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郵政民営化法案が否決された。当日たまたまお盆参りから帰りテレビで参院の賛否討論と採決を目の当たりにした。議員が壇上に上がり一人一人票を入れていく姿が映し出され、白票青票がカウントされていた。これまでこんな場面を観たことがない。それだけ大事なシーンだったのだろう。
この採決から二日目の新聞には一斉に世論調査がトップの紙面を飾っていた。解散に対する理解を示す世論が過半数を占め、郵政民営化法案への支持を表明する者が半数近くを占め、反対派を凌いでいるとあった。このところの内閣支持率を調べる世論調査の数字も40数パーセントが小泉政権を支持するとあるのと同様に、本当だろうかと疑いたい。サンプルを操作することなど至極簡単なことだと思えるからだ。おそらくアメリカ大統領選挙でしたのと逆に、自民党支持基盤の多い地域年齢職業などを選別した上での結果ではないかと思う。
どこへ行っても政治に対する意見を聞くようにしているが、この2年ばかりは小泉氏を支持するという人に会ったためしがない。かつての大本営発表とは言わないが、それに近い操作又は捏造があったとしてもおかしくはない。それほどまでに現在の日本のマスコミはおかしい。ニューズウィーク誌の特集にあったとおりだ。
誰のための報道だろうか。何を目的に新聞やテレビがあるのか。私はしばらく前から殆どテレビを観ない。先日もNHKの何かのアンケートに協力してくださいと言って係の人が来たが、テレビを一日に5分も見ないと言ったら結局殆どの項目を該当無しということになってしまい帰って行った。テレビなど観たいとも思わない。なぜなら、明らかに日本国民を愚鈍化するためにあるように思えて仕方ないからだ。ニュースや政治関連番組にしても全く意図的に操作された形跡があると思える。多少の教養番組のみ見る価値があると言えようか。
本題に入ろう。今海外のメディアではこの度の郵政民営化法案の否決をどのように報道しているのかということだ。森田実氏のサイトでは、ウォールストリートジャーナルに「日本の郵政民営化法案は廃案になったがこれは手取りの時期が少し延びたに過ぎない。ほんの少し待てば我々は3兆ドルを手に入れることが出来る」との見方が掲載されているという。さらには、ウォール街は小泉自民党を大勝利させるために日本国民をマインドコントロールするための多額の広告費を投入している、それも日本の在京テレビ局に対してであるとまで書かれている。
また別のサイトによれば、ファイナンシャルタイムズにも同様のことが書かれているとのことだ。何も知らされていないのは当の日本人だけで外人たちはみんなこの度の郵政民営化の意味するところを知り尽くしているということなのだ。国債を何とか買い支えてきた郵貯簡保資金がみんな外へ出て行ってしまい、終いにはなくなってしまうことであろう。戦後60年丸々太らせてあげたのだから少しおいしい肉を切り取って喰わせなさいと言われているのも同然なのだ。みんな私たち日本人庶民の汗の結晶なのに。
私たちは外からの見るもの聞くもの読むものに少なからず影響される。間違いのないものを見て聞き読む必要がある。何が自分にとって必要か、何を正しいと思うか、間違いないと思えるか、その人の一生の間にはかなりの大きな違いが生じることであろう。つまらない番組を見てつまらない時間を過ごしつまらない人生を送ってはならない。つまらない人生を送る国民が多ければ多いほどその国は疲弊する。
私たちは自分の中に入ってくる情報を正に厳選に選別した上で取り入れることが特に今の時代不可欠なことだと思う。余りにも情報過多であり、その内容の質が劣悪である事は周知の事実であるからだ。何が正しいのか、今正にそれを見抜く目を養う必要に私たちは迫られている。
この採決から二日目の新聞には一斉に世論調査がトップの紙面を飾っていた。解散に対する理解を示す世論が過半数を占め、郵政民営化法案への支持を表明する者が半数近くを占め、反対派を凌いでいるとあった。このところの内閣支持率を調べる世論調査の数字も40数パーセントが小泉政権を支持するとあるのと同様に、本当だろうかと疑いたい。サンプルを操作することなど至極簡単なことだと思えるからだ。おそらくアメリカ大統領選挙でしたのと逆に、自民党支持基盤の多い地域年齢職業などを選別した上での結果ではないかと思う。
どこへ行っても政治に対する意見を聞くようにしているが、この2年ばかりは小泉氏を支持するという人に会ったためしがない。かつての大本営発表とは言わないが、それに近い操作又は捏造があったとしてもおかしくはない。それほどまでに現在の日本のマスコミはおかしい。ニューズウィーク誌の特集にあったとおりだ。
