もう今年も8月。季節もすっかり夏です。
昨日はニュースで流星が見えた話をしていましたね。ちょうどまだ月も明るくないし、結構楽しめたようです。
8月中旬のペルセウス流星群の方は、今年は満月とぶつかります。しかも、今年1番の大きさの「スーパームーン」に邪魔されて見づらいと思うので、流星をみるなら7月末がチャンスでしたね。見逃してしまい、残念でした。でも、こうなったら、8月11日の滅茶デカイ満月を堪能しましょう! 1月の1番小さかった月の大きさの14%増し、明るさ30%増しと言われていま~~~す。
なぜ月の大きさが変わるかというと、軌道が楕円なので、距離が縮まると大きく見えます。
11日(月)ですよ。月曜日に月と覚えておきましょう。
また明日から3日連続、2日、3日、4日とお月様がスピカ、火星、土星をあなたにご紹介ツアーを開始。明日はスピカに寄り添って、「これがスピカよ」3日は「これが火星よ~」と教えてくれます。相手を変えるたびに恋太り(?)して半月になっていくのも面白いですよ、
さて、今月の惑星を見てみましょう。
水星:8月8日が太陽の向こう側に水星がくる外合なので、まあ今月はあきらめましょう。もともと、水星は小さく見つけづらい上に、太陽に近いのでなお見づらい惑星です。来月の方が地球からの見かけ上で太陽から離れて、高度が高くなり見やすくなるので、来月にトライしましょう。
金星:あなたが滅茶苦茶な早起き、もしくは夜更しさんなら、お勧めです!2月から明け方の東空で明るく輝いている金星ですが、これまた明るい木星とランデブーです!日々接近していって、8月18日には仲良く並ぶ姿がみられるはず。明るい惑星が並ぶ姿って、こっちまでロマンチックな気分になれますよ。ただし、今回は時間が悪すぎ。8月の夜明け前って、4時頃???? 起きるてみる人、少なそうですね。
火星:夕方南西の空に見えているようですが、4月に最接近した輝きを失って、地球から離れて光は弱くなっています。
でも、土星と仲良しで、他の星と一緒に肉眼で楽しめます。8月3日はお月様が、「これが火星さんよ~」と教えてくれます。
木星:金星と同じく朝と言うか夜中と言うべきか、見かけ上太陽のそばにいるので、太陽の昇る前の闇を捕まえてみるしかありません。4時とかとんでもない時間に楽しむことになります。金星のところで書いたように、8月18日まで金星と木星はどんどん近づいて恋人のよう。東の地平線が見渡せる場所があるなら、15日位から木星が朝見えるようになるかもしれませんので、2人の接近ぶりを4時頃起きて盗み見るのも楽しいかもしれません。
残念ながら、私は睡眠を優先します(笑)
今回、初の試みで下に8月18日の2人が重なった図を国立天文台のサイトから転載しましたが、これは8月18日4時の東空です!
図まで載せましたが、無理やり起きても天気がいい保証はなく、東空の下まで見渡せるところが必要です。ご注意ください。
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@国立天文台「今日のほしぞら」より
でも、下弦の翌日の半月まで見えて、冬の大三角はあるし、賑やかそうですね~。うっかり目が覚めたらみよ~~~う。
土星:火星のそばで、夕方の南西の空に見えています。肉眼でみられます。5月6月にもう火星とともに十分楽しんだ方も多いと思います。
土星がどれだか分からないという方には、8月4日にお月様が土星のそばにきて、「これが土星さんで~す」と紹介してくれますよ。
高度が低くなったら、まだ使ってない安い望遠鏡を持ち出して輪っかがみえるか試してみようと計画していたのですが、面倒なことが嫌いな性質なので、望遠鏡にたまった埃を払うことができるか、やや自信なし(笑)
という訳で、夕方から夜にかけての肉眼惑星観察者の私にとって、今月は夕方暗くなったら南西の空に2つの惑星、火星と土星を春の星座(スピカ・アルクトゥルス)や低い南空の赤いアンタレスが見えたらさそり座をさがしてみようという感じでしょうか。
スピカ、火星、土星は、明日からお月様が連日そばに寄って、あなたにご紹介してくれるはずなので、お月様の案内で楽しんでみて下さい。
8月は、ヴァーチャルですが、大平貴之さんのプラネタリウム放映が市川の県立現代産業科学館であるので、天の川見物を楽しみにしています!
千葉県の近い方は、是非! (ココから詳細情報キャッチ)
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