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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

天気よし!今日もISS日和かも~関東18:27~18:34まで!

2021-09-16 17:30:59 | 知ろう福島のこと

   今日もいい天気で、月が見えています。青空の中でも半月すぎれば、この通りくっきり見えています。

    

     さあ、昨日もお伝えしたように暗くなれば西空に土星と木星も見えてきそうですが、今日は国際宇宙ステーションもやや低めですが見られそうです。時間はこれから45分後。関東と仙台あたりの条件がよさそうです。

     昨日もお伝えした#きぼうを見ようのサイトで調べると、下のような見え方ですよ。

     

     南の地平近く20度くらいまでが見える、開けた場所が良さそうです。下の図と合わせて見ると分かりやすいです。半月が見える場所で、月の右下あたりから現れて、月の上を通って、東のやや北よりの地平に消えていく感じですね。

     初めての方は、18:27に月の右下あたりで、明るい飛行機のような光を見つけてみる。どうも分からなかったら18:30には月の上を通過していく明るい飛行機のような光をみつける。点滅していたら飛行機の可能性大です。ISSは点滅しません。みつかるといいですね。

      

       見つかったら、あとは、木星の上を通って、東の地平まで見送ってみましょう。では、幸運を祈ります。

 

   

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無料映画公開「日本と再生」「日本と原発4年後」youtubeもっと見てっ!!!

2021-08-30 22:12:21 | 知ろう福島のこと

   今日、自分が食料品などを買っている生活くらぶの月1の雑誌を読んでいたら、下のような記事が小さいが出ていて、ハッとした!

     

    一時期はよく案内を続けて書き続けてきたが、最近、「日本と原発4年後」「日本と再生」をyoutubeで無料アップされているのを拡散し損ねてきた。今、どうなっているのだろうか?

    今年の1月に「皆さん河合監督の映画「日本と再生」youtubeで無料公開してくれています。1時間40分強の映画ですが、是非見て拡散お願いします。まだ、6000にも届いてない視聴回数です。「日本と原発 4年後」も、是非拡散続けて下さい。こちらは、視聴回数が飛躍的に伸びてきて、現在15万にもうひと息です! 時間のない方は、30分ほどの短編「東電刑事裁判 不当判決」を是非ご覧下さい。福島原発事故とはなんだったのか、今考えておかないで、いつ考えるのですか? 原発事故から10年、今、反省もなく古い原発を再稼働して「脱炭素社会」を実現しようとする日本。これでいいのか、真剣に考えて下さい。」とココに書いてから半年経ってしまっていた。

    サイトを覗いてみたら、上で6000アクセスだった「日本と再生」は、10533アクセス。1万を超えていたのはよかったが、少なすぎる。もっともっと再生可能エネルギーに対する誤解を、この映画をみて多くの人に理解してほしい。世界の潮流にすっかり遅れを日本がとってしまっていることを自覚してほしいです。

    ただ、「日本と原発4年後」は、15万アクセス手前だったのが、175435アクセスになっていた。でも、もっともっと日々使っている電気について、コンセントの向こう側について考えてほしい。福島原発事故についてしっかり考えないで原発再稼働を進める日本を許していいのか? この映画をみて考えてほしい。

    楽しい、音楽の無料youtube公開記事も書きましたが、自分たちの命や子どもや孫たち、次世代の命に関わる大事な情報もお渡ししないとと思い立ちました。是非、是非、この2本、観てくださいね。

      

    もう秋めいて、涼しい時もあるのに、職場や我が家のクーラーが寒いと、グレタちゃんに怒られる。もっとちゃんと適切な設定温度にできないものか。夏にまったく汗をかかないほど部屋を冷やす必要があるのだろうか?と疑問になる。クーラーをつけっぱなしの中で生活していると、秋風の気配もきっと感じられない日本人ばかりになるだろう。

    テレビで「熱中症にならないためにクーラーをつけて」とか「部屋で亡くなってみつかった人がいたが、クーラーがついてなかった」とか盛んにいうのも、ちょっと言い過ぎではないかとも思える。