誰のための報道だろうか。何を目的に新聞やテレビがあるのか。私はしばらく前から殆どテレビを観ない。先日もNHKの何かのアンケートに協力してくださいと言って係の人が来たが、テレビを一日に5分も見ないと言ったら結局殆どの項目を該当無しということになってしまい帰って行った。テレビなど観たいとも思わない。なぜなら、明らかに日本国民を愚鈍化するためにあるように思えて仕方ないからだ。ニュースや政治関連番組にしても全く意図的に操作された形跡があると思える。多少の教養番組のみ見る価値があると言えようか。
本題に入ろう。今海外のメディアではこの度の郵政民営化法案の否決をどのように報道しているのかということだ。森田実氏のサイトでは、ウォールストリートジャーナルに「日本の郵政民営化法案は廃案になったがこれは手取りの時期が少し延びたに過ぎない。ほんの少し待てば我々は3兆ドルを手に入れることが出来る」との見方が掲載されているという。さらには、ウォール街は小泉自民党を大勝利させるために日本国民をマインドコントロールするための多額の広告費を投入している、それも日本の在京テレビ局に対してであるとまで書かれている。
また別のサイトによれば、ファイナンシャルタイムズにも同様のことが書かれているとのことだ。何も知らされていないのは当の日本人だけで外人たちはみんなこの度の郵政民営化の意味するところを知り尽くしているということなのだ。国債を何とか買い支えてきた郵貯簡保資金がみんな外へ出て行ってしまい、終いにはなくなってしまうことであろう。戦後60年丸々太らせてあげたのだから少しおいしい肉を切り取って喰わせなさいと言われているのも同然なのだ。みんな私たち日本人庶民の汗の結晶なのに。
私たちは外からの見るもの聞くもの読むものに少なからず影響される。間違いのないものを見て聞き読む必要がある。何が自分にとって必要か、何を正しいと思うか、間違いないと思えるか、その人の一生の間にはかなりの大きな違いが生じることであろう。つまらない番組を見てつまらない時間を過ごしつまらない人生を送ってはならない。つまらない人生を送る国民が多ければ多いほどその国は疲弊する。
私たちは自分の中に入ってくる情報を正に厳選に選別した上で取り入れることが特に今の時代不可欠なことだと思う。余りにも情報過多であり、その内容の質が劣悪である事は周知の事実であるからだ。何が正しいのか、今正にそれを見抜く目を養う必要に私たちは迫られている。
ご意見に反対致します。詳細な理由は以下の秀逸なサイトを参照いただけると幸いです。
「郵政民営化で350兆円が米国に奪い取られる」というデマ
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200508121326.html
衆議院解散の意味
http://londonib.exblog.jp/1502871
特定郵便局
http://shinsho.shueisha.co.jp/toranomaki/010821/
350兆円が米国に奪い取られるということのデマは本当にデマかどうか一人一人が確認すべき事だ。長銀が新生銀行になってどうなったか。10億円で買った金融マフィアたちが、一兆円もの再上場益を手にし、その利益を外国に持ち帰る際に所得税も日本の国に落とさせなかったことを私たちは忘れてはならない。
正に禿鷹の如くと表現される者たちの狡猾さを知るべきなのである。私たちは何も本当のことを知らされていない。金融ビックバンでどうなったか。銀行が無くなり、統合され、保険会社も外国勢ばかりの世の中だ。私たちのなけなしの金がどこへ行っているのか。よく考えるべきだ。私たちの金が私たちのために使われているなら、もう少し庶民の暮らしが良くなって然るべきだ。
マスコミの言うことを信用してはならない。かなり危ない時代になりかかっていることを私たちは知るべきだ。小泉政権になってから成立した法案を調べてみるがいい、これから米軍再編に都合の良いものばかりが成立し、国民生活も切りつめざるを得ない過酷なものばかりではないか。
何が真実がきっちり見きわめることが何よりも大切な時代になった。別の意見などとここにわざわざ書き込みをする人の真意は何かを見きわめることも必要だろう。
しかし、先生がこのブログで取り上げられている森田実氏のサイトにあった、ウォールストリートジャーナルの記事は、先にリンクを紹介させていただいたブログにもあるとおり、英語の誤訳によるものである点は指摘しておきたいです。
金融機関で働く私も、日本を愛し、ハゲタカファンドを憎むものです。ところで仕事柄いつも英文で直接ファイナンシャル・タイムズを読んでおりますが、基本的にハゲタカをにおわせるような記事はありませんでした。
そこで先生のように影響力のある方が、「別のサイトによれば、ファイナンシャルタイムズにも同様のことが書かれているとのことだ」という風に論を進めるのはいかがなものかと思う訳です。
具体的に、別のサイトとはどこのことで、ファイナンシャルタイムズのいつの記事にそんなことが書かれているのかを示せないかぎり、それは嘘を垂れ流す行為であり、先生が批判されている日本のマスコミ以下の記事ということにはなりませんか?
