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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2018年1月の惑星 (皆既月食があります!)

2018-01-01 20:02:49 | 惑星・天体ニュース

   上りたての大きな月からスタートした2018年、その月についてはもう1つ前の記事で書いてしまったので、ここではいつものように月初にご紹介する今月の惑星と月などの天体情報お届けします。

   まずは、実はすっかり最初にこの記事をアップした時は掲載を忘れてしまっていたのですが、去年の11月から12月にかけて私が撮った写真と、私が撮り損なってしまったところは、お月様仲間「銀河鉄道の月」サイトのブドリさんの貴重なお写真を拝借して作っ「月の巡り」の写真紹介ですぅ!!!

    

        これは、快挙!!! ブドリさんが夕方捉えた極細のお月様から始まって、今回は同じ日でも朝と夜の2枚掲載になっているものもあります。そして、最後はこれもブドリさんの奇跡のような未明に捕えた極細の月様で〆させて頂いている圧巻の月巡りになっています。

    月ってこんなに日々見られるんだ!と驚いて下さった方。そうなのです! 天候にも恵まれましたが、月は探す気持ちがあればこんなにいろいろな姿で私たちを楽しませ、和ませ、癒してくれる身近な存在なのです。そして、いろいろな不思議なことを教えてくれる存在でもあります。

    そんなことを、ちょっとでも感じていただければと思いながら、こうしてこのブログを書いています。

    説明はあえてこれ以上は加えませんので、興味のある方は、この1年、一緒に日々お月様を一緒に眺める仲間になってください!

    さて、ではいつもの今月の惑星の話です。

   今月の惑星は、実は残念ながら、寝坊の夕方惑星観察派の私には、あまり見られる惑星がいません。というより、ない(泣)!

   でも、一応ざっと早起きの方のために情報を書いておくことにしますね。

   水星:今、明け方の東空にいてチャンスです。今朝は天気がよかったので、ご来光を暗い時間からまっていた方があれば見られたでしょうか?例えば、明日が実は水星としてはかなり頑張って太陽から離れた位置に見えるところにいるので(西方最大離隔)、6時頃にみるとみられるかもしれません。肉眼でも見える時もありますが、双眼鏡やカメラで偶然撮れてた!というケースも多いです。正月は工場も休みで空気も澄んでいるので、ねらい目かもしれません(水星の位置を確認するには、下でも紹介する国立天文台<今日のほしぞら>サイトを見て確認してください>

   金星:夕方の空に移動を始めているので太陽の明るさで見られません。夕方に見られるまで待ちましょう。

   火星:夜明け前の東空で木星のそばにいるのが見られます。でも、今はまだ暗く、木星ほどに明るくありません。今年は火星の大接近の年。2年2カ月で接近する火星ですが、同じ接近でも大接近では見え方が俄然違います。木星をたよりに、今の内に暗い火星を眺めて、これからその変化、どんどん明るくなる様子を楽しみましょう。

   木星:木星は大きいので明るく見えます。肉眼でも本当に簡単にみつかります。以前露天風呂でいっしょになった女の子が「空に穴が空いている!」と言うので、どの星のことかと思ったら木星でした。

   土星:夜明け前の東空の低い位置にいます。1月下旬から2月3月とどんどん見やすくなってくるので、慌てずに待ってもよさそうです。

   という訳で、早起きの方は、火星・木星が朝ならんでいるのをまず見つけてみましょう。下の国立天文台「今日のほしぞら」のサイトから転載した図を見て頂けるように、1月11日には、月が木星と火星の上にやってきて、火星と木星を探すのを手伝ってくれます。

明るいのは木星。その横の暗い星が見つかったら、それは火星だとおもいますよ。

      国立天文台<今日のほしぞら>より転載

  ご覧になれば分かるように、この時点で、水星や土星は地平近くで見つけづらいです。そして、これが見えるようになる頃には、もう空が白んできてみえません。土星は、このあと、水星と場所を入れ替わり、だんだんと火星や木星に近づいていくように空の見えやすい位置に2月、3月と変化していくので、慌てずに待って、朝はとりあえずわざわざ早起きしてみるなら、朝のお月様と火星・木星とが近づいていていい眺めを見せてくれる11日12日がねらい目ですね。