    今、クーラーの中にいる方、私の部屋はクーラーないですが、今涼しいです。風に秋の気配を感じ、虫の声も窓を開けていると聞こえます。前年ながら月は曇っているようで昨夜に続き会えませんでしたが、お月様に、「自分たちの大切にしている地球環境のことを考えたり、生活するきっかけを、たくさんの人にどうか与えてあげてください。いい映画を作ったりしてくれている人たちや、グレタちゃんや、多くのひとの努力が実をむすびますように!!!」と雲の上の向かってお祈りしておきました。

    では、今日はこのへんで、おやすみなさい。

    

   

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今日最終日・「もやい展」船堀タワー

2021-04-08 09:46:24 | 知ろう福島のこと

   今日(4月8日)の17時まで無料公開中の「もやい展」 <3.11から10年語り紡ぐ命の連綿>、昨日夕方見てきました。

   中筋純さんを中心に芸術家が多数集まり、4月1日から都営新宿線船堀駅の目の前のタワーホール船堀1階のギャラリーで作品展示とパフォーマンス(昨日は大ホールを使ってのショーもあった)などにより福島の思いを多くの人に伝えようとするイベントだ。

   ギャラリーの展示や記録映画その他、2時間ほどかけてしっかり見てきました。

   

    中筋さんの写真展でよく登場するチェルノブイリ汚染地域に残りたくましく生き続けているお婆ちゃんの写真。今回はそれはなく、新宿の展示以来、見に来た人たちのたくさんのメッセージものせて、私たちに「福島のことを忘れていないか?」と私たちに問い続けているこの目の展示が入り口正面で待っていました。

    目の中には、福島双葉町の入り口に掲げられていた「原子力、明るい未来のエネルギー」の看板が写っていて、目は、標語を子どもの時に作った男性の目を中筋さんが撮った写真です。

    今回は「もやい展」ということで、たくさんの芸術家が集っての展示。以前の「もやい展」とはメンバーも違う人も多いようなので、未知の世界に足を踏み入れる感じでした。

    印象深かった作品のいくつかをご紹介します。

    除去した汚染土を入れるフレコンの袋が天井からいくつか吊り下げられており、その中に顔を入れてみると・・・・

    

    (人間が愚かにも住めなくしてしまった地の上に、それでも美しく輝き続けている)という思いを抱かせるような、美しい天空の星たちが光っていました。あの原発事故の後、人工的な光が止まり、夜空には星空が広がって見えたといいます。小さな鈴が自由に鳴らせるように置かれていて、その鈴の鎮魂の音が開場に響いていました。

    

    絵本作家の鈴木邦弘さんの作品です。福島の絵本を何冊も出版されていて、その原画絵が展示されていました。子どもにもしっかり(福島で何が起こったのか、そして今それがどうなっているのか)を伝えたい。非常に丁寧なタッチで、犬を主人公に、その気持ちが見事に表現されていました。

    「いぬとふるさと」という絵本を買って帰ってきましたが、この方の作品はamazonや本屋さんでも手にいれられると思います。上の作品は「紅」から。「楽園」という絵本も印象的な絵がたくさんありましたが、売れ切れていました。中筋さんの写真と鈴木さんの絵本では、伝わってくる味わいが違うモノだと思いました。もちろん、どちらも大切で、どちらもいい! 他の作品でも、本当にそれを感じました。

    

         

    この作品に、今回は一番心を惹かれ、長く前にいたように思います。金原寿浩さんの作品と思うのですが、デフォルメされた日本地図の上に、浮かんでいるのはなんだろう?死の灰のようでもあり、人々の無念の思いが浮かんでいるようでもあり・・・その浮かんでいるバルーンには、家や牛や、故郷の風景がそっと映されていて・・・長い間佇んで、何度も何度もこの絵の前に戻ってきては、この絵の伝えるメッセージをしっかり受け止めて返りたいという思いにかられました。

    一番度肝を抜かれたのは、とても小さいこの作品でした。

            

       私だけでなく、この展示室に入って右を見ると、この馬に目がいくようになっていました。突然目に飛び込んでくるこの作品のインパクトは、相当なものです。私だけでなく、他の人で思わずドキッとして声をあげる人もいました。そんな何かを持った作品でした。

       私たちが作り上げた(無反省に原発の電気を贅沢に使った生活)の犠牲になったものの姿に思えて、思わず生きものたちにゴメンナサイと謝らなければならないという気持ちになりました。 人だけでなく、動物も、昆虫も、植物も、水も、土も汚し、取り返しのつかないことをしてしまった私たち。それなのに、なかったことにして、まだ(安全を満たせば原発の再稼働?!)