大変失礼なことばかりを書き込みましたが、私も先生のブログを楽しみにしているひとりです。350兆円が外資に食べられてしまうとおっしゃいますが、既にその多くの部分を、国内の道路公団という名のハゲタカに食い荒らせれている点は、強調しておきたいです。もう、350兆円の少なからぬ部分は、戻ってきません。
この改革は、とにかく国内のハゲタカによる使い込みを止める効果があります。
ご無沙汰しております。郵政民営化について、いろいろな意見があるようです。
私は郵政問題はそれほど重視しておらず、むしろ民主党がイラクからの自衛隊撤退をマニフェストに明記したことを評価して投票に反映しようと考えています。(他党も主張しているところはありますが、政権交代によってしか実現しないでしょうから)
郵政問題も大切ですが、やはりそれに限らずもっと広く政策論争をして欲しいと願っています。そうでないと、仮に小泉さんの郵政民営化に賛成だとしても、衆議院の任期四年分、白紙委任状を渡すようなことになりかねません。
国民もいつまでも広告代理店の選挙戦略に載せられて、郵政解散だ、刺客だ、ホリエモンだ、(さすがに良識ある自民支持者も呆れてる…と信じたい)といったただ感情を刺激するえさに釣られて右往左往するようでは先が思いやられます。
さて、以上は枕ですが、郵政民営化については、以下のような陰謀論とは言えない反対論もあります。
現行の郵政民営化法案に反対の結論に至りました。
http://felddorf961.cocolog-nifty.com/brog/2005/08/post_36ac.html
郵政民営化法案に反対したからには代案を。
http://felddorf961.cocolog-nifty.com/brog/2005/08/post_0031.html
また、以下のストリーミングビデオでも、反対派の論理をまとまった形で語ってくれています。
VIDEONEWS.COM ゲスト:荒井広幸氏(参院議員)
「私が郵政民営化に反対する 本当の理由」
http://www.videonews.com/
以下、賛成派の方のブログですが、反対派の意見のリンクをまとめている。
http://deztec.jp/design/05/08/14_objection.html
専門用語でサイバーカスケードというそうですが、インターネットではとにかく自分に都合のいい情報を集めようと思えばいくらでも集められる(集める過程で論議に参加できるので、信念強化しつつ情報収集することができる)ので、勢い客観的に俯瞰して問題を考えることがしにくいようです。
僕がいろいろ見たところでの印象では、郵政賛成派も反対派もお互いに「末法思想」に凝り固まっている点ではさして変わらないのではないでしょうか? 優勢に見える「賛成派」のサイトでは「売国民主党になんか国を任せられるか」というパラノイアックな思い込みがものすごい。反対派にもUnknown様の仰るように、外資陰謀論が根底に横たわっている。まぁ、お互いに「証拠」はありますよ。
で、比較的冷静な論客のブログなどを見ると、まぁ、反対派もいるし賛成派もいる。反対する人は法案のあまりの不備、政府答弁のあやふやさを指摘する。賛成派は法案の不備は認めつつ、流れとしての民営化に糸口をつけるためにここは何とかしないと不味いんじゃないか…というくらい。
どちらにせよ、優勢民営化に「賛成、反対か」だけで選挙をするような事態ではないというのが僕の判断です。小泉さんは明らかに国民をミスリードしています。
「戦後60年の膿を出す」というのであれば、とにかく自民党には数年間は野に下っていただくのが一番だと思いますが…。公明党が与党の時期もだいぶ長いので、そのチェックも必要でしょうし。
それはそうと、「全仏(全日本仏教会)」は今回の選挙について何かコメント出しているんでしょうか?いまだに自民党べったりなのか…。
では、お幸せでありますように。
コメント、ありがとうございます。勉強になります。
サイバーカスケードのお話、最近よく耳にするようになり、気になっています。ですが、こうした話は実際はネットの世界に限られている話ではなく、リアルでも人間とは自分に都合の良いような情報を集めるものではないでしょうか。
ところで、垂れ流される森田実氏の誤訳にしても、先生の「あるサイトでは~」のような、ソースの無い、実に怪しいご発言にしても、反対派に都合の良い情報です。もちろん、ご指摘の通り、郵政民営化賛成派にもそうした都合の良い情報操作はあるのだと思います。ソースのない話をとりあげ、おしまいに「何が真実がきっちり見きわめることが何よりも大切な時代になった」とは、人々を指導されるお立場にある方としては、なんとも無責任ではないかと憤る次第です。
さらにマスコミは、はじめから記事のシナリオがあって、インタビューをしてきたりします。私も一度、新聞記者の取材を受けたことがあるのですが、話した内容と、最終的に出来上がった新聞の内容の相違に愕然とした思い出があります。
粘着してしまいましたが、これにて退散します。コメント汚し、大変失礼致しました。お気に召されなければ、どうぞ削除してください。
おっしゃるとおり、様々な情報が錯綜する中、全体を見渡して冷静にものを考えることが必要なのだと思います。
ある一つの表現に異常反応することなく、包括して、将来の展開も踏まえ考えていくことが必要なのでしょう。
それにしてもこんな小さなサイトにまで、まるで検閲のようなコメントが入るとは恐れ入ります。
俳句は 写生
それに
1.正しく見る
2.正しく感じる
3.正しく表現する
これ八正道でないか?
仏教をかじっただけの私ですが
類似すること多しと感じます
どうすれば 透明なめがねで 物事を見れるのか
いかに
修行に尽きるのか
俳句の道と仏の道
観点の違いか?
行き着くところ同じでは?
布施の心では ないのでしょうか?
そんな心で 政治をしてほしいものである
(エキサイトの自動翻訳による)
http://news.ft.com/cms/s/ae844de4-0834-11da-97a6-00000e2511c8.html