いろいろ身辺で心奪われることが多い年の暮れ、そんな中、ピアノに向かう時は、ピアノに集中できるのが何よりのエネルギー源となる私。
特に、前回に先生に頂いた先生アレンジの"Body and Soul"は 黒鍵だらけ、難所だらけの先生のアレンジ。でも、それが逆によい!?
なぜかというと、弾いている間は、なにもかも忘れて音とリズムを間違えないようにひとつのことに打ち込める貴重な時間になるから。
脳の回転速度をあげてゲーム感覚で、曲が求める速さに少しでも追いつけるようにくりかえし、どうにかやっと、先生に何を弾こうとしているかは分かってもらえるところまでに辿りついて、さあレッスンに臨みました。
弾き終わると、先生、聞くだけでも大変だった状態?何から注意していいものか・・・無言(苦笑)。「先生にアレンジを易しくして頂いた譜でしたが、それでも黒鍵との闘いがたいへんでした」と伝えて、最初から再度弾き直し。今度は少しゆっくり目に慎重に。
転調も多いし変化しているから大変でしたね~との先生の同情の言葉と共に、「さっきより、だいぶ良くなりましたね」の言葉をいただきました。
ただ、「3連符がどうも3つの音が均衡に弾けていなくて、最後の音が長くなって、タタターに近くなってしまっていますよ」とのご指摘も。「3つも音を入れなくちゃいけないと、つい気が焦るんですよね」と弁解しつつ、ゆっくりと弾き直してみている内に、だんだん・・・「あ~それです」「いまのなら合っていますよ」と言っていただける回数が増え、3連符の感じを体得(したツモリ・・・)。これが、何回もご指摘を受けても直らないないので、本当に困りものなのです。
弾き直しながらよく譜を見直すと、3連音符がいっぱいのアレンジでした! これは、この3連符をちゃんと弾けるか弾けないかで、曲の感じも違ってくる~確かに、(今のままではまずい!)と気づけました。ということで、次回までに、練習し直してきま~~~す。
ところで、そんな苦労した"Body and Soul"と一緒にもう1曲くらいはレッスンで弾くのに用意してみようと思って探しだした曲は、つい、同じゲーム感覚で弾きたかった曲。しかも、よりによってこれも黒鍵だらけ。メロディーも変化に富んで・・・こちらは、先生のオリジナル曲、”Circle on the Bridge" 。
(よりによって、なんで難曲を選んじゃうのかなぁ~)と自分でも思いつつ、大好きな曲なのに、以前はとても弾けずに諦めて挫折した曲。選曲した理由は先ほどのと同じ。「夢中になれそうだった」からでした。当然ながら、練習してもなかなかうまく弾けず・・・レッスンの日になってしまいました。
つっかえながら滅茶苦茶な弾き方をする生徒に、もまたもや困惑の先生。「リズムが違いますねぇ。休符がカウントが足りない。やはりメトロノームを使って、弾いてみるのがいいですよ~」との感想。実際、カウントはそこそこにして、頭に描いている曲の感じを掴んで勝手に勢いで弾いちゃっていた私。許されませんよね(笑)。
「メトロノームに合わせて弾くの刑」を言い渡されてしまいました。正直、きっちりメトロノームで弾くの、私には向いてないのですけれどぉ~~~。
と言うわけで、今回は2曲の中途半端なドタドタ練習の成果に、先生が言葉を失ってしまうようなレッスンになってしまいましたが、先生は最後に静かに、私に「今度でてきた譜があって。これ弾いてない譜だったかと思いますけれど、いりますか?」と「陽だまりの鳥たち」の譜を見せてくださいました。
私もタイトルは覚えているものの、CDで聞いているからか、弾いた事で覚えているのかうろ覚えで、コピーして頂いちゃいました。譜が見つかったり、イントロやアドリブをあらたに譜にしたりすると、私のことを思い出してくれる先生の優しさ。 才能溢れる先生の誠実でいつも謙虚な姿、素敵だなと思う私です。いつも、ありがとうございます。
不出来な生徒ですが、次回はもう少し頑張ります(たぶん・笑)
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