方も次第に変わってきます
親のいう事を聞くのは学校に入ってる時だけ
そこを勘違いすると親は大変な目に合います

親離れ、子離れという時期は必ず存在します
昨今、マザコンの夫を持つと得だ、とかなんとかいわれてますが
そんなことはありません。

「母親(姑)にやさしいのだから、必ずやお嫁さんにも優しくしますよ」

それ、嘘です。100%それはないと思います
あるとしたら一部分でしょうね
そうした放送を観ていて、わたし時々ムカムカとしていました

そこで、子供にも時々言い聞かせるのですが、成長するにつれて
そうしたことは一切忘れてしまいます。
結局わたしは何の為に生きていた?ということを思うこともあります

子供の為だったの?いいえ、自分のためですよ。
自分の為に美味しい物を作っていたら自分が喜ぶでしょ?
自分が喜んでいたら、他人だってみていたら喜ぶと思うし。
自分の為に作ってたら、そんなに悔しいとも思わないし、
マザコン夫なんて、まるで関係ないし。

あまり仲良しこよし、っていうのもどこか好きじゃない
拒否反応を起こすの(これ、私の性格だからしょうがないよね)

ウチの亡くなった姉は最初のうちは全くダンナの愚痴をいいませんでした
ところが、ある日から突然言い出して、珍しいなぁと思っていました。


「どうしたの?なにかあったの?」

「うん?なんにもないわよ。ウチだって時々はね…」

「ふーん、そうなんだ。」



今思えば、ちょっとずつ、うつを患ってたのかな
年齢を重ねる、仕事が減る、お金が少なくなる、病気がちになる。
いつの間にか、私とおんなじくらい愚痴ってた。
それでなんだか安心したのよね。

「普段夫がいないあんたの気持ち、私もやっとわかったよ!」

そういってくれた時、私本当にうれしかった。
うれしかったんだよ、本当に。いつも自分のわがままって思われてて
ずーっと悔しかった。これが自然の気持ちなんだ、ってわかってもらえて
とにかくうれしかった。

けど、もうその頃の姉はいないんだよね。
いつの間にか怒りっぽくなってて、お金にも執着心があって。
私のようにお金に無頓着だったらよかったのに。

100万円よりも1円を大事にするんです、わたし。
自分でもよくわからないけど、100万円を手にした時よりも
1円を貰った時のほうがものすごく嬉しい。


だから貧乏臭くても、残った食材を大事に使い切りたいし、食べつくしたい
かたくなったパンでもパン粉にすればちゃんと使えるし
今日は大豆を水に浸し、生鮭を干し、パンを仕込み、そうして…

夕飯のおかずは貧相なものになったのだった




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