何て時が経つのが速くなったのでしょう(苦笑)、もうほぼ2023年も半分に近づいています。光陰矢の如し。さて、時が過ぎるのを惜しむより、1日1日を月に見守られながら、しっかりこれからも過ごしていきたいと思います。
まずは、前回の月の巡りを振り返ってみましょう。
前半は快調でしたが、後半の下弦の月の頃から息切れしてしまいましたね。残念。
そして、ダブルお月見の方は、コツをつかんで日付が変わった時の月を撮影することで、だいぶ見られる日数が安定してきました。でも、最近は家の事情で5時起き、6時活動開始が続いているので、無理ができないように。そのため、意図して夜更けに撮影するのは断念しました。それでも、下のように6回ダブルお月見に成功しました。
*「ダブルお月見」とは、1日の中でお月見した月が、1回沈んで地球の裏側の人の空にいったあと、再び東から昇って来た月を見つけてお月見すること。として、勝手に決めて名付けました。mimeiもしくはyonakaと書いた月はこの後1回沈んで、再びyoru夜みる月になります。
さて、では今月の惑星です。いつものように、太陽から近い順にお伝えしていきます。
水星:小さく、太陽にも近い軌道を回る惑星なので、大変見づらいです。現在明け方にいます。月初がチャンスですが、双眼鏡や高倍率のカメラを使わないと見つけづらそうです。
金星:明るいです。間違いようもなく、今、夕方に太陽が沈んだあとの西空に明るい星がひとつ見つかったら金星だと思ってほぼ間違いないです。6月22日の空が国立天文台のサイトにアップされていたので転載してみました。細い月の下に金星、その時、火星も見られるので「間違いないと言われても、本当に見つけられるかな?」と心配な方は、この日に西空を探しましょう。金星と火星と2つの惑星を一挙に見つけられます。
火星:上でもう説明しましたが、6月22日は月と一緒にいるので見つけやすいです。しし座のレグルスも明るく、肉眼で見られるので楽しみましょう。火星は、今、地球から離れているので残念ながら暗いです。肉眼でみつかると思いますが、接近しているときのようには見えません。
木星:今、朝にこれからどんどん見やすくなってきますが、日の出が早いです。太陽の光の中ですぐ見えなくなります。ですので、朝見るには3時?4時?にみないといけない。それって、朝でしょうか(笑)まず、起きてみる人はいないと思います。私は、下図のように、月が近づいて見える6月14日前後に、お月様と一緒にいるお月様はみたいと思っています。
土星:朝にいますが、夜中にみる人は少ないと思いますので、木星と同じで6月10日前後に土星と月が近づいている時、お月様と一緒に土星を楽しみたいと思います。
ということで、早朝の惑星(木星、土星)は14日前後や10日前後に過酷な4時前起きで月と一緒に楽しむ。そして、日々楽しむのは、金星、やや暗いですがそのそばにいる火星。これは、月がそばにいなくても、金星が明るいので すぐ楽しめます。内惑星なので、金星の動きを見守ってみましょう。夏にむかってどんどん沈むのが早くなりますので、金星を楽しむのも7月まで。今の内です!
さあ、今日の月の出は、15:49。夕方暗くなる前にも青空の中に白い月が見られるかも知れないので、晴れていたら探してみましょう。