2009年５月の惑星

　今月の主役も土星ですね。夜８時頃、南の空高くに明るく光って見えるのは、多分土星で間違いないでしょう。

　そして、その土星を追いかけるように、北の北斗七星のひしゃくの柄からのびてアルクトゥルスを通り、おとめ座のスピカまでダイナミックに夜空を縦に横切る「春の大曲線」がみられます。

　ちょっと遅くに見上げた空高いところに見えるのは、土星ではなくこのアルクトゥルスの可能性が大です。

　１２時を過ぎると、その大曲線の後に続く*(星)*夏の大三角*(星)*も見えてきます。
　でも、木星はさらにその後の登場なので、よい子は待たずに寝ましょう。

　金星と火星は、朝の登場となります。金星は５月２日に最大の明るさとなって太陽に負けじと輝いているようです。

　５月２２日には、細い月齢２７の月も加わり火星・金星と仲良く大集合、太陽の昇る前の東の空を賑わします。
　私には関係なさそうですが、早起きさんにはオススメかも～*(退屈)*

　水星は、西の空から立ち去って、どんどん朝の空へ移動しています。

　という訳で、今月も朝寝坊の惑星観察者には、土星*(星)*が主役となります。