       安全をどう満たすつもりなのか・・・・

       芸術作品たちからの訴えに心を揺すられて先へ進むと、それまでとは違う展示もありました。科学的に安全ということへの疑問をしっかり投げかける活動をしている人たちの展示でした。この展示会場の周辺でも、表面とか適当な放射能検査で誤魔化せば低い値で済むらしい。でも、ちゃんと測定してみると・・・というのを実際に参加者を募って、周辺で検査した結果が公表されていました。

         

       詳細は、是非これを機会に、展示は今日が最終日ですが、「みんなのデータサイト」から見て下さい。全国31の市民放射能測定質が参加している団体のようです。原発から10年。でも、放射能は10年などで消えるような生半可な物質でないことを胆に命じて忘れないようにしないと。そんな活動をし続けている方たちがいることを、心強く思いました。

       ここには全て書き切れませんが、写真家の中筋純さんの作品については今回ほとんど触れませんでしたが、こんなに多くのひとと力を合わせて一緒に届けようとしてくれていたメッセージ。しっかり受け止めて、これからも(福島事故をもう2度と原発事故を世界の中に生み出さない)大きな力にしていく手伝いをしたい!と思いました。

       帰りにもう一度、最初の「目」の所の展示に立ち止まって、私が最初の頃にこの目の写真を見て書き入れたメッセージを見つけました。(*今は、もうメッセージに埋まって書き込むようにはなっていません

   

     「目にみえないものが1番大切で、1番怖いものだと思う」と書いたのですが、その最後の「う」の下に線が一本書き加えられ、「え」になっていました。「「目にみえないものが1番大切で、1番怖いものだと思え」 誰がいつ書き加えてくれたのものか。一本の線が、私の思いをさらに力強いメッセージに変えてくれていました。ありがとう! 

     ひとりの力は弱いものだけれど、「もやい」の心で、人々が力を加え合って進めば、今より素敵な世界が私たちの未来に広がっていく! そう信じて、これからもやっていきたいと思いました。

     どなたかこのブログを読んで行ってみようと思った方がいたら、今日の5時までです。

もやい展のfacebook はココから。動画も含む「もやい展」のページはココから、展示を終えてもみられると思います。

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「コンセントの向こう側」(中筋純写真集)  

2021-02-25 00:23:55 | 知ろう福島のこと

    うっかり書いたつもりになっていましたが、よくこのブログの「知ろう福島のこと」で取り上げているチェルノブイリ&福島の写真を撮り続けている写真家・中筋純さんが、「かさぶた」に続いて久しぶりに写真集をだしました。amazonでも発売になりました(ココから)。

    

    チラシは、上記のような感じです。

    実は、私はまだ見ていません。amazonで売り出し始めたのでポチリとしようとしたら、下のような買い方があるのに気づいたからです。

    出版記念の講演とセットになっている買い方です。気づいたら出版社が小学館だったので、小学館のカルチャーセンターが配信されます。詳細及び申し込みはしたの情報をご覧になり、その画面を押すとカルチャーセンターの申し込み画面にいけるようにリンクしておきました。

    

    

    ●ライブ配信講座(サイン入り書籍つき※後日発送)【限定100名】3500円+税 ※定員になりしだいの締め切りとなります(現在70名。まだ大丈夫です)
     最新刊『コンセントの向こう側』(2400円+税)と送料込みの料金です。
     本には希望の宛名書き、著者サイン、一言メッセージ、中筋純オリジナルポストカードをおつけします。

    ●ライブ配信講座(サイン入り書籍なし) 1500円+税

    迂闊だったのは、amazonで買ったら直ぐ入手できたのですが、このやり方だとサインを入れる・・・とあって届くのが3月末!!!本と講座は別に申し込んだ方が賢明そうでした。

    ともあれ、2011年福島原発事故から10年の節目の年を、何らかの方法で、しっかり捉え直しながら迎えてほしいと思います。福島を忘れない!!!

    いつも、お伝えしている「日本と原発 4年後」のyoutube 無料公開映画を見て下さるのも非常にお薦めです!!! 現在、153000視聴を突破しました。まだご覧になっていない方は、是非ご覧下さい。(日本と原発シリーズの映画についてのコメントはココで最近しています。短編の東電裁判のドキュメンタリーなどもそこで紹介しています。参照して下さい) 

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地震が警告する、福島原発事故を忘れるな!

