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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2024年11月の惑星

2024-11-01 09:04:33 | 惑星・天体ニュース

   何だか、11月になったというのに、私はまだ半袖を長袖と衣替えするのに迷っています。

   気候変動の激しさを感じる夏でした。30度越えは当たり前で、「クーラーをつけないと熱中症になります」と、テレビがずっと言い続けていました。

   それでも、涼しい日もあって、やっと長袖を出したものの、まだ夏服も?と考えてしまう異常さ。そんな中でも、星達だけは、静かに時や季節を刻むようにいつもの通り、夜遅くには冬の星座が姿を現し始めています。

   では、いつもの月の巡りの一覧からお届けします。ただ、10月の月の巡りのお届けが新月の9月3日~10月2日までのものを先月の惑星の記事ではまだギリギリの中途でアップできなかったので、今月は10月3日の新月~10月31日までの巡りと2つ合わせてアップします。 どちらも、ちょっと見ると賑やかですね。

    実は、これまでと、ちょっと表記を変えています。

    月はご存知のように毎日昇って沈むとは決まっていません。約50分ずつ昇る時間がずれていって、夜遅く昇り朝に沈む月もあれば、空にいる月がその日は朝沈むともう昇って来ないという日もあります。

    そこで、今回から、昇ってきた月が沈む前に捉えたり、その逆の場合もやや日付はゆるく考えて掲載してみることにしました。例えば、9-16-17となっているのは、16日に昇った月を17日になってから見たというモノです。実際は17日の0:03の写真ですが、これは9-17にせず 9-16-17 と書くことで、9月9日から昇って来た月を9月20日まで1つも欠かさず見たことが表現できました。

    一方で、実は日を優先させたものも入れて、同じ昇って沈んだ月をアップしているのもあるので、やや水増し(?)をしたものもあるので、これはお許し頂くことに。素人の月観察日記のようなものなので、そこはゆる~くお付き合いください。

 

     けっこう、お月様と仲良くできましたが、惑星たちも冬の星座も見られたり、だんだん夜空が楽しい時期に入ってきたこの頃です。

     どんな惑星がみられるようになったか。さっそく見ていきましょう。

  水星:現在は夕方の西空の低い場所にいる水星ですが、中旬にむけて高度が上がって見えるチャンスがあるかもしれません、でも、高度10度がせいぜい。太陽に近く小さい水星はなかなか肉眼ではみられません。条件が揃わないと見つかりづらいです。

  金星:このブログでも、西空の1番星としてすでに先月も登場している金星。ますます高度をあげて、見つけやすくなります。11月4日5日の夕方天気がよければ、是非細い月がそばにいるので楽しんでみましょう。西といっても、けっこう南よりに今は見えます。

        2024年11月4日から5日17時過ぎ、日の入り後30分の東京の空

    火星: 暗かった火星も、1月に向けて地球に近づいてきて肉眼でも見つけられるようになってきました。ただ、まだ登ってくるのは遅い時間なので、今は、日付が変わってから東空に見えてきます。これから、どんどん見やすくなってくるので、無理をせず、逆に沈む前の火星を空高いところにいるのを探してみましょう。

    下の図は、11月20日と下旬の火星に月が近づいている夜11時のものですが、これも、夜更かしでない早起きの人は、空の天頂近くで月のそばにいる火星をみるのがよさそうです。早起きしてまだ暗かったら、是非南の空高くに火星がみつかりそうです。火星のそばには、冬の星座たちも賑やかそうですよ。

       2024年11月20日23時頃、東京の東の空

    木星:金星が西の空に沈むと、反対の東空にから、ゆっくり昇ってくる木星。マイナス4等星の金星ほどではないですが、マイナス3等近い木星も、肉眼でばっちり見つけられます。 17日には、下の図のように月が近づきます。木星も、まだしばらく未明の空で西空で見つけられるので、未明に起きる方は火星、冬の星座だけでなく、西空に残る明るい木星も見忘れないように。

       2024年11月17日20時頃 東京の東の空

     土星: 登場する時刻が木星より実は1歩早い土星。惑星が少なくて寂しかった空に、ずっと色を添えてきてくれましたが、今は、金星と木星が明るく派手に見えるようになってきた中で、その中間辺り場所で、やや忘れられそうな・・・様子です。ただ、9日~12日にかけて月がそばにいるので、探してみて下さい。

      宵の南の空で、土星と月が並ぶ。2024年11月9日から12日19時の東京の空

     と言うわけで、夕方から夜にかけての惑星を楽しむことを主とする月と惑星ファンの立場では、夏の間、寂しい空にひとり頑張ってくれていた土星が、圧倒的な明るさの金星が夕方の空で目立ち。さらに、金星が沈むと東から、これまた明るい木星や冬の星座たちが登場する賑やかな惑星の集合の始まりを感じています。

     金星を見る時には、金星の西より、金星から右下に目を落とした地平線近くの低い場所に水星が見つかったらラッキー!水星が見られなくても、金星を見る時には土星を南に目をやりながら探し、もう少し遅くなったら、明るい木星を東空で見つけましょう。こんなに惑星って列車のように同じような場所を動いていくのか~と面白く感じられそうです。

    そして、その惑星を月が訪ねて歩いていくのをカレンダーにメモしておくといいかもしれません。月が、上記の図のような日には、夕方から順に金星、やがて土星、さらに木星とは、夜から朝にかけて一緒にゆっくり旅する姿を見られそうです。、夜更けから未明にかけて火星も「この星が火星君だよ」と月が教えてくれます。

    

     

 

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