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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

変だね、日本の選挙運動

2009-03-28 16:04:00 | 日記
 明日は千葉県知事選挙ですが、今回はその千葉県知事選に先立ってポストに配られた奇怪なチラシの話しです。

 どのチラシも候補者当てのクイズさながらの怪文書なんです。

 ○○さんが千葉県知事を目指されるとお聞きし・・・「○○さん、がんばれ!」皆さん一人ひとりの声が○○さんの元気になります。

○に候補者の名前が入っているのではありません。「○○さん」と本当に書いてあり、候補者の名が伏せられているのです。
 このビラのもう一つのヒントは、女性知事。候補者中に、女性は一人しかいない。

 他の候補のチラシは、「元気モリモリ、千葉日本一。」
 これも、候補者の中に、モリの音が入る人がただ一人なので分かるようになっている。

 “千葉県知事選挙・届出ビラ第1号(このチラシは公職選挙法に基づいたものです)”
とどのチラシにも書いてあるが、小学生に「これが選挙のビラなのだけど、どう思う?」と意見を聞いてみるといい。きっと本物のチラシではなく遊びのチラシだと思うだろう。

 日本人が、あつものに懲りてなますを吹くというか、どこかですぐボタンを掛け違ってしまう変な国民である証明のような選挙制度だ。

 しかも、調べてみると、2007年2月21日に成立した改正公職選挙法により、それでもやっと首長選挙でマニフェストのチラシが配布できるように至ったようだ。
 配布できるのは、A4判で両面印刷、2つ折り可。枚数は(1)知事選10万−30万枚(2)政令市長選7万枚(3)一般市長選1万6千枚(4)町村長選5千枚−で、すべての有権者に行き渡るとは限らない。配布できる場所は選挙事務所や演説会場のみだそうだ。
<参考:西日本新聞http://www.nishinippon.co.jp/wordbox/display/4691/>  

 なるほど。だから、名前の入ったちゃんとしたマニフェストは個別配布はできず、候補者名を伏せて届け出をし、許可をもらうしかないのだ! 奇怪なり *(ショック)*
 
 という訳で、個人演説会や該当演説会にいけなかった私としては、この奇怪なチラシを解読するか、新聞、政権放送、ネットの候補者全員が揃った個人演説会<
http://www.senkyo.janjan.jp/senkyo_news/0903/0903160494/1.php> 等を材料に候補者を絞るしかない。

 さもなくば、名前をよく知られているだけの候補が当選してしまうことになってしまう。 東国原知事は正解だったかしらぬが・・・さてさて、千葉県知事には誰が相応しいでしょう。




コメント
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