2021-02-14 19:59:44 | 知ろう福島のこと

  昨夜の地震は、関東に住んでいてもかなり揺れが激しく、10年前の東日本大震災と、福島原発事故のことを即座に思い出させる地震でした。「この地震は、私たちに油断するな。あなたたちは福島原発事故の教訓を忘れていないか」と警告する地球の声の気がした。自分の足元がこんなに激しく揺れる。

       (この地震の戒めを人々が深く感じられる今、皆さんに再度この映画を見て、一緒に考えて頂きたい)地震の中で、そう思った。下の「日本と原発 4年後」は、原発訴訟弁護団の河合弁護士が、裁判のために製作した映像を映画にしたものです。無料のyoutube 公開が始まってから現在151724万回視聴されています。原発事故とは何だったのか。これから原発をどうすべきなのか。ご覧になってこの映画の語る原発の怖さが理解できたら、日本の全国民がこの映画をみてくれるまで、どうぞ一緒に拡散していきましょう!!!

        

      映画の国会の場面で、(日本の原発は、その安全基準の中にテロの標的になる可能性については含めていない)と原子力委員会委員長が答弁している。そして、そんなテロに無防備な日本の原発についてある人は「自国のみに向けられた核兵器。敵国のために(日本が自ら)用意している核弾頭のようなもの」との指摘をしている。

      福島原発事故は、テロでも外国からの脅威でもなく、自然災害によって電源停止となったことで起こった。テロ、外国からの攻撃の脅威にも脆弱で、普通に動いているだけで廃棄方法が未解決な放射性汚染物質をはき続ける原発。地震国でいまも昨夜のように大地震に見舞われる日本。これから私たちはどうすべきなのか。答えを正しく導いていかないと、取り返しがつかない。日本全体が帰還困難区域になってしまうと思えた。

      2時間15分だが、頭出しもでき、少しずつ見ていくのもいい。そして、万が一それでも見る暇がないと言うことは、せめて30分で次の東電裁判の記録映画だけでもみてほしい。実は大地震の可能性は事前に電力会社は知らされていて、未然に防ぐ手立てを実行することができたという驚くべき説明もなされている。「原子力の安全神話」に乗せられて真実に目を向けようとしなかった自分たちの責任も福島事故で痛感はしたが、この事実は隠されずにしっかり知っておく必要があると思った。原子力を一時止めて、高額な費用で安全対策を取ることが、利益と天秤にかけられ実行されなかったのだ。

      日本国民も世界の人々も、経済性と安全の天秤をこれからも迫られる事態が続いていくことだろう。まさにコロナでも、繰り返されている。その時、どういう決断をしていかなければいけないのか。しっかり、過去の事例から学んでおこう。

 

           

      こちらも無料でyoutube公開されており、上の画像をクリックすると見られます。こちらは、まだ12576回しか視聴されていません。もっと多くの人に見て頂きたいです。

      さて、暗い気持ちになってしまうかもしれませんが、事実にしっかり目を向けて、この事実から新しい将来をスタートするしかない。そう思えた後は、お月様が「頑張ってね」と私たちを励ましてくれます。

      今日は、こんな細く美しい月が見えていました。

     

   

  

       お月様が優しい光で私たちを見守ってくれていました。夕食後に見に行くと静かに沈んでいくところでしたが、明日は8:32に月が出てきますが、20:41まで空にいます。勿論、太陽が眩しくて、太陽が沈む17:23を過ぎるまでは、月の姿は見つけることは難しいですが1日その存在に見守られていることを感じながら、夕方には西空を眺めてみませんか。

       今回の地震で被害に遭われた方が、1日も早くもとの生活にもどれるようにと願っております。 

  

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必見!youtubeで無料公開の映画「日本と原発・4年後」( あと少しで、15万アクセス!!!)

