レッスンの最初は、まず指馴らしにオスカー・ピーターソンのジャズハノン、PIECE No.4から。
あまりうまく弾けませんでしたが、間違いはなく、OKに。
「音楽の構成を理解するためにコードを書いてきたのですが・・・」と言って、先生に間違いがないか確認します。
G7、G7/F、の繰り返しが続いて、転調してC7、C7/B♭が2回繰り返され、またG7のトニックにもどり、またD7と調子を変えて、C7と下がり、またトニックのG7に戻ります。
先生曰く「G7、G7/F」と2つにわけるより、同じG7で2小節を1フレーズと思っているといい。G7が6フレーズきて、転調して2フレーズ、もどって2フレーズ。転調して1フレーズ、さらに転調して1フレーズでトニックにもどる。いわゆるジャズ・ブルースの形式ですね。
とのこと。フムフム。
まだ練習をしてない5が、中途半端な1拍から始まって、ちょっと読みづらいので少し確認させてもらって今日のハノンは終了。
まずは、カーペンターズの”I won't last a Day without you".から。のびのび弾いてOKが出てだいぶ楽に弾けるようになったのですが、サビの部分がつかえてなかなかうまく弾けませんでした。弾き終わると先生が「全体はだいぶよくなったけれど、肝心のサビのところが・・・」ということで、そこを何回か練習。でも、Eの2のところは、突然曲調もかわるし、#や♭などが込み入っていて、どうしてもスピードがダウンして、もたつきます。2に入って7小節目の基音D♯は3音目でなく4音目に入れ、3音目は前のEの音をかえってしっかり入れた方が・・・。そのあとのDになった時の右ももたつかずにしっかりDになった感じにだすように」とのご指摘も。ますます、気を付けどころが増えてもたついて・・・次回の課題へ。
という訳で、今日は卒業できませんでした。
もう1曲は、前回のレッスンで頂いた、カーペンターズの先生アレンジの”I need to be in love"
結構いい感じに仕上がっていましたが、いざお披露目してみると。
先生が首をこりゃこりゃ参ったという風にやってきて、「問題がいろいろありましたよ。最初のイントロから行きましょう」
「イントロもルバートでなく、ちゃんとインテンポでしっかり数えて弾いてみてくださいね。食べてますよ。付点音符も3カウントになってないですね」と最初の部分を横で「1.2,3。早かったですね。もう1回。1,2、まだですよ~~~」
カウントにやっと何回かやって合ってきました。やれやれ。
「最後は3拍になっていて、1つ足りなくありませんでしたか?」「あっ、本当だ。すみません」
「じゃあ、ここは一緒に弾いていたのがいけなかったんだ」とやり直し。
「直ってきましたね」「では、続き」
「アドリブはやってこなかったので、繰り返すところまで~」と弾いてみると。
「Aの2段目の2小節目。このGは4拍目でなく3拍目にほしいですね。しかも上のソでなく下のソでしっかりだしましょう」
ということで、修正。だいぶイメージがかわります。
「勝手に付点を付けて弾いているところもいくつかありましたね」と数か所が指摘されて、やり直し。
確かに、もうひとつのカーペンターズが自由に弾いてよくなっていたので、気が緩んでこちらもメロディー読みをいい加減にしてしまいましたが、こちらはそうはいきませんよね。確かに、確かに。
最後に、アドリブを抜かして、最終のフレーズに向けて弾くと・・・・
「ここは歌がもう終わって最後のフィニッシュのイメージなので、前と違う印象になるように弾いてほしいんです」「たとえば、間にたくさん音を入れたり、チャチャチャといれずに、この2分音符になっているのはそういうイメージを伝えてるんですよ。音は抜かして弾かないようにしましょう。
それから、最後の段で、A.A7になっているのは、A7のセブンスの音は「G]だから、「G」を左でも右でもいいから出して下さいね。ということで、Gの音をどうにか入れようと苦労していたら、先生が模範演奏をしてくださいました。
いやいや、今日は盛りだくさんの修正でどれか忘れそうです。忘れないように全部書きとめました。
ということで、今日は合格なし。
でも、おねだりをして、先日いただいた"Longing for the moon"のトリオで弾く時のあの不思議な先生は「トリッキーな」とおっしゃったアドリブの方の模範演奏をして頂いちゃいました。 わぁ~~~~、これこれ。 困難を極めそうですが、ちょっといたずらに弾いてみます。
今日は、渡辺先生に習い始めて、なんと80回目のレッスンでした。
先生に「今日が80回目なんですよぉ~」と伝えると。
「そんなになりますか。何年くらいになるのかなぁ~」
「3年半でしょうかぁ(本当は考えたら10月で4年だった)。なかなかうまくならないけれど・・・」と謙遜すると(笑)
「いやいや、ここまでうまくなるとは正直思っていませんでしたよ」
「あっ、確かにお蔭様でだいぶ弾けるようになりましたよね・・・」
なんて会話になりました。
さあ、またしっかり練習して、うまくなりますよ~~~~!
私もいろいろ修正点が多くお疲れ様でしたが、下手な生徒のお相手に先生もお疲れ様でしたぁ。