危ない、うっかり「今月の惑星」を書くのを忘れるところでした
5月は、天気に恵まれなかったようでいて、月も、火星、土星、木星も楽しめましたね。
それに、結構ニュースに取り上げられて火星の大接近というので夜空を見上げてくれた方もいたのではないでしょうか?
火星、大接近を過ぎてもまだまだ楽しませてくれますよ!
では、今月の惑星をみていきましょう
水星:朝の日の出前に見えているはずの水星ですが、この時期曇りや条件も悪いので水星はなかなか見つけられないかもしれません。ただでさえ、太陽に近い上に、小さいですから、見づらいのです。捉えるにしても肉眼では難しいので、双眼鏡とかカメラでとらえる感じですかね。たい
金星:太陽の向こう側を金星が回って、朝から夕方へと移動していく時期ですので、見られません。
これから、夏過ぎるとどんどん夕方の西空で嫌でも1番星として目にするようになります。待ちましょう。
火星:今 大注目されています。10年に一度の大接近。メチャ明るい赤です。火星の地面の色が太陽に照らされて赤いのだそうです。
NASAのキュリオシティの着陸の様子が ココから見られた。面白い! なんか、本当に人間が火星にいくようになるんだろうなぁ~。
6月の間はさそり座からどんどん右の方へ移動していて、さそり座のアンタレス、土星と肉眼で簡単に見える三角形が日増しに右に長い三角形に変化していきます。目が離せませんよ。お楽しみに!
木星:今も夜 火星と土星、アンタレスを見に行ったら、「僕のことも忘れないで見てよ~」って春の星座の前の西空で明るく輝いて声をかけてきました。まだ沈むのは今日も夜中の12時過ぎ。木星は大きいので明るいです。西空で明るい星が見つかったら、ほぼ木星で間違いないです。
土星:さそり座のそばで仲良く火星と一緒にいます。火星に比べると動きは少ないですが、さそり座のそばで少しずつ動いています。
という訳で、今月の見どころは、まだ夜遅くまで楽しめる木星。
見やすくなって春と夏の星座の間で不思議な3角形を長く少しずつ伸ばして変化させて見せる火星と土星です!
天気のよい夜は、是非双眼鏡を持って南空のやや東寄りを見てみましょう。まずは、土星と木星、さそり座のアンタレスはすぐ肉眼で簡単にみつかるので、この3つの星が作り出す三角を見つけてみましょう。
双眼鏡で下のように三角はすぐにみつかります。そのあたりをのぞくと、さそり座の星がこんなにあるんだと驚くほどたくさんみつかるはずです。私の双眼鏡は量販店で買った1000円の双眼鏡ですが、それでも十分見えますよ。
ねっ、三角が見えますね。この右の明るいのが火星、左が土星、下がさそり座のアンタレス。火星とアンタレスは赤く見えます。
よくみると、火星の左にさそり座のTの字のちょうど線のぶつかったところにある星も見えています。これから、この星からどんどん火星が7月1日に向けて離れて行きますからね。楽しみですねぇ。