2021-01-03 21:10:55 | 知ろう福島のこと

   あの東日本大震災から10年。このブログでずっと紹介を続けて来ながら、なかなかアクセス数が伸び悩んでいた映画「日本と原発・4年後」が、今日覗いてみたら、あと少しで15万回視聴に届きそうです!!!!皆さんはもうご覧になりましたか? 是非、見て下さい。下の画像クリックでも見られます。

      

      そして、もうこのブログで、ご紹介したと思いますが、原発が絶望的なエネルギー発電だとしたら、それに変るべき再生可能エネルギーの将来について、今度は「日本と再生 光と風のギガワット」もご覧下さい。勿論、こちらもyoutubeで無料公開になっています。こちらが公開されたのは去年の6月なので、勿体ないことにまだ5000回視聴を超えたところ。是非、拡散して広げて下さい。

       

      上の画像をクリックしても、映画のサイトに行けます。

       

    

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「原発プロパガンダ」(本間龍:著)岩波新書を読んだ

2020-11-23 21:44:28 | 知ろう福島のこと

  なぜ、私たちは「原発がクリーン」だという話に騙されてしまったのか。その理由をしっかり勉強することをせずに、テレビや新聞からまた無批判に情報を得て信じ込んでいて大丈夫なのか。「原発プロパガンダ」(本間龍:著)は、しっかり騙された理由を検証して、私たちがもう騙されないためのヒントもくれている。

  でも、「基本的には、お金が人を動かした」ということだ。

   全国を覆う巨大メディアと地方に根ざしたローカルメディアを巧みにフル活用して、「原発は安全で不可欠なシステム」という考えを浸透させようと、圧倒的な巨資が投じられたのだ(約40年間で2兆4000億円)。ソニーやトヨタなどのグローバル企業でさえ国内単体の広告費では年間500億円程度⇒40年で2兆円?それに匹敵する広告費が、ローカルな電力9社から出された。なぜそんなことができたのか。

  競合会社がなく宣伝を必要としないのに、広告費を使ってきたのは、チェルノブイリ以前からも事故などがあり、国民の原子力に対する警戒心を解き、原発建設を可能にするためだ。反対勢力の声を小さくするためだ。そして、それを可能にしたのは、(通常企業なら赤字が出れば、広告費は抑制されるのが、当時電力は独占企業だったため)だ。広告費を原価に計上した電気料金が設定できるため業績に関係なく予算を使えたのだ。当然ながら、その巨大な広告費は、消費者の電気料金から払われて続けていた。

  でも、そんな巨額を投じられたのに「刷り込み」された印象が国民に無自覚だったのはなぜか? 本来は警鐘を鳴らすべきだった報道機関(新聞、テレビ)が、潤沢な広告費で経営を安定できるために、その多くが原発推進側の共同体となり下がってしまったこと。原子力ムラを報道機関が批判できなかったからなのだ。

  *お金の怖さ。何だか、最近これには身につまされる。Go to キャンペーンで割り引き、返金、クーポンに人が動く、経済を回すと繰り広げられた狂騒曲。結果は、冬場の乾燥も手伝って、コロナ感染者の急激な上昇。今も変わらない。お金が人を動かすという現実。 

  そして、この本を読んでいて1番怖いと思ったのは、(プロパガンダの中心的組織がどこかひとつあったのでなく、自民党、官庁、電力会社、広告代理店・・・原発推進にこの40年で原発プロパガンダに参画した人の数は数千、数万人規模。多すぎて直接責任を問うのは困難。そして、本人達の自覚もない? 自覚がなければ、過ちは繰り返される。それは、世界大戦中、日本だけが内閣が頻繁にかわっていたのに似て、「原発推進」のテーゼは不変。推進する人は変化して、無責任、無自覚なまま進んだというところ)という指摘だ。

 * 事実、小泉元首相が「自分も騙されていた。原発がクリーンなんて嘘だった!」と反省をこめて再生可能エネルギーを推薦するため全国を行脚している。戦争中に隣組や、愛国者が戦争推進者になったのと同じだろう。間違ったエネルギー政策を推し進めた推進者が、「知らなかったから許される」ということはない。その意味で、自分の責任をとろうと努力している小泉氏は誠実といえる。そして、今も「脱炭素社会を2050年に実現」といいつつ、平然と福島原発事故の反省もなく再稼働をもくろむ人たちが首相や与党の中心に居続けていること。この無自覚、無反省は、どうしたことか! そんなことを許していいのか。これを止められるかどうかは、国民が、自分たちの接している情報の仕組みに気づき、その怖さと向き合う行動を今後とれるかに否かに掛かっている。誰かが、悪意に満ちて国民を騙しただけでなく、(推進した人自身も無自覚に信じて加担して拍車をかけたことこそが怖いのだ)。そして、過去の過ちに学ばない人間は、また同じ過ちを繰り返すしかない。過去に目を覚ませなかったのなら、次にさらに最悪な原発事故が起こらない保証はない。 