  さて、夕方からの惑星観察者には楽しみがない1月?とがっかりする必要はありません。

  1月31日に皆既月食が見られます!!!!! 実は、今年は皆既月食が2回あるのですが、1月の方が時間が見やすいです。詳細は、国立天文台の情報をココから読んで頂けると分かります。

     

      日本全国でみられるそうです。皆既月食の本影に入っている時の赤銅色を楽しんでみましょう。ココをクリックしてもらうと、どんな色かみられますよ。

     皆既日食も愉しいですが、皆既月食の方が眩しさも、間違って目を傷める心配もないので、小さい子供と一緒にみられるのでお薦めです。食の最大の10時半。小学生ならちょっと夜更かしも許される時間ですよね。ご家族で楽しんでみて下さいね~~~~~!!!

      

 

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初月の出で、おめでとうございます?!

2018-01-01 17:27:21 | 惑星・天体ニュース

    あけましておめでとうございます。昨夜も夜更かしをしたので、初日の出には間に合いませんでした。そこで、お月見を日々アップするこのサイトとしては、こんな写真からになりました。

      

    義母のホームに新年の挨拶に行って、車に乗ってさあ帰ろうと太い道に出る前に、目の前にお月様がちょうど上ってきていたのです。

    「あけまして おめでとう!」

    月は、時々こうやって、私を驚かせてくれます。家と家の間に挟まれての写真ではちょっと初ショットとしてはお月様に可哀そうかな?と思い、この暁色の木立の公園の近くまでいって、緑の木とお月様を撮ってあげようかと車を移動。公園横のコンビニに車を止めてふと夕映えの空をみると・・・

             

       何か、太陽の光が、縦に1本の筋になって空に上っているように見えました。前に、南極越冬隊員の方の講演を聞いた時、「ライトピラー(光柱)というのがあって・・・でも、これは実は日本でもたまに見られるのですよ」と言っていたのを思い出した。南極の写真では、もっとスーッとくっきりとしたものだったけれど、こんな光が縦に走るのを初めてみた。

      「お月様、これを私に見せてくれようと思って、私の目の前に現れて呼び止めたの?」

       私がそう聞こうと後ろをふりかえって見たら、お月様はこんな風に森の奥に浮かんで微笑んでいました。

        

     満月を迎えるのは明日の11:24.ちょうど、義母のホームの施設長が、私の月好きを知っていて、「明日の満月がスーパームーンですって」と声をかけてくれ、「そうなんですよねぇ」と答えてきましたが、月を眺めながら、(明朝6:30に沈む前に見た時が、「スーパームーン」1年で1番大きいと言われるにふさわしい満月!と言えるのだけれどね)と呟く。

     (まあ明朝は1月2日だから明日の満月でいいのか?)ことほど左様に、結構1日の中で朝と夜に見えたりもする月は、その表現が難しい時がある。

     そして、「スーパームーン」についても、実は国立天文台はこの言葉を使用しようとしない。なぜなら、最初の私が家の間にみたドーンと大きい月と、この公園の木の上のちょっと静かな雰囲気の月とを比べても分かるだろう。

     月は、地平に近いと大きく見える。ほぼ同じ時間に撮った写真でも、人間の目の捉え方で月の大きさは変化してしまうのだ。月は天頂近くになると、とても同じ月とは思えないほど小さく見える。スーパームーンと騒ぎ立てる意味はあまりないという立場なのだ(詳細は、国立天文台のココを読んでみて下さい)。

     なんて、正月から少々うるさい話になってしまいましたが、1年で1番大きい月が、しかも地平近くにいるこの月が1番大きいと感じられることには、誰からも文句はでないはずだ(笑)

     ということで、少し暗くなってから、ドーンと大きいお月様をズームで撮ってみました。

      

     ドーーーーーーーーン。さあ、まだまだ明朝まで楽しめるお月様。

     あなたが、明朝のお月様が沈む前までに観る時間が遅ければ遅いだけ、事実上は地球に近くて大きいお月様になります。地平線に近い朝方に大きくなったところを見ると、またドーーーーーーーーーーーンと私以上に大きく見えるはずですよ。

     朝寝坊の私は起きられませんので、早起きの方、是非試してみて下さい。

     では、今年も1年、よろしくお願いいたします。忘れていましたが、「2018年1月の惑星」については、夕食後にアップしたいと思います。今しばらくお待ちください。

          

コメント (2)
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2019年1月の惑星(1月6日部分日食!)

