上りたての大きな月からスタートした2018年、その月についてはもう1つ前の記事で書いてしまったので、ここではいつものように月初にご紹介する今月の惑星と月などの天体情報お届けします。
まずは、実はすっかり最初にこの記事をアップした時は掲載を忘れてしまっていたのですが、去年の11月から12月にかけて私が撮った写真と、私が撮り損なってしまったところは、お月様仲間「銀河鉄道の月」サイトのブドリさんの貴重なお写真を拝借して作っ「月の巡り」の写真紹介ですぅ!!!
これは、快挙!!! ブドリさんが夕方捉えた極細のお月様から始まって、今回は同じ日でも朝と夜の2枚掲載になっているものもあります。そして、最後はこれもブドリさんの奇跡のような未明に捕えた極細の月様で〆させて頂いている圧巻の月巡りになっています。
月ってこんなに日々見られるんだ!と驚いて下さった方。そうなのです! 天候にも恵まれましたが、月は探す気持ちがあればこんなにいろいろな姿で私たちを楽しませ、和ませ、癒してくれる身近な存在なのです。そして、いろいろな不思議なことを教えてくれる存在でもあります。
そんなことを、ちょっとでも感じていただければと思いながら、こうしてこのブログを書いています。
説明はあえてこれ以上は加えませんので、興味のある方は、この1年、一緒に日々お月様を一緒に眺める仲間になってください!
さて、ではいつもの今月の惑星の話です。
今月の惑星は、実は残念ながら、寝坊の夕方惑星観察派の私には、あまり見られる惑星がいません。というより、ない(泣)!
でも、一応ざっと早起きの方のために情報を書いておくことにしますね。
水星:今、明け方の東空にいてチャンスです。今朝は天気がよかったので、ご来光を暗い時間からまっていた方があれば見られたでしょうか?例えば、明日が実は水星としてはかなり頑張って太陽から離れた位置に見えるところにいるので(西方最大離隔)、6時頃にみるとみられるかもしれません。肉眼でも見える時もありますが、双眼鏡やカメラで偶然撮れてた!というケースも多いです。正月は工場も休みで空気も澄んでいるので、ねらい目かもしれません(水星の位置を確認するには、下でも紹介する国立天文台<今日のほしぞら>サイトを見て確認してください>
金星:夕方の空に移動を始めているので太陽の明るさで見られません。夕方に見られるまで待ちましょう。
火星:夜明け前の東空で木星のそばにいるのが見られます。でも、今はまだ暗く、木星ほどに明るくありません。今年は火星の大接近の年。2年2カ月で接近する火星ですが、同じ接近でも大接近では見え方が俄然違います。木星をたよりに、今の内に暗い火星を眺めて、これからその変化、どんどん明るくなる様子を楽しみましょう。
木星:木星は大きいので明るく見えます。肉眼でも本当に簡単にみつかります。以前露天風呂でいっしょになった女の子が「空に穴が空いている!」と言うので、どの星のことかと思ったら木星でした。
土星:夜明け前の東空の低い位置にいます。1月下旬から2月3月とどんどん見やすくなってくるので、慌てずに待ってもよさそうです。
という訳で、早起きの方は、火星・木星が朝ならんでいるのをまず見つけてみましょう。下の国立天文台「今日のほしぞら」のサイトから転載した図を見て頂けるように、1月11日には、月が木星と火星の上にやってきて、火星と木星を探すのを手伝ってくれます。
明るいのは木星。その横の暗い星が見つかったら、それは火星だとおもいますよ。
国立天文台<今日のほしぞら>より転載
ご覧になれば分かるように、この時点で、水星や土星は地平近くで見つけづらいです。そして、これが見えるようになる頃には、もう空が白んできてみえません。土星は、このあと、水星と場所を入れ替わり、だんだんと火星や木星に近づいていくように空の見えやすい位置に2月、3月と変化していくので、慌てずに待って、朝はとりあえずわざわざ早起きしてみるなら、朝のお月様と火星・木星とが近づいていていい眺めを見せてくれる11日12日がねらい目ですね。
さて、夕方からの惑星観察者には楽しみがない1月?とがっかりする必要はありません。
1月31日に皆既月食が見られます!!!!! 実は、今年は皆既月食が2回あるのですが、1月の方が時間が見やすいです。詳細は、国立天文台の情報をココから読んで頂けると分かります。
日本全国でみられるそうです。皆既月食の本影に入っている時の赤銅色を楽しんでみましょう。ココをクリックしてもらうと、どんな色かみられますよ。
皆既日食も愉しいですが、皆既月食の方が眩しさも、間違って目を傷める心配もないので、小さい子供と一緒にみられるのでお薦めです。食の最大の10時半。小学生ならちょっと夜更かしも許される時間ですよね。ご家族で楽しんでみて下さいね~~~~~!!!