 本では、原発推進に加担してきた有名人は誰か、騙すためにどんなテクニックが使われたのか。新聞やテレビには広告掲載の規制があり、貸金業や賭博広告と同様に原発広告も規制されていた。それが、オイルショックで広告費が削られる中で、原発広告に道を開いた新聞社があり、それに他も追随していったこと。それでも、広告と記事は別ものと頑張ってきた新聞社もあったことなど、具体例もたくさん載っている。

 最初は、原子力のコメンテーターは、高木仁三郎のように反対派が多かったこと。その巻き返しのために推進派があらゆる知恵をしぼり、巧みな戦術を展開していったことも窺われる。原子力に好意的文化人をマスコミに推す、育成もしていった様子。原発広告が軌道にのってくると、反対派有名人のメディアからの排除が始まったこと。子ども達の取り込みを図るため、小中高校に向けテキストを無償配布して原子力発電のポスターコンクール実施をしたこと。報道番組は視聴率が低く(報道ステーションは別として)、スポンサーが付きにくい。その時間帯を電力会社が引き受け、ニュースに影響を与えたなどなど。巧みな戦術の具体例も。

 そして、2011年に東日本大震災に伴い福島原発事故が起きた。昨日のブログで、実はすでにフライングで書いておいた天野氏の「やせ薬の広告がインチキだったとしても『ウソツキ!』『ごめん』でまあ済みますが、チェルノブイリ級の原発の事故が起きたら日本は壊滅ですから、『ごめん』ですむ問題じゃありません」とはっきりと警告を発した言葉、高木仁三郎さんの挙げた数々の話に耳を傾けることなく、悲劇を起こしてしまった日本。

 しかも、この福島原発事故の発した警告を深刻に受け止めたのは、ドイツとか欧米だった。当事国の日本はというと・・・原発プロパガンダがすっかり影を顰めるところがか、2015年には再び「原発安全神話」がゾンビのように蘇り、再稼働のために復活する。

 「CO2削減のためにも再稼働が必要」との説明を持ち出しているが、著者は「日本のCO2排出量は世界の4%。は国家存亡に拘わった福島事故から考え(この説明は)おかしい」とバッサリとその考えを切り捨てる。CO2以上に人間の生死に関わる放射能の大量放出、トイレのないマンション、原発事故の悲惨さ目の当たりにした日本の政治家のこの無神経さに、私は怒りを感じ、腹が立つ。  

 では、こんな「嘘のプロパガンダ」を前にして、皆がふたたび騙されないためには、どんな情報を頼ればよいのだろうか? 

 実は本間龍さんを知るきっかけになった「岩上安身氏の”IWJ”」というサイトも参考にすべき情報として紹介されていました。また、OurPlanet-TV(白石草)のような知らなかったけれど、今後見てみたいと思える情報なども載っていた。読んだ時、見落とさずにチェックして見て下さい。

   *私の知らない情報については、責任を持ってここに書けないので、私の使っているよい情報源を追加しておきます。Choose Life Project、と LITERA です。 

 さて、今日は夫が歯が欠けてしまったというので歯科医へ同伴。結構時間がかかり、外にでると空はもう暗くなっていて、月がちょうど火星と、土星・木星ペアの真ん中にいて、「両手に花」の楽しそうな風情で私を見下ろして待っていました。でも、残念。カメラを持っておらず、携帯写真ではうまく撮れず、帰宅してみたら月のみが雲の中で「お帰り。お疲れ様」と言ってくれました。 

     

   雲の中からよく会いに出てきてくれましたねぇ~~~「有り難う!お月様」。写真を撮ったら、どうにかしっかり撮れました。

     *済みません。最初アップした時、間違えて前日の月をアップしてしまっていました。23日の月と入れ替えました。

   そして、時間が少し経つと、火星まで加勢して、「こんばんわ~。明日は僕たちもっと近づくからね」と声が聞こえました。

    

   さあ、明日は月が火星に近づきますよ。晴れているといいですね。さあて、どの位近づくかな?