2018-01-01 00:07:07 | 惑星・天体ニュース

 

  あけましておめでとうございます

  1年があっという間に過ぎ、新しい年の幕開け。さあ、今年はどんな年になるのでしょう。天体カレンダー的に言えば、去年は火星大接近で大いに盛り上がりました。好天にも恵まれて、火星を存分に楽しむことができました。つい最近も12月15日に火星と月のツーショットが肉眼でも楽しめました。下の写真の右下の赤いのが火星です。大接近から半年経っても、まだしっかり見えていますね。

    

   さて、正直言って、今年は天体ニュース的には大きなものがありませんが、あるとしたら部分日食です。それが、何ともうこの冬休みの終わり、1月6日(日)午前中に全国的にみられる予定です。子どもたちも一緒に休みで見られるのがいいですね。東京では下のように見られます。

    

    見る時には、日食観察用の黒いフィルムを通して見ましょう!詳細は、国立天文台のココで調べてみましょう。

    実は、「お月様を実際どのくらい見られたかの記録」を最近「今月の惑星」の記事掲載の時に掲示してきました。

    でも、昨日ちょうど、それに近いような下のような写真を公開したところでした。というのも、お月様に何と12月13日以来、連続で19日も会い続けてきているのです。 

  まあ1日に1回以上撮った日もあるので、誇張気味ではありますが、壮観ですよね。しかも、まだ巡りということで、新月までまだもうちょっと連続記録を続けられそうです。

  ということで、ここでは、前回の12月1日にアップした11月4日までの巡りの後の、「11月11日からみた12月3日朝」までみられた「月の巡り」もアップしておくことにします。

 

  これは、最後に12月3日にみて完結しています。天体の専門家ではないので、撮影時間とかまちまちですし、色も撮影の条件や設定で一定していませんが、それを逆に楽しんでいただければうれしいです。

  さて、では今月の惑星です。

  水星:今、朝に金星、木星、水星がいて、快晴だと未明の空で楽しめます。但し、夜更かしの私は1度も起きられていません。水星はどんどんこれから見づらくなるので、見るなら早く!!! 「銀河鉄道の月」のブドリさんが30日早朝に撮った写真を公開してくれているので、ココから見せてもらいましょう!正月は空気がきれいなので、チャンスですよ!双眼鏡を持っている方は、あるといいですね。

  金星:水星は太陽に近いし小さくてみつけづらいですが、金星は今太陽から離れていて、未明の空で結構高いところで肉眼で簡単に見つかるはずです。初日の出を見に行った人が太陽を待ちながら見上げた東空に見つける星は金星ですよ!ちょうどこれから月が未明にしかみつからなくなるので、その時月のそばを見ていると金星が明るくみえるはず。

     1月2日は特に金星とお月様が大接近しますよ(勿論、見かけ上ですが・・・)

  火星:段々遠くなってみづらくなってきていますが、夕方の西空に見えています。9時過ぎには秋の星座を追いかけて沈んでしまいます。

  木星:朝にいます。木星は明るいです。今は金星ほど明るくはありませんが、木星は大きい惑星なので、これも楽々肉眼でみつかるはずです。1月3日4日は木星のそばに月がいるので、月が「木星は、この星だよ」と教えてくれるはずです。

  土星:残念ですが、今は太陽と重なった位置にいて見られません。

  ということで、1月は1月1日~4日は新月前の月を愛でながら、お月様に金星・木星を教えてもらい、その木星よりさらに低いところに小さくひっそりといる水星を見つけてみましょう!

  こんな具合ですよ~

    

 さあ、月も楽しめるので、これからは朝寝坊返上でお月様と惑星を楽しんでみましょう!!! そして、1月6日のために、皆既日食を見た時に買った観察用グラスを探しておかなくては~~~~。 

 では、今年もよろしくお願い致します。   

  

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