おとといの20日は雨が降り、夜もまったく月はみられず、昨朝の21日も期待した月と出会うことはできませんでした。
ただ、昨夜は、月に出会えそうな天気になり・・・月の出から、そろそろわが家からも見えてくる位置にきていそう~という時を待ちわびて外に出てみると・・・まだ、上ってきて間もなく電線に引っかかった月が、にこやかに電線の向こう側で私を迎えてくれました。
電線の邪魔が入らないところで写真を撮ろうと、階段を上に昇ってみたり、地上を邪魔者がないことろへと移動を試みたりしてみました。
でも、ウロウロしている内に、結局 月の方が少し動いて、最初の場所に戻ると、きれいな姿を撮らせてくれました。
「お月様、こんばんわ~」。
ところが、そうして月に挨拶を送って写真を撮っていたら、にわかにレンズがボヤケだして「あれっ?!」と思うと、霧? いや靄か?がいつのまにか夜の街を覆っていました。
気象庁によると、水平視程(すいへいしてい=見通せる距離)が1キロメートル未満の場合を「きり」、1キロメートル以上の場合を「もや」と呼ぶらしいですが、靄かな、どちらだろう?
夜霧(靄?)がどこから湧いてきたものか、突然月がぼんやりしたのでレンズから目をあげると、すっかり靄がかかった風景の中に、月が浮かんでいたのでした。こんな光景はあまり見ることがないので、しばらく、ぼ~っと佇んで眺めた後、おやすみなさいと霧に包まれたお月様と分かれました。