   今日も大きな地震もなく、無事に終えることができたことに感謝して。明日もいい1日でありますように。

  

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「日本と再生」無料配信されました!!!拡散して下さい!!!

2020-10-22 00:13:14 | 知ろう福島のこと

   皆さん。日本のエネルギー政策が今どうなっているかご存じですか? あなたの使っている電気はどんな発電所で作られた電気でしょうか? 日本の再生可能エネルギーは、進んでいるようでまだまだ立ち後れていて、福島原発事故の反省から他国の方が原発から再生可能エネルギーにシフトしているのをご存じでしょうか?

   それなのに、日本はいまだに「原発神話」を復活させて原発再稼働をし始めている。

   2018年3月にリリースされた映画ですが、悲しいことに2年以上経っても日本がまだエネルギー政策で後ろを向け続けている今、まだまだひとりでも多くの人に見て頂かなくてはならない映画です。無料でyoutube公開が始まっています。

   見て、感じて、是非拡散してください!!!

   なんと、英語版も無料公開中です。下に、日本語も、英語も、写真のところをクリックしたらリンクでyoutubeのサイトに見に行けるようにしました。

   外国人のお友達にも是非拡散して下さい!!!。

       

    ココから見て頂ければ、過去にこのブログでもお伝えした「東電刑事裁判 動かぬ証拠と原発事故」や「日本と原発 4年後」の無料公開youtubeが続いていることも、他のニュースもいろいろ出ています。もっと多くの人に見て頂きたい映像がいっぱいあります。これらも、引き続き拡散をお願いいたします。

    原発事故が起きてから反省するのでは手遅れです。戦争が起きて巻き込まれ、大切なものを失ってから反省するのでは、手遅れです。

     スリーマイル島原子力発電所事故 チェルノブイリ原子力発電所事故東海村JCO核燃料加工施設臨界事故 

    多くの事故が起きている事実がありながら、福島原発事故が起きても、まだ再稼働などと言っている人が与党に居座り続けている。反省はさらにお金を使い続けて、実現できない安全性を虚しく追求しているようにみせることだけ・・・。

    防衛の役に立つどころか自国民の命の危険にさえなるイージスアショアの導入計画を進めて、今になって計画の無謀さに立ち止まり、停止したかと思ったら「敵基地攻撃能力をつけないと」と今度はさらに過激になって「先制攻撃」を容認するようなぶっそうな発言を平気でする人たちがいる。与党の中心に居続けて平然と軍拡への道を歩もうとしている。

    現実に起きた「原発事故の反省」も、自国だけでなく他国にも多大な被害を与えた「戦争の反省」もできない人たちが、たくさんいる。そして、それを支持し続ける人がいる。しっかり見て下さい。もう、私は失ってから泣くようなやり方は繰り返したくありません!!!!

    原発は、敵やテロが日本を襲う時に、まるで日本が自分で核弾頭を用意しているようなものです。まして、敵やテロがなくても、福島原発事故が自然災害で起きた事実を忘れないで下さい。日本は、地震国で、大地震の確立は高く、台風や自然災害は最近より被害が拡大しているのです。

 

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福島原発事故を忘れない!写真家・中筋純のもやい展のお知らせ (転載)

2020-10-11 22:32:35 | 知ろう福島のこと

 

   Facebookをほとんど利用していないので、このブログによく登場するチェルノブイリと福島を撮り続けている写真家・中筋純さんが、来年に横浜の赤煉瓦で計画していた写真展を来年4月に東京での開催にした情報を拡散ご希望だったので、ここで私はお知らせすることに。

