何だか最近は気持ちがやや落ち気味。そういう時には、いつも月に力をもらうのだが、梅雨に入り天気が悪く月が見られない日が続いた上に、その間に月が、夜中にしか上って来なくなってしまった。そこで、ここ数日は ついお月様の代わりに、夕食時にお酒を飲んで気持ちをあげていたのだが、昨夜は疲れも手伝って、おもわず眠気に勝てなくなり夕食後にダウン。横になったら数時間寝てしまった。
ちょっと寝て酔いも抜けて、少し本を読んだり、感想をamazonに入れながら夜更かし。ふと気づくと1時半だった。月の出にはまだだが、天気はどうなのだろうと外を覗いてみると・・・土星と明るい木星が、目に飛び込んできた。わぁ~、こんなに綺麗に星が見えるのは久しぶりだ!
これで、決心がついた。月の出1:46。日の出は、4:25ので、うっかり天気がかわったりすれば、明るくなる前の3時半とかでないと三日月は見つけられないかもしれない。寝る準備を整えてから月に逢いにいくことにした。
2時過ぎに東に開けた公園に行ってみた。でも、月はまだいない。南空に木星、そしてその左に土星が可愛く並んでいた。そして、さっきは見えていなかった火星が顔を出していた。
(左から、火星 離れて右端に土星と木星がならぶ)
そして、空を仰ぐと、そこには夏の大三角が広がっていました。そうか、もう夜中は夏の空なんだなぁ~
星のいる夜空はいい。本当に雲ひとつないいい天気に恵まれ、デネブのそばのはくちょう座の星もたくさん写真のなかに映り込んでいた。でも、時間から言って、そろそろもう月が見えてもよさそうだ。
東に開けているところを探せば、月と逢えそうだ。うろうろ建物や木が邪魔しないところを探す。時々、オートバイとか車両が通るが静かな夜だ。大きな音をださないように自転車で移動。
ふと、いつも西空を見に行く駐車場がいいのではないかと思い立って駐車場へ急ぐ。振り返らずにまっすぐ向かって行って、駐車場の奥までいって振り返ると・・・黄色い細い月が温かい笑顔でわたしに微笑んでくれた。
「ここに最初からくれば良かったのかなぁ~。でも、逢えてよかった」
「でも、何だか、線が入っている?そこ電線の中?」そうなのでした。鉄塔があって、電線の張り巡らされている微妙なところにお月様はいたのでした。もっときれいに撮ってあげようと思って移動して撮ると、かえって鉄塔や電線の中に余計に入ってしまうので、諦めました。星たちとも別れを惜しんで帰宅すると、なんといつの間にか、我が家の前でもお月様の顔が撮れるようになっていました。
お月様を追いかけて、寝静まった夜の街をひとりで東へ西へ走ってしまいました。でも、お陰でもやもやしたような嫌な気持ちを月の光が明るくしてくれました。さあ、そして今夜も更けてきましたが、今日はさすがに月の出が2:15。もう待っている訳にはいきません。明日の朝が晴れていて、またお月様に逢えることを願ってねることにします。おやすみなさい。