   以下、本人のFacebookの文章をそのまま転載します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

「決断」<シェア大歓迎でございます>
散々プレ告知していた「もやい展 横浜赤レンガ倉庫」ですが、昨今のコロナの状況を鑑みて別会場での開催に決断しました。
理由は以下の通り!
1_館内でのトーク等のイベント規制が来春も継続される
2_主要ターゲットだった外国人観光客の集客が見込めない
会場費の費用対効果を考えて、そして赤レンガ倉庫がなくなるわけでもなく、もやい展のイメージは節目に見せるだけのものでもなく、がっちり未来を見据えた決断です。
横浜で動いてくださっていた皆さん、こういう形で会場変更になることおゆるしください。でもまた必ずやあの場所で開催してみます。その時にまたお力添えくださいませ。
でも、10年という節目は様々なことを振り返るいい時期であり、多くの人があの時のことを思い出すと思います。我々もそのタイミングに展示という足跡を残すことで、忘れかけていた人々の記憶をつなぐ役割ができるかもしれません。
というわけで新会場を事務局参謀が駆けずり回って探し出してくれました。来春のもやい展は「もやい展 2021東京」として開催いたします。
●場所:タワーホール船堀一階展示ホール(東京都江戸川区 都営新宿線船堀駅1分)
●会期:2021年4月1日(木)ー8日(木)
●入場無料
期間中、もやい展アーチストの展示はもちろんのこと、地道に原発事故を数値で見つめてきたグループ、そして八戸から始まっていわきのバーで結ばれた「まつろわぬ」民々とのスーパーコラボレーション(詳細は追ってお知らせします)も画策中。
桜満開の会期中にまつろわぬ歌姫が歌う「夜ノ森」の唄(https://www.youtube.com/watch?v=W2xMxzv-4E8)が会場にあの年の春を呼び込んでくれるかもしれません。
皆様、引き続きもやい展をよろしくお願いいたします。
               もやい展事務局代表:中筋純
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   あざみ野の展示もみにいけなかったし、来年4月は是非いきたいと思っています。*<チラシ内にご支援のお願いもあるようなので、応援宜しく!>
   「来年4月なんてまだまだ」と、思っても、きっとあっという間なのでしょうね。
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中筋純「流転 福島チェルノブイリ」横浜あざみ野展

2020-06-17 01:17:05 | 知ろう福島のこと

  久しぶりに、写真家の中筋純の「流転 福島チェルノブイリ」展のお知らせです。facebookのココに公開されていますが、拡散大歓迎とあったので、転載します。神奈川県周辺にお住まいの方、是非! 勿論、もっと遠方からでも!!!

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「やります!」(シェア拡散大歓迎☆)
紆余曲折ありましたが「流転 福島チェルノブイリ」横浜あざみ野展は開催します。
ただ、コロナウィルスの感染状況により会場管理者がギャラリーの閉館を急遽決定する可能性がなきにしもあらずなので、FBページ等で最新情報は随時公開していきます。
今までの展示ではひと月前といえば広報活動とともに会場設計を終え、出品写真の最終選定と制作でドタバタしているはずの時期なのですが、今回は全てがこれからスタートという狂気の沙汰。ま、ナンクルナイサ!
これまでのやり方だと開催前日に多数の助っ人衆の力技で一気に設営をかけていたのですが、今回は大声でお願いします!と言いづらい状況。ですが、「スジノ」マスク、アルコール消毒液、そしてお昼の弁当はこちらでご用意いたしますので、助太刀してみるかなって方はフルタイム参戦でなくとも構いませんので是非お力添え頂ければ光栄です(メッセンジャーでおしらせください! 7月14日10時より作業開始!)。

   

◉流転 福島&チェルノブイリ 横浜あざみ野展
☆会期/2020年7月14日(火曜)〜20日(月曜)
☆入場料/無料
☆開催時間/●7月14日は13時より公開設営とし会場を開放いたします。19時まで●7月15日〜19日 10時〜19時●7月20日 10時〜16時(その後撤収作業)
☆会場/アートフォーラムあざみ野 横浜市民ギャラリーあざみ野1F(東急田園都市線、横浜市営地下鉄あざみ野駅から徒歩5分) *駐車場は近隣コインパーキングをご利用ください
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    以前も、ここを会場として展示をしたことがありますが、今回も無料公開のようなので、上のチラシの中で、支援金の振込先も書いてあるようです。支援しようという方は是非よろしく。
 
    最初の計画では中村敦夫氏の朗読劇「線量計が鳴る」があったのですね。残念~~~~!!!
    わたしは、地元で1回見ましたが、とてもよかったですよ。「線量計が鳴る」をクリックして頂くと、これからの上演がある情報がわかります。今の状況では、公演が延期されていないのは、2020年11月7日(土)横浜公演(神奈川県)14時開演 あーすぷらざ2Fプラザホール(JR本郷台駅下車徒歩3分)